トイトレ(トイレトレーニング)【公認心理師】が進め方・始める時期・うまくいくやり方を解説!

トイトレ

子供の成長にともなって始めるトイトレ(トイレトレーニング)トイトレは子供の頑張りとともにママが適切なサポートをすることでうまく進められます。

「トイトレに効果的な声掛けはないのかな?」

「幼稚園入園までにトイトレ完了させたい」

「どうしてもトイトレがうまくいかない…」

この記事では、こんな悩みを持つママに向けて効果的なトイトレの進め方、始める時期やうまくいく方法を解説します。

トイトレを始める時期とは?

トイトレ 計画

トイトレを始めるのに適した時期はその子それぞれ異なります。子供の成長具合をママの目線でよくチェックして、最適な時期に始めてみてください。

多くの子が2歳からトイトレ開始

子供が2歳くらいになると、トイトレを始めるママは多いようです。これには、子供の体のつくりが関係しています。

子供の膀胱は大人のものと違い、まだまだ小さく未熟です。赤ちゃんの頃は膀胱におしっこを溜めておくことができず、おしっこの回数は頻繁。次第に成長し、膀胱におしっこが溜められるようになるのが2歳ごろです。

2歳になるとおしっこをしたいタイミングが自分で分かるようになり、ある程度は我慢できるようになります。子供のおむつをチェックして、おしっことおしっこの間隔が2時間~2時間半ほどあくようになるとトイトレを開始してOKです。おむつの「おしっこサイン」を定期的にチェックすると良いでしょう。

ただし、これは目安なので3歳でおしっこを溜められるようになる子もいますし、1歳台でもトイトレが開始できる子もいます。我が子の最適なタイミングを見極めていきたいですね。

こちらの記事でも2歳ごろのトイトレについてご紹介しています▼

早く始めたらトイトレは早く終わるの?

トイトレを早く済ませるために、生まれた頃から布おむつを使用し1歳にはトイレに座らせる「早めのトイトレ」を実践するママもいますよね。早くから便座を使わせてトイレ自体に慣れておくと、子供がトイレを怖がらなくなるなどトイトレが進めやすいのは事実です。

ただし、いくら早く始めたからといってトイトレがすぐに終わるわけではありません。あくまで「子供のタイミング」でトイトレは完了するので、焦って進める必要はないでしょう。

周りの意見やお友達のトイトレに左右されないよう、ママ自身と子供にちょうど良いペースを見つけてみてくださいね。

トイトレを始めてはいけない時期とは?

2歳ごろに始めると良いとされるトイトレ。トイトレタイミングは子供に合わせるのがベストですが、実はトイトレを始めることにあまりお勧め出来ない時期もあります。

それが

  • 下の子が生まれた時など精神的に不安定な時期
  • 体調不良が続く時期
  • 激しいイヤイヤ期

です。下の子が生まれると多くの子は「赤ちゃん返り」をし、新しい家族を受け入れるまで時間がかかります。トイトレも新しい挑戦ではあるので、子供の情緒が安定するまではトイトレをお休みし心のケアを優先させた方が良いでしょう。

体調不良が続くとそもそも子供自身のコンディションが整っていないために、トイトレを失敗しやすくなってしまいます。失敗ばかりが続くと子供がトイトレに対して苦手意識を持つこともあるため、体調が整ってトイトレに挑戦しやすい時期にやり直ししてみましょう。

激しいイヤイヤ期も同じように、気分の変調によってトイトレが失敗しやすいです。ママもこの時期は育児で大変な思いをするため、親子でお休みする意味を込めてトイトレの回数を減らしたりと、ゆっくりペースで進めていくことをおすすめします。

トイトレタイミングはこちらの記事で詳しくチェックできます▼

「トイトレしない」方法も

「2歳から」「3歳の誕生日を迎えたら」このようにトイトレを始める時期を決めるママは多いですが、実は「トイトレしない」方法もあります。

トイトレはママが促してトイレに連れていくのではなく、最終的には「トイレに行きたい」と子供から言い出す必要があります。トイトレしない方法ではこの「トイレに行きたい」が子供から引き出せるまで、トイトレをやらないでおくのです。

時間はかかりますが、トイトレしない方法は大人も子供もストレスなく続けられます。自然にトイトレを卒業できるため、子供がトイレに苦手意識を持たない点もメリットです。

こちらの記事で詳しいやり方をご紹介しています▼

トイトレうまくいかない…。年齢別の解決法

補助便座 子供

トイトレがうまくいかない…と悩むこともありますよね。年齢別に解決方法を考えてみましょう。

【1歳】トイトレが早すぎたのかも?仕切りなおしてもOK

1歳で始めたトイトレがうまくいかない、失敗が続く…という方はもしかするとトイトレ開始時期が早かったのかもしれません。今一度おしっこの間隔が十分かを確認して、もし子供がトイレに苦手意識を持っているようなら一度仕切りなおすのもひとつの手段です。

