お手伝いは早い子だと1歳ごろから「自分でやりたい!」「ママの真似がしたい!」と興味を持ち始めます。その子供のやる気は大切にしたいですよね。ですが、1歳さんでもおまかせできるお手伝いはあるのでしょうか?
今回は1歳から始めるお手伝いについて詳しく解説します。そもそもお手伝いは何歳から始めたらよいのか、1歳ごろの小さな子にお願いできるお手伝いは何があるのか、これからお手伝いをお願いしようと思っているママはぜひ参考にしてみてくださいね。
お手伝いは何歳からできる?
結論からいうとお手伝いは何歳からでもお願いして構いません。小さな頃から始めるとお手伝いが身につきやすく、子供にとっても「自分でできた」と成功体験を重ねることができます。
まずは何歳からお手伝いをするとよいのか、見ていきましょう。
家事に興味を持ち始めたらお手伝いさせてOK
キッチンでママがお料理を作っていたらその姿を見たがったり、洗濯物の片付けを「やりたい!」と言い始めたりしたら、子供が家事に興味を持っているサインです。子供のやりたいという気持ちは大事にしたいので、できることからお手伝いさせていくとよいでしょう。
ですがお手伝いを小さな子に教えるのは大変です。月齢や年齢、そして子どもの理解度に合わせた子供がすぐに出来そうなお手伝いから始めるとスムーズですよ。
最初は簡単なお手伝いから
お手伝いといっても、1歳の子供だともちろん親がやった方が早く手間がかかりません。ぐちゃぐちゃにされると困るものもあるため、最初はごく簡単なお手伝いから始めてみましょう。ママにとってもストレスにならない範囲のお手伝いをお願いするとベストです。
また、1歳の子供はまだまだ手元もおぼつかないもの。お手伝いを始めるときは必ず安全にこなせるよう、パパとママはしっかり見守ってあげてください。
小さな子のお手伝いは、「安全であること」「難しすぎないこと」をお願いするのがポイントです。
1歳児さんにできるお手伝いとは
それでは、具体的に1歳さんもできるお手伝いをご紹介します。親も一緒にやることで、親子にとってよいコミュニケーションになるはずです。楽しく続けられるものを選んで、チャレンジしてみてくださいね。
お料理
親子でお料理作りに挑戦したことはあるでしょうか?毎日の食卓に並ぶ料理がどのようにできるのか、子供に教えながらお手伝いしてもらいましょう。
1歳の子でも、包丁を使わず手でちぎったり箸を掴んで混ぜたり、殻が入ってもよいので卵を割ったりする作業は、大人のサポートがあればこなせます。もちろん完璧にはできませんが、工作の感覚でできるのでぜひやってもらいましょう。
また、「切れないタイプの子供用包丁で、豆腐など柔らかい食材を切ってもらう」というお手伝いをお願いしたママもいました。安全にこなせるお手伝いなので、おまかせしやすいですよね。普段遊びの中でお料理を作ることが多い1歳さんですが、本物の食材でお手伝いできたら喜びそうです。
お料理を実際にすることで、野菜の元の形や色・感触などを知ったり、切った時に中身がどうなっているのかを観察したり、子供の知識を増やすことが出来、知育にもなります。
そして、食に関心を持つよいきっかけとなり、「自分で作ったから食べてみよう」と好き嫌いの克服のきっかけになることも多々あります。
最初はやはりぐちゃぐちゃと汚してしまうので、ママが負担にならない範囲で一緒にお料理のお手伝いをしてみましょう。
お掃除
お手伝いをしたがる1歳の子供には、お掃除をお願いしてもよいでしょう。ゴミをとって、ゴミ箱に入れてもらうだけでも立派なお手伝いです。失敗がなく分かりやすいお手伝いなので、1歳さんでも簡単にできることでしょう。
子供は、発達の過程で、細かいことが気になる時期や、拭く作業が楽しい時期がくることがよくあります。この子どもの発達に合わせて、細かいゴミを拾ってゴミ箱に捨ててもらう、窓ふきや床拭きをしてもらう、などお願いするのもいいですね。
このお手伝いを続けることで、部屋をキレイにする大切さを教えることにもつながります。
おもちゃを片付ける
おもちゃの片付けは子供にとってとても大切。小さなうちから習慣づけることで、「物を大切にする意識」「整理整頓を心がける意識」が芽生えるので将来的に子供の成長に役立ちます。
