緊急事態宣言が再度1都3県に発令されました。既に一度経験をしているとはいえ、やはり外出することや生活面での変化に不安を感じる方もいるでしょう。
こちらの記事では、自宅時間が多くなる時に幼少期の子どもを育てるママが気を付けておきたいポイントについてお伝えします。
自宅時間が長い時に子育てママが意識したい3つのこと
子どもが風邪をひいた、発熱がある、などという子どもの体調不良で保育園や幼稚園をお休みして自宅にいるようなケースと、園が長期休み、もしくは他の何らかの理由で自宅にいる時間が長いようなケースでは少し対応が違ってきます。
もし、お子さん自身が体調不良を抱える場合には、お子さんの療養が第一。必要に応じて小児科などを受診して、医師に日中の過ごし方などのアドバイスをえてくださいね。
こちらでは、お子さんは元気だけれども、自宅にいるようなケースのお子さんと過ごすときのポイントについてお伝えします。
生活リズムを維持する(乱さない)
生活リズムというのはなるべく一定に保つことが子どもの心身の健全な成長のためにとても大切なことです。
平日は比較的規則正しい生活をしているご家庭でも、週末や長期休みなどに入ると就寝時間が遅くなる、起床時間が遅くなる、ご飯の時間がバラバラになるといった生活リズムの乱れが出ることがよくあります。
平日、朝早く起きなければいけないお子さんに対しいて
「週末くらいゆっくり寝かしてあげたい」
という親心で起床時間を普段より遅くしているかもしれませんが、それはかえって子どもの生活の乱れ、子ども自身の情緒の乱れと繋がる危険性があります。
年齢によって/子どもによって、必要な睡眠時間などは異なりますが、子どもの必要な睡眠時間の確保は「寝る時間を早める」ことで行うようにしましょう。
外出したり、いつもと違う活動をしていると、食事の時間がどうしてもいつもとズレてしまうことはあると思いますが、例外の日をたまに作ることは問題ありませんが、「基本的な食事の時間」というものを家庭にいる間は意識をするようにしましょう。
人間の身体は、体内時計で自然と目を覚ましたり、お腹が空いたりなるようになっていますが、生活リズムが乱れると(寝る時間がバラバラであったり、食事の時間がバラバラだと)この体内時計も狂ってしまい、身体が体調を整えにくくなってしまいます。
心身の健康のためには、まず第一に生活リズムを整えることを意識していきましょう。
運動を取り入れる
自宅時間が長くなると、ついつい不足しまいがちなのが身体を思いっきり動かす運動です。子どもの健やかな成長のために、どのように運動を取り入れられるか考えて工夫をしましょう。
子どもは成長と共に、様々な刺激を求めるようになります。そして、子どもの興味関心があることというのは、常に変わっていきます。今、お子さんが一番好きなことは何ですか?お子さんが興味関心があることをタイムリーに体験させてあげることが、お子さんのそのことに関するスキルや知能を高めてあげることになります。そして、バランスよく様々な体験をさせてあげることが子どもの未来を豊にします。
手先を使った遊びに関しては、こちらの記事もさんこうにしてくださいね。
外が寒くなると、寒くて風邪をひいたら困ると外遊びをひかえたり、雨が降っていると濡れてしまうからと外出を控えるママがいます。
もちろん、そういった大人の判断が大切なこともありますが、子どもはたくましく、大人では気が付けないようなことに楽しさを見つけ出します。雨の日に傘をさしてお散歩というのは少しママにとっては大変なことかもしれませんが、子どもはレインコートと長靴でのお散歩が大好きです。
シトシト降る雨の中、いつもと違う風景を楽しんだり、水たまりに落ちる雨の様子を観察したり。ママにとっては少し面倒くさい雨の中のお散歩でも、子どもにとってはそこには素敵な冒険が待っています。
他の子どもとの接触を避けたい場合は、早朝の公園で遊ばせるなどの工夫が出来るかもしれません。「公園」というと、子ども用の遊具のある公園が一番に思いつくかもしれませんが、未就園児のような小さいお子さんにとって、ちょっとした石が少しあるような小さい憩いの場のようなスペースでも興味深いものを見つけられるでしょう。道端に生えている草花の名前を図鑑で調べたり、外遊びの仕方は多様です。
どうしても外遊びが出来ない時は
- ダイニングチェアを並べて長いトンネルを作って、子どもがハイハイをしてトンネルを抜ける
- お布団で小さな山を作って、それを乗り越える
- 布団圧縮袋の中に膨らませた風船をたくさん入れて袋を圧縮すると、トランポリンのようなお手製遊具で遊ぶ
など、家にあるものを上手く使って運動を取り入れることが出来ます。
どんな工夫が出来るのか、ぜひママやパパの想像力・創造力を鍛えてくださいね!