「周りが1歳から始めているから」「早く済ませたいから」と1歳からトイトレを進める方もいますが、ご紹介したようにトイトレのベストなタイミングは子供それぞれ異なります。

1歳だと十分時間もあるので、ゆっくり子供のペースを見守ってあげましょう。

こちらの記事ではトイトレスタートまでの準備をご紹介しています▼

【2歳】トイトレに「楽しい印象」を

2歳はイヤイヤ期と重なり、下の子が生まれることも多く、トイトレをするのに難しい時期です。ここでトイレ自体を嫌がったり怖がったりするとその後のトイトレにも影響するので、とにかく「楽しい印象」を子供に教えてあげてください。

普段はトイレにおもちゃを持ち込むことはありませんが、トイトレにルールはありません。おもちゃや子供がワクワクするような明るいポスターなどをトイレに持ち込み、「トイレはすっきりするところ。楽しいところ」と覚えてもらうと良いでしょう。

2歳でもトイトレは完了する子もいれば、しない子もいます。この時期でトイトレ終了できなくても焦らないようにしてくださいね。

こちらの記事ではトイトレ2歳の進め方をご紹介しています▼

【3歳】ごぼうびを用意して子供をワクワクさせる

3歳は幼稚園入園前ということもあり、多くの子がトイトレを始めます。おしっこを我慢する力も少しずつ身についてくる頃なので、トイトレも進めやすいのではないでしょうか。

ただし、この時期のトイトレで注意したいのが「幼稚園に入るまでに頑張らないと」とママが焦ることです。3歳でトイトレ失敗が続いても、ママのせいでも子供のせいでもありません。厳しくトイトレするのではなく、成功したらごほうびシールなどを用意して「どれくらいできたのか」を可視化させましょう。子供にとっても、これまでの成功が目に見えるとワクワクしますよ。

入園前に焦る気持ちは理解できます。しかし、トイトレ完了は子供のタイミングを待つだけなので「〇歳までには完了させる!」と決めない方が良いでしょう。

こちらの記事ではトイトレ3歳の進め方をご紹介しています▼

【4歳】失敗しても当たり前。ゆっくり構えて

トイトレ完了した子も増える4歳。この時期でも失敗すると「トイトレ後退?」と焦るかもしれませんが、トイレに慣れてきはじめた頃なので失敗しても当たり前です。子供のトイトレ失敗にはさまざまな理由があります。

  • おうちを引っ越して新しいトイレ環境に慣れないといけない
  • 幼稚園、保育園のトイレに苦手意識がある
  • 体調が悪くトイレにうまく行けない

トイトレ失敗が続くようなら、子供に優しく「トイレ、どこが嫌なのかな?」と尋ねてみるのも良いかもしれません。子供にとって何がハードルとなっているのか、一緒にその原因と対策を考えてあげたいものです。「もう4歳なのに」と落ち込まず、ゆっくりトイトレを進めていく子供のペースを守ってあげましょう。

ママは注意!トイトレのNGな声掛けとは

2歳のトイトレ

トイトレに効果的な声掛けがある一方で、絶対にやってはいけないこともあります。ここではトイトレのNGな声掛けをまとめました。今一度子供のトイトレ方法を見直してみましょう。

無理やりトイトレを進める

「さあ始めるぞ!」とママのタイミングで始めたトイトレ。それももちろん始め方のひとつですが、いざやってみると子供がトイレを嫌がったりおむつ外しを嫌がったりしますよね。

嫌がるにはもちろん理由があります。その理由を無視して、無理やりトイトレを進めてもその後うまくいきません。

子供と一緒に話し合って、なぜトイトレが嫌なのかを探ってみてください。ポイントは子供の意見を尊重すること。トイトレはどんなにママが頑張っても早く終わるわけではなく、子供のタイミングを待つことが重要です。

トイトレ失敗すると怒る

トイトレを失敗した時、怒ったり叱ったりするのは良くないです。トイトレに夢中になるあまり失敗するとママはがっかりしますよね。叱ってはダメと思っていても、子供がふざけたり繰り返し失敗したりするとイライラすることもあるでしょう。

