トイトレいつから始めるのが良い?トイトレ始め方や進める方法について解説

周りのママたちからトイトレを始めたという声を耳にすれば、そろそろ家も始めようかと考える人もいるでしょう。

では実際に、トイトレはいつから始めると良いのでしょうか。いざ始めるにも、どのタイミングで始めるのが適切なのか、始める目安や時期について知りたいところですね。

そこでこの記事では、トイトレを始めるのはいつからが良いのか、時期や始める目安、トイトレの始め方やスムーズに進める方法についてお伝えします。親子で無理なく、トイトレを進めていきましょう。

トイトレを始めるのはいつから?

トイトレは子供の成長に合わせて、適切な時期に始めると良いです。では、トイトレを始める適切な時期はいつなのでしょうか。詳しく見ていきます。

開始時期の平均は2歳代

子供が2歳くらいになると、トイトレを始める人が少なくありません。実際トイトレの開始時期は、2歳後半から3歳くらいが適当だとされています。子供の体の発達と関係があり、トイトレを始めるには、膀胱におしっこが貯められるようになっている必要があるのです。

2歳くらいになると、おしっこをしたいタイミングが自分でわかり、ある程度おしっこが我慢できるようになります。つまり、子供の体が順調に発達して、トイトレを始めるための条件が整うのがちょうど2歳くらいなのです。

また保育園に通っているなら、保育園と合わせてトイトレを開始しても良いでしょう。幼稚園の場合は、「トイレが一人でできること」と定めているところも少なくありません。入園前までにトイトレ卒業を目指しても良いでしょう。

個々の体の発達に合わせること

多くの子供が2歳くらいからトイトレを始めますが、体の発達には個人差があります。もう少し早くに始められる場合もありますし、逆に体の発達がゆっくりで、開始時期になっても条件が整わず、トイトレを始められない場合もあります。

子供の発達の状況に合わせて、焦らずに適切な時期を待って、見守ることも必要です。大切なのは一人一人に合わせた時期を見定めることでしょう。

始めるなら春から夏の暖かい時期

トイトレを始めるなら、暖かくなる春から夏の時期がオススメです。寒い時期だと、おしっこを我慢しづらく、失敗が増えてしまい、うまくいかない場合もあります。

暖かい時期ならば、膀胱に貯めやすく、トイレの回数も減って、チャレンジしやすいです。また汚れ物が出た場合も、早く乾きやすく、世話が楽なことも理由の一つです。

トイトレを開始するなら、暖かくなる春や夏からスタートすると良いでしょう。

トイトレを始める目安は?

トイトレ

トイトレは、どのタイミングで始めると良いのでしょうか。

トイトレを始める際に目安となるポイントが3つあります。
当てはまっていれば、トイトレを始める準備はOKです。時期を見計らって開始しましょう。

一人歩きができる

成長に伴い脳が発達してくると、上手に一人歩きができるようになります。おしっこが膀胱に貯められるようになってくるのも、この時期です。運動能力も発達してくるため、思ったことを行動に移すことができるようになってきます。

トイトレは、トイレに行って用を足すという一連の動作ができることを目指すものです。一人歩きができることは、トイトレ開始の目安となるポイントの一つとなります。

言葉の理解と意思表示ができる

トイトレをスムーズに行うためには、コミュニケーションで意思疎通ができることが不可欠です。

  • 子供が自分の意思や気持ちを伝えられること
  • 大人の質問や指示を理解できること

がポイントです。

2歳頃だと、「ちっち 出た」など単語を羅列した二語文が話せるようになります。2語文が出て、コミュニケーションがある程度取れれば、トイトレを始められる前段階をクリアしたと言えるでしょう。

2時間以上間隔が空いている

子供の昼間のおしっこの間隔をチェックしてみてください。ある程度膀胱におしっこが貯められるようになると、おしっこの間隔が2時間以上空けられるようになってきます。

おしっこの間隔が2時間以上空いていることが、トイトレを始める上で最も重要なポイントです。

トイトレの始め方と進め方

トイトレ

ではトイトレを始めていくには、具体的にどのようにしていったら良いのでしょうか。トイトレをどのように始め鱈良いのか、スムーズに進めていく方法について、見ていきましょう。