しかし、1歳だと絵本を本棚にしまうのも大変ですしおもちゃは細かく分類してしまうのは難しいです。一人では時間もかかるので飽きたりやめてしまったりするのは当たり前。可能な限り1歳さんが片付けやすいようおもちゃ収納を見直して、親は一緒におもちゃのお片付けを手伝いましょう。
片付けるときは「このおもちゃをあっちのカゴに入れてね」と具体的に指示するとお手伝いがはかどります。できたら一緒に喜んで、成功を褒めてあげてくださいね。
洗濯物をまとめる、畳む
洗濯物に興味を持つ1歳さんも多いです。洗濯物を畳んだり、まとめたりするお手伝いもお願いできますよ。
1歳だときちんと畳むことはできないので、ハンカチやタオルなどただ折りたたむだけで完了する簡単なものを任せてみましょう。また、お風呂の前はお洋服を脱ぎますが脱いだ衣服を洗濯物カゴに入れてまとめてもらうのもお手伝いです。
繰り返すと自分で脱いだ靴下やお洋服をまとめてくれるようになるので、ママも楽になるでしょう。
オムツを取ってもらう
1歳だとオムツを使う子も多いでしょう。オムツを入れる場所を用意し、交換するときに「取ってきて」とお願いするお手伝いもおすすめです。
自分のことを自分でするきっかけにもなり、子供にとっても「ママからお願いされた」「ママの役に立った」と嬉しく思うことでしょう。
1歳児お手伝いをさせるためのポイント
ご紹介したように、1歳さんだとお手伝いはまだ少しずつしか始められません。お手伝いして欲しいことが伝わらなかったり、途中で飽きて遊びが始まったり、うまくできないことは何度もあることと思います。
そんな中でも1歳児にお手伝いをお願いするには、いくつかポイントがあります。一緒に見ていきましょう。
お手伝いできたら一緒に喜ぼう
大人にとっては簡単に思えるお手伝いですが、1歳の子供にとっては大仕事でもあります。「できて当たり前」と思わず、お手伝いができたら一緒に喜んで褒めてあげてください。
褒めるときは「ママが嬉しい」のではなく「ママが助かった」と素直に気持ちを伝えると子供にとってもお手伝いが親の助けになると理解するようです。繰り返しお手伝いをしてもらうためにも、効果的に褒める言葉を使ってやる気をアップさせてあげましょう。
1度始めたら根気強く続けよう
1度始めたお手伝いを続けるのは、子供にとって大変なことですが同時に親にとっても大変です。1歳の子供だと大人がやったら効率がよく早いのは確かでしょう。その理由もあり、子供にお手伝いをさせない方も多いです。
ですが、1歳さんでも続けていくうちにお手伝いに慣れ、できることが少しずつ増えていきます。そのきっかけを作るのは、早ければ早いほどお手伝いのメリットを得られます。
一度始めたお手伝いを途中でやめてしまうのはもったいないので、根気強く続けることをおすすめします。
遊びを取り入れて親子で楽しもう
お手伝いを始めたては遊びを取り入れて、楽しく取り組むのがおすすめです。お手伝いをするときはママと一緒におしゃべりしながら、音楽を流しながらやると気分も晴れやかになれますよ。
お片付けのお手伝いは、ママとスピード勝負をしても盛り上がりますよね。お手伝いを始めたてはその精度やどのくらいできたかを見るのではなく、毎日続けることやできたことだけに着目して楽しみましょう。
今はうまくお手伝いできなくても、そのうちこなせるようになっていきます。そのお手伝いの成長具合を見守るのも楽しみなので親子でお手伝いを始めてみてくださいね。
まとめ
小さなうちから家事のお手伝い。始めておくとお出かけの支度やお片付けなど、自分で身の回りのことをできるようになり、習慣として身につきます。1歳だと「まだ早いかな?」と思うかもしれませんが、子供のやる気は大事にしたいもの。
簡単で安全にできるお手伝いから始めて、次第により難しいお手伝いを任せてみましょう。お手伝いできたら親子で喜びを共感して、楽しく続けられるとよいですね。
【参考】
【年齢別】子どもにどんなお手伝いをしてもらうとよいのか 保育のひきだし ~こどもの可能性を引き出すアイデア集~
先輩ママが勧める!子どもがお手伝いする「魔法の一言」4選 – 暮らしニスタ