ママの心の健康に目を向ける
子育てママは、意識をしないと自分のことよりも子どものことを優先してしまいがちです。だからこそ、ママ自身の心の健康に目を向けて、ママがストレスを抱え込み過ぎないように、ストレスが爆発しないように早めに早目に小さな「ガス抜き」をしてあげることが大切です。
人間は、ストレスが大きくなると自分らしい言動や考え方が出来なくなってしまいます。辛い、と感じてから何かをしようとしても、その時には冷静な判断がしづらくなっていますし、さらにエネルギーが低い状態で出来ることは限られてしまいます。
大切なことは、「辛い」となる前に、自分の状態を把握して、辛くならないようにすることです。
ママがとらわれているもの
自宅にいる時間が長くなると、子どもとママとだけの時間が長くなり、大人のとの会話時間不足になるママもいます。子どもが幼く、常に一緒にいないといけないということが心の負担に感じるようになるママもいます。一人時間がほとんどなくなり、自分一人でただのんびりしたい、と思うママもいます。
母親になると、女性は「母」であることばかりが重要視され、「女性」であることや「一人の人間」であることがおろそかになりがちです。これは、社会的に母親に対する偏見や価値観が影響しているかもしれません。
- 母親にとって子どもは何よりも大切
- 母親は子どもといる時間が幸せ
- 母親は自分を犠牲にしてでも子どもを守るべき
こんな価値観に知らず知らずのうちに心の束縛を受けているかもしれません。
私も一人の母として、確かに子どもは可愛いですし、何よりも大切で、非常時には自らを犠牲にしてでも守りたいと思います。しかし、それと毎日の生活において、常に自分を犠牲にして子ども優先させるということは違います。
母親だって、一人の人間としての欲求があって当然。夜は(夜泣きに邪魔されずに)朝まで寝たいですし、子どもにはまだ与えたくないチョコレートの美味しいケーキだって食べたくなります。
これらの欲求を無視し続けると、ママの心にはたくさんのストレスが溜まってしまいます。まずはママ自身の心の状態に気づき、欲求に気づき、満たしてあげられるものから満たしてあげる。それが出来ない時には別の方法でもストレスを発散させてあげることが大切です。
ママのプチストレス発散
- 深呼吸
- お茶を飲む
- 外の空気を吸う
- お散歩
- トイレにこもる!
- こっそりプチ高級スウィーツを食べる
- 瞑想
- 1人でのんびりお風呂タイム
- 好きな香りをかぐ
- トイレ掃除
- 車の中でカラオケ大会
- 深夜の映画鑑賞
- ドラマを観て思いっきり泣く
- マッサージ
- 好きなスポーツをする
- 読書
その他たくさんあると思います。自分なりのストレス発散方法を100個目標にリストを作ってくださいね。
まとめ
自宅にいる時間が長くなると、身体や心の成長に影響が出てしまうことがあります。こちらにご紹介した内容を頭の中に入れて、ちょっと意識をするだけで、子どももママも心の健康度はずいぶんと変わってきます。
小さな心がけがお子さんとあなたの健康を守ります。ぜひ、これらの心がけ、大切にして心身ともに健康に生活しましょうね。