時間がない!忙しいママのタイムマネジメントスキルアップのための5ステップ

幼い子どもを持つママにとって、難しいことの一つが、時間通りに物事を進めること。
どんなに下準備をしていても、出かけにバタバタしてしまったり、時間に遅れてしまうことは、子育てママならば誰しも体験していることでしょう。
特に、普段の生活リズムと違い、イレギュラーな時間の過ごし方をする時にはなかなかスムーズに支度をするのは大変なこと。計画的に物事を進めるのが苦手なママにとって、非日常が多い季節や、ライフスタイルが変わる時はちょっとストレスフル。
 
こちらの記事では、忙しい子育てママだからこそ知っておきたい、タイムマネジメントスキルをご紹介します。ちょっとしたコツを頭にいれて、スキルを身に着けて大変な時期を乗り越えましょう!

子育てママが「時間通り」に出来ない理由

自宅で遊ぶ子ども
子どもとの生活は「想定外」の連続。どんなにママが準備をしていても、必ずといっていいほど、子どもは何かをやらかしてくれます。小さな子どもがいるとなかなかママのペースで物事が進みません。
いつもよりも早目に支度を始めて、子どものお着替えをさせて…としていても、
  • お出かけ直前にお洋服を汚してしまい、またお着替えが必要になったり
  • お出かけ直前にオムツの交換が必要になったり
  • 家を出た直後に「トイレ!」とまた家に戻ったり

子どもとの生活は、そんな「え?今⁉」と言いたくなってしまうことがたくさんなのです。

 どんなに準備周到なママであっても、この子どもの言動は、ママの予想を簡単に超えて「想定外」の出来事がどんどん起きるのです。

ママのための5つのタイムマネジメントスキルアップ

タイムマネジメント

それでは、そんな「想定外」をたくさん起こす子どもを相手に、ママが「時間通り」になるべく近づいていくために、どのようにタイムマネジメントスキルをアップさせていくことが出来るのでしょうか。

こちらでは5つのステップをご紹介します。

①やりたいことをリストアップ

リストアップする
まずはママの頭の中の整理するために、リストを作成しましょう。
大切とわかっていても、実際に頭の中にあることの書き出しを行っているママは少ないです。
 
頭の中で考えていることは、忘れてしまったり、堂々巡りになったり、客観視しずらかったりします。
 
ひと手間かかりますが、まずはノートやメモ帳に書き出すこと。
この作業をすることで続くステップがより効率的に、明確に進めることが出来ます。

②優先順位をつける

順位付け 
当たり前だけれど意外と出来ていないこの優先順位をつけること。
 
一つ一つのタスクにかかる時間は考慮せず、単純に終わらせたいものから順番を決めましょう。
 
この時に大切なのは
「コレとコレは同列〇番」
とか
「この三つはどれも1番」
のように同じ順位に二つ以上並べることはしないでください。
 
何かをしながら別のことをするというのは応用スキルになります。
 
タイムマネジメントが得意なママにはより時短で効率的に複数のタスクをこなす有効な手段になりますが、タイムマネジメントが得意でないと思うママにとっては、逆に手間が増えたり、何か抜けてやり直しになったり、どちらも中途半端になったりしてしまいます。
 
ママの体は一つしかありません。限られた時間の中で出来ることも限られています。優先順位が高い順番に割り切って順位をつけましょう。

③どこからが後回しにできるか線引きをする

線引きする
優先順位をつけられたら、その中でどこからは後回しにしても自分自身を許せるか、その線引きをしましょう。
 
子育てママは時間があったらやりたいことがたくさんあります。
でも実際にはそんなにたくさん出来ないです。子どものお世話と日常の生活で精一杯。それ以上のことってなかなかする時間を作るのも大変です。
 
事前にここ以降は目標の時間内(今週中など)出来なくても仕方ないと事前に線引きをしてあげましょう。
 
目標が達成されないとママが自己嫌悪に陥ったり、他責的になったり、自己肯定感が低くなったり、ネガティブ感情が出てきてしまいます。
 
出来なかったときに仕方ないとするのも一つですが、タスクが多すぎるときは事前に自分を許してあげる線をひけるとよりママの心はポジティブでいられます。

④ママの確保出来る時間を書き出す

時間
実際にママがタスクに取り組める時間はどれくらいあるでしょうか。
予測で構わないのでまずは「〇日〇時~〇時の2時間」などと具体的に時間を書き出しましょう。
 
この時大切なのが、子育ては「!!!!!」の連続です。
常に想定外のことが起こると予測して、30分はいつも余分に時間を考えておくことです。

⑤協力してもらうパパへ感謝を伝えることを忘れずに!

感謝の気持ち 
忙しい中、タスクをこなすことに一生懸命になっていると、ついつい忘れがち、過小評価しがちな協力者への謝辞。
 
ママが普段当たり前にやっている子どものお世話や簡単な育児。
パパのお仕事がお休みの日であれば、少しくらいは協力してほしいと思ってしまいますが、パパにとってはママのサポートなしの子どもとの時間は非日常。慣れないことの連続です。
 
パパに感謝の気持ちをきちんと伝えることで、関係性も良く保ち、今後もよりいっそう協力してもらえることが期待出来ます。
ママの時間を作り出すためにも、パパが積極的に協力してくれる関係性を維持することはとても大切なポイント。言葉に出して、感謝の気持ちを伝えましょう。

まとめ

どうでしたか?
これまでやっていないことはありましたか?
 
頭の中で考えているだけで、実際には書き出していなかった人や、優先順位をつけきれずにいた人が多いのではないでしょうか。ちょっと手間に感じることでも、ひとつひとつ実際にやってみることで、タイムマネジメントのスキルを高めていくことができます。
 
ぜひ、これらのステップを取り入れてママのタイムマネジメントスキルをアップさせていきましょう!
ABOUT US
久保田 由華心の相談室 こころラボ 代表
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。
これまでに9500ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。
その活躍からメディアからの取材や出演多数