怒りの感情自体は否定しません。しかし、トイトレ失敗するごとに怒ったり叱ったりすると、子供はトイレ=ママに怒られる場所と覚えてしまい失敗は重なります。

失敗してまたママはイライラし、トイトレ完了は遠のく…。イヤな悪循環が始まってしまいますよね。一度冷静になってトイトレをお休みする、叱らずできたことだけ褒めるようにするなど声掛けにも工夫してみましょう。

こちらの記事でトイトレのイライラを解消する方法をご紹介しています▼

どうして失敗するの?と尋ねる

次に「どうして失敗するの?」と聞くことです。トイトレを失敗した子供の気持ちを考えてみましょう。

  • トイレに絶対に行きたくないのに
  • 失敗したら怒られちゃう、どうしよう?
  • どうやったらトイレできるのか分からない

不安に感じたり混乱したり、子供も失敗を怖く感じてしまいます。そんな中ママから「どうして失敗するの!」「この前も失敗したでしょう!」と叱責されると子供はどうしてよいのか分からず、自信を無くしてしまうばかりです。

失敗してもパンツを交換してお掃除をすればよいだけです。トイトレ失敗で子供に危険が及ぶわけでもありません。まずは失敗した事実を許し受け止めて、ママは子供を安心させてあげましょう。

「拭けばいいだけだから大丈夫だよ」「次はママも一緒に頑張るから、またやってみようね」とプレッシャーを感じさせない声掛けができると良いですね。

こちらにもトイトレがうまくいかない理由をご紹介しています▼

こんな時はどうしたらいい?トイトレお悩みQ&A

トイトレ おむつ

トイトレを進めていくうちに、「こんな時はどうしたらいいの?」と悩むママは多いです。そこで、トイトレのお悩みをQ&Aでまとめました。一つずつチェックしていきましょう。

トイレに行ってくれない、子供がトイレを怖がる…

トイレに行ってくれない、子供がトイレを怖がるのはトイレに対してマイナスなイメージを持っているかもしれません。大人にとっては見慣れたトイレですが、子供はトイトレが始まってようやく行く場所です。

トイトレ前に「トイレットペーパーで遊んで欲しくないから」「危ないから」とトイレに連れて入る機会がないというご家庭では、子供がトイレそのものに慣れていないかもしれません。子供用の便座やステップを用意し、できる限り子供にとって使いやすい場所に変えましょう。

おもちゃやカレンダー、ポスターなどで飾ってもかまいません。子供の目線になると意外とトイレの汚れは目立つので、清潔にお掃除するのもポイントです。最初からトイトレするのではなく、まずはママと一緒にトイレに行くことから始めても良いかもしれませんね。

こちらの記事では保育園でどうトイトレを始めるのかをご紹介しています▼

トイトレに効果的な声掛けとは?

トイトレに効果的な声掛けは、子供によって異なります。我が家の場合ですがトイトレのやる気は「ママからお願いされる」のではなく「ママのお世話をする」アプローチで引き出すことができました。

「ママ、トイレに行きたくなっちゃった。どうしたらいい?」と子供に尋ね、「トイレに行くんだよ!」と教えてもらいます。トイトレをママに教えることでやり方を把握できたようで、その後はスムーズにトイトレが進みました。

その他にも「ママが付いていこうか?」「もしトイレに行ったらママは大好きなお歌を歌ってあげる!」など、子供がワクワクする声かけは効果的ですよね。普段一緒に過ごす中で、

  • 褒めるとうまくいく
  • ゲーム感覚でやるとうまくいく
  • ごほうびが嬉しいみたい

など子供に合わせた声掛けは何かを探してみてください。

トイトレ失敗した時、なんて声を掛けたらいい?

トイトレを失敗してしまったとき、まずは子供の気持ちを安心させてあげましょう。どんなにしっかりした子でもトイトレの失敗は少なからず起こります。失敗して当たり前、失敗は成功のもととママは堂々と構えてくださいね。

  • 「拭けばいいだけだから、大丈夫だよ」
  • 「でもトイレに行けたよね、ママに教えてくれてありがとう」
  • 「おしっこが出る感じが分かったかな?」

何度失敗しても、叱ったり怒ったりするのはNGです。「大丈夫だよ」と子供を安心させて、失敗は無視しできたポイントだけ褒めましょう。例え失敗しても、トイレに行きたいと子供は教えてくれたのではないでしょうか?トイレに行けただけでも大成功です。

また「おしっこ出る前はむずむずするよね。その感じが分かったかな?」と尋ねてみるのもOK。もし子供が分からないと答えても、「失敗した分だけ子供にとっても意味がある」と思い直すことができます。