まずはトイレの意識付け

トイトレを始める前に、子供にトイレの意識付けを行うことからやっていきましょう。

トイレがどういう場所なのか。うんちやおしっこの言葉の意味やトイレに行くことについて、絵本やオモチャを使って、子供に興味を持ってもらうのです。おうちの人がトイレに行くのを見せても良いですし、ペットのトイレの様子を見せても良いでしょう。

次にトイレに誘う

トイレに興味を持ってもらえたら、次はトイレに誘います。子供がトイレを嫌がらないように明るく清潔感のある状態にしておくのもポイントです。好きなキャラクターのグッズを置いたり、シールやポスターを貼ったり、子供にとって楽しい空間にする工夫をしましょう。

トイレに入り、補助便座やおまるに座れたらOKです。この段階では、トイレに慣れてもらうのが先決になります。もしも嫌がったら、もう一度戻って意識付けから始めましょう。

トレーニング用パンツにトライ

おしっこがある程度できるようになってきたら、トレーニング用パンツを履かせましょう。トレーニング用パンツは、パンツが濡れた感覚が分かりやすい仕様になっています。

はじめはパンツを濡らすとお子さんは嫌な感覚を覚えます。そのため、おしっこを自覚しやすくなり、自然とトイレに行くタイミングが掴んで、濡らす頻度も減っていきます。

トイトレをうまく進めるポイント

トイトレ パンツ

トイトレを進めていく上で、親子で前向きに続けていくことが大切になります。トイトレを進めていく上で、子供への対応で気を付けるポイントについて見ていきます。

たとえ失敗しても叱らない

トイトレをしていると、失敗が続いたり、今までできたことができなくなったりすることがあるでしょう。つい叱ってしまうかもしれません。しかし、失敗を叱ったとしても、トイレができるようになるわけではありません。

親が子供に対して、イライラしてきつく叱ってしまうと、失敗を繰り返す悪循環に陥りやすくなります。子供に詰問したとしても、子供はその答えをまだ見つけられないのです。叱られ続けられると、トイレトレ自体が嫌になってしまう可能性もあります。

万が一、自分に余裕がないなと感じたら、トイトレの中止もやむを得ないです。無理に進めることは良い結果を生みません。

焦らないで子供のペースに合わせる

トイトレの進み具合は、個人差が大きいものです。つい周りとの比較で、遅れていると焦りも出ます。トイトレの進捗状況が周りよりスローペースでも、子供の現状をよく見て、進めていきましょう。

トイトレを早く始めたからといって、オムツは早く外れません。周りの様子に焦ってペースを乱さずに、子供に合わせていきましょう。

上手くできれば褒める

場合によってトイトレは、なかなか終わりが見えないこともあります。だからこそ、親子で前向きに取り組むためにも、成功したらたくさん褒めてあげましょう。子供はやる気が出ますし、親も達成感が沸きます。

トイトレは段階毎に「できた」という褒めポイントがあります。できたことに目を向けていくことが、オムツ外しを成功させる秘訣です。褒めポイントを逃さないで、積極的に褒めていきましょう。

まとめ

トイトレを始める大きな目安は3つです。

  • 一人歩きができること
  • 言葉の理解と意思表示ができること
  • おしっこの間隔が2時間以上空いていること

子供の体の発達には個人差があります。一般的にトイトレの開始時期は2歳後半くらいとされていますが、子供の様子を見ながら、成長に合わせて始めるようにしましょう。
トイトレをする上でのポイントです。

  • 叱らない
  • 焦らない
  • 褒める

トイトレは戻ったり、進んだりしながらの過程を踏みます。時に辛く感じることや落ち込んでしまうこともあるかもしれません。それでも親子で前向きに取り組み、無理のないペースで進めるようにすると良いです。日々の小さな成功体験を積んでいき、励ましながらやっていきましょう。

ABOUT US
【監修】 公認心理師YUKA久保田 由華
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。7000ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。