コロナストレス ママのストレスをコントロールする5つの方法

新型コロナウイルスの影響で、ライフスタイルの変化が必須となり、もう1年半ほどが経過しました。

この1年半の生活の中で慣れてきたこともあれば、長く続く「自粛生活」に疲れを感じている人、精神的な疲れが色濃くなっている人も多々います。

こちらでは、そんな方にも取り入れていけるストレスコーピングについてお伝えします。

ストレスをコントロールする方法

新型コロナ流行前にしていた趣味や楽しみが出来なくなり、ストレス発散がしにくくなったことでストレスを抱えがちなことから、精神的に疲れてしまっている方もたくさんいます。

先行きが不透明だと、「いついつまで頑張ろう」などという時間的目処も持ちにくいので、日々の生活でストレスコントロールをしていくことを特に大切にしたいものです。

それでは、具体的にどのようなことができるのか、ご紹介します。

1.生活リズムを保つこと

ストレスが溜まってくると、子どもの寝た後にドラマや映画を観たり、晩酌をしたり、情報収集のためにインターネットサーフィンをしたり…
気づくと就寝時間を大幅に過ぎている!
なんてこともあると思います。

ストレス発散のための「癒し」となる活動も大切ですが、基本は生活リズムを保つことが人間の体調を整える上で大切です。

出来るだけ決まった時間に起きて、食べて、寝る。
まずはこのベースを維持することを心がけましょう。

睡眠の乱れは、自律神経の乱れに繋がりやすいです。

たまに夜更かししてしまうことがあっても、次の日は決まった時間に朝日をしっかり浴びて、人間の身体の中にある体内時計サーカディアンリズムを整えてあげることも効果的です

2.たくさん話をしましょう

外出や集まりが制限されているなか、日中は子どもと二人きり、というママも多いかと思います。

子ども相手だと、話す内容やトピックが限られてしまいます。
旦那さんが帰宅してから、もしくはお子さんが寝た後にご両親やお友だちなどに電話・LINEなどで信頼できる大人とコミュニケーションをとることはとても大切です

不安やマイナスの考えは、自分の中だけで抱えていると堂々巡りをして、その度合いが強くなってしまうこともあります。

言葉にして誰かに伝えるということをするだけで、自分の考えや気持ちを冷静にとらえることが出来、その考えが極端になってしまうことを防ぐことも出来ます。

また、話をすることで、客観的な視点からの意見を聞くことが出来ることも大切です。

talk on the phone

3.ストレス発散をしましょう

生活リズムを保つことも大切ですが、やはりストレスがたまった時にはストレス発散!

あなたはどんなストレス発散方法を持っていますか?

  • 読書
  • 映画鑑賞
  • 半身浴
  • ヨガ
  • 瞑想
  • お料理
  • お菓子作り
  • ガーデニング

これらはお家で出来そうですね。

  • ジョギング
  • テニスなどのスポーツ
  • ショッピング
  • マッサージ
  • 旅行
  • 友達と飲みに行く

これらは時間の調整など必要ですが、ご家族の協力があれば思いっきりストレスを発散出来そうですね。

ストレス発散方法については、一つだけではなく、大小手軽さ様々に、なるべくたくさんのバリエーションがあると良いです

スポーツ大好きな方であっても身体を故障していて出来なかったり、お天気に左右されて出来なかったりしますので、他の手段があると、色々と組み合わせ出来ますからね。

4.リフレーミング

「リフレーミング」とは「言い換え」のことです。

例えば、感染症対策のため、普段通っている習い事がお休みになったとします。

その状況を「新型コロナウイルスのせいで習い事がキャンセルされて家にいなくてはいけない」と捉えると、なんだか嫌な気持ちになりますね。

それをポジティブにどのように言い換えられるでしょうか。
「いつも外出で慌ただしいけれど、コロナの影響で自宅にいる時間がたくさん。(この機会に、子どもと一緒に時間をかけてお料理をして、食育に繋げよう!)」と捉えるとどうでしょう?

家にいるからこそ出来る、普段と違ったワクワクが出てきそうですね。

3歳お手伝い料理

5.正しい情報を確認する

インターネットをただみていると、それはそれは膨大な情報が溢れています。
そして、SNSなど、個人が気軽に投稿できるツールに関しては、個人の様々な意見が見えるメリットの反面、その情報の真偽・正確さには疑問が残ります。

趣味で色々と知りたいことはいいですが、正確な情報を入手したい時には、できる情報機関からの発信を確認しましょう。

コロナに関しては、厚労省などの情報もありますが、私はこちらがわかりやすいと思います。

東京都の情報です。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

日本心理臨床学会「新型コロナウィルス対応に関する情報」https://www.ajcp.info/heart311/

まとめ

ママもこれだけの状況が長期間続けばストレスを感じるのも当然です。
ママのストレスは子どもの生活や成長に影響を及ぼしやすいものですので、ママ自身のためにも、そしてお子さんのためにもこのストレスを上手く発散していってあげたいですね。

ABOUT US
久保田 由華心の相談室 こころラボ 代表
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。7000ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。