失敗した時のママの心構えはこちらの記事でご紹介しています▼

パンツを嫌がる!どうしてもはいてくれない

パンツを嫌がり、どうしてもはいてくれない…。トイトレを進める以前の問題ですよね。最近のおむつは性能も上がり、サイズ展開も豊富でおしっこがある程度溜まったとしても不快感がないようにできています。その分、肌ざわりが慣れないパンツを怖がる子もいるでしょう。

まずは、いきなりパンツにするのではなく「トレーニングパンツ」などトイトレ専用のおむつに切り替えます。トレーニングパンツは濡れる感覚が分かりやすいようにできているので、子供の「トイレに行きたい」を引き出してくれるかもしれません。

またパンツを嫌がるのなら子供にパンツを選んでもらうのもおすすめです。好きな柄やキャラクターのお姉さん・お兄さんパンツならトイトレもやる気が出そうですよね。子供も「自分で選んだもの」という特別感を気に入ってくれるかもしれません。

うんちだけができないor男の子のおしっこがうまくいかない

おしっこはできるようになったけれど…、うんちだけは成功しないと悩むママも多いです。おしっこは「出そうになる感覚」が掴みやすいのですがうんちはそうでもなく、また失敗が重なると便秘気味になってしまうなど問題も起こります。

子供の体は小さいので、うんちがしっかり踏ん張れる状況かどうかを見直しましょう。子供のサイズに合わせた便座でおしりが落ちないようにする、ステップを用意して両足に力が入るようにするなど工夫するとうまくいきやすいかもしれません。

男の子のおしっこがうまくいかないのは、もしかすると姿勢を見直す必要があるのかも。座っておしっこする方も増えていますが、多くの小学校や保育園・幼稚園では男性用便座を導入しているためおうちでも立っておしっこさせると成功しやすいです。

「男の子のトイトレはよくわからないかも…」と疑問に思うママもいますよね。そんな時はパパやおじいちゃんなどに手伝ってもらい、男の子用トイレに連れていくと良いかもしれません。男の子のママの中には「パパと一緒にトイレに行くのが嬉しくて、トイトレが進むようになった」と感じる方もいます。

トイトレをお休みしたい。トイトレは後退する?

激しいイヤイヤ期体調不良、下の子が生まれて環境が変化したなど、トイトレをお休みしなくてはならない時もあるかもしれません。トイトレを進めていると親子関係が悪くなるので、ちょっとの間休憩したいというのももちろんOK。トイトレは基本的に長期戦なので、ママも子供も負担を少なく続けたいものです。

トイトレをお休みしても、数か月程度なら後退しません。再開したときは少しトイトレの失敗が続いてしまうかもしれませんが、すぐに慣れてくるでしょう。

また、トイトレ完了した後でも環境や子供の気持ち次第で失敗することもあります。考えてみると分かりますが、トイレに行くようになってたった数か月の子です。失敗することがあるのも当たり前ですよね。おねしょなどは特にぐっすり眠る子だと小学生になっても続いてしまうこともあります。

ただ、これはトイトレの後退とは呼べません。必ず失敗の数だけ次第にトイレの感覚にも慣れていくため、気長に子供を見守るようにしましょう。

トイトレ後退についてこちらの記事でもご紹介しています▼

トイトレ中のお出かけについて

親子 笑顔で

トイトレ中に困るのが

  • 荷物が増えてお出かけが億劫
  • 外出中に失敗したらどうしよう?
  • トイトレが止まってしまわないかな?

といったお出かけにまつわるものです。どうしても避けられない宿泊などがあると、「お出かけしていいのかな?」と悩みますよね。

トイトレ中のお出かけはポイントを押さえておくと、スムーズに進められます。ここからはトイトレ中のお出かけについて解説します。

トイトレお出かけは準備を万端に!

まずはトイトレ中のお出かけに必要なものをリストアップし、準備を整えましょう。

  • 替えのおむつ
  • 替えのパンツ
  • 失敗したときの肌着、お洋服
  • ウェットティッシュ、タオルなど
  • 匂いをカットしてくれる汚れものを入れる袋
  • 必要なら簡易子供用便座など

荷物は少し増えてしまいますが、そなえておけばお出かけも安心です。

トイトレ中の場合は無理にお出かけのときもトイトレを続ける必要はなく、「外出のときくらいトイトレをお休みしたい」とおむつに切り替えるママも多いです。先ほどご紹介したように、少しの間お休みしてもトイトレ後退はさほど影響がないので、思い切ってお休み期間を設けてもよいかもしれません。

