1歳半を過ぎて、2歳を過ぎて。 子どもが大きくなるにつれて、ママからの疑問が増えてくるトイトレ問題。
こちらの記事では2歳前後のママのお悩みトップ5のいつもあがってくるトイトレについてお伝えします。
トイトレはいつから始める?
まず、多くのママが疑問に思うのは「いつから始めるの?」というもの。
最近はオムツの性能がとても向上し、オムツで排泄しても、子どもが嫌な感じがあまりしなくなってきています。
そして、オムツ売り場には 新生児サイズ、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ、XL(ビッグ)サイズ と、大きいものは28キロまで対応しているものもあります。
成長は個人差が大きいですが、さすがに28キロはかなり大きいですよね。 そのサイズがあるということは、それなりにニーズがあるのでしょう。
いくらオムツでの排泄が快適になってきているとしても、いつまでもオムツで排泄するわけにはいきません。
いずれは卒業するオムツですが、その使用期間が長ければ長いほど、 やはり子どもにとっても「トイレへの移行」が大変になる可能性があります。
タイミングとしては
- 子どもが意思表示が出来るようになっていること
- 子どもがある程度、尿を貯められるようになっていること
が前提条件となってきます。
まずは、子どもが尿意を感じていることをママに伝えられる力がないうちは、 なかなかトイレに連れて行くタイミングを計ることも難しいです。
子どもが意思表示が出来て、自分で移動が問題なく出来るようになっていると トイトレもはじめやすいです。
そして、子どもの身体がある程度発達して、尿を貯められるようになっていないと、あまりにトイレに行く頻度が多すぎて、子どももママも嫌になってしまう可能性が高くなります。
遊びの最中にも、食事の最中にも、何かしている最中に頻繁にトイレで中断されてしまうのは、子どもの遊びへの集中力の成長を奪ってしまうことになりかねません。
オムツをチェックして、2時間程度、オムツが汚れることなく過ごせるようになっていれば、トイトレを開始してもよさそうですね。
トイレに連れて行く前に
「トイトレ」と言うと、トイレに連れて行って(もしくはオマルで)座らせることをイメージするママもいますが、実際にトイレやオマルに座らせる前に、「トイレとは何か」を子どもに教えてあげる必要があります。
絵本でもいいですし、実際にママや兄弟がトイレに行くときに連れて行って、トイレを使う様子を見せてあげるといいでしょう。
ある程度成長すると、