あらかじめ行ける場所をピックアップする

トイトレ中で焦るのが、「失敗した時に着替える場所がない!」「子供が行きやすい設備の整ったトイレがない」という点です。大きなショッピングモールや子供向けの施設、設備の揃った公園では子供用のトイレも併設されているので、あらかじめ調べておくと良いでしょう

反対に海や山などレジャー施設では、トイレを探すのも困難です。もしお出かけ中に子供がトイレを嫌がり失敗したとしても、責めてはいけません。こちらも雰囲気が悪くなるようなら、パンツにおしっこライナーを使ったりトイトレパンツにはきかえたりと、あらかじめ対策しておくと安心ですね。

お出かけ中だから成功することも

お出かけは家族みんな一緒で楽しいもの。そんな雰囲気が高まった場面では、実はトイトレ成功することもあります。トイトレの成功体験には「パパと一緒にショッピングモールの男性専用トイレに行ったら成功した」といった意見も見られました。

お出かけだからこそ、トイトレを成功させるチャンスかもしれません。また、一度お出かけでトイレに行けると子供にとっても自信につながり、次の成功に結び付くかもしれませんよね。「お出かけだから」と過度に失敗を恐れるのではなく、思い切ってチャレンジしてみるのもおすすめです。

お出かけ中のトイトレについて、こちらの記事でも詳しくご紹介しています▼

トイトレが辛い…。ママの気持ちの切り替え方とは?

トイトレはいつかは終わるもの。ですが、トイトレを頑張っている最中のママは「毎日イライラしてしまう」と苦しい日々を送っているかもしれません。

そこで、トイトレ中のママの気持ちを切り替える3つの方法をご紹介します。

仕切りなおす

まずは仕切りなおすこと。周りが2歳からトイトレを始めたから、おじいちゃんやおばあちゃんに言われたからと、無理やりトイトレを始めていないでしょうか。失敗が続くとトイトレ成功までの道のりは長くなり、子供にとっても「できないこと」が続くと悪い状況になります。

そんな時はタイミングを見直し、一度仕切りなおすのも良いでしょう。2歳から始めたとしても、トイトレ完了は4歳までかかることもあります。一方で3歳で始めて1か月で完了する子もいます。

トイトレをやり直すのはママの怠惰でも子供ができないからでもなんでもなく、ただタイミングを見直すだけです。その分次のチャレンジはうまくいくかもしれません。

トイトレのサポートアイテムを使う

トイトレをサポートしてくれる

  • 補助便座やステップ
  • トイトレパンツ
  • 夜間用のおむつ

などは活用しているでしょうか?トイトレを早く終わらせたいから、「いきなりパンツにする。おむつは捨てる」と決意する方もいますが、子供の進み具合によってはサポートアイテムは効果的です。

ママの気持ちの余裕がなくなる前に、大変さを感じたら便利なグッズに頼りましょう。トイトレパンツにしたからといっておむつ外しが遅くなるわけではありません。おねしょに困ったら、夜間だけはおむつに変えてもOKです。

「トイトレお休みの日」を作る

最後にトイトレお休みの日を作ることです。生まれてからずっとおむつを付けていた子供にとって、ある日突然「トイレでおしっこをしてね」とお願いするのは大変なこと。慣れなくて当たり前ですし、失敗も当然です。

ただし、トイトレはママのケアやサポートが必須となり、付き合う大人の方が疲れてしまいますよね。ママ自身も体調不良や気分が優れないこともあるでしょう。トイトレお休みの日は、そんな大変な時期に一呼吸おける良い機会です。

その日だけはトイトレを忘れて、子供とお出かけしてみるのも良いかもしれません。トイトレは長期戦。ですが、いつかは必ずトイトレ完了できる日はやってきます。途中で煮詰まらないように、適度に気楽に構えて親子で頑張ってみてください。

まとめ

トイトレとは「大変」「イライラする」というネガティブな印象を抱く方も多いです。しかし、やり方や進め方のコツを掴めば怖いものではありません。

トイトレが完了すると、育児も一段と楽になります。子供もトイレを覚えることで、できることや行動範囲がより広がるでしょう。

トイトレはいつか必ず成功します。ママは子供のトイトレ完了のタイミングを待ち、信じて見守ってあげてくださいね。

【参考】

進まないトイトレにイライラ!うまくいかないときの4つのコツ。NG声掛け例も | kosodate LIFE(子育てライフ)

トイレトレーニングのNGワード|おむつの「GOO.N(グ〜ン)」

3歳のトイレトレーニング方法~声かけや進め方~|こどもちゃれんじ子育てコラム|ベネッセコーポレーション

ABOUT US
【監修】久保田 由華久保田 由華
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。7000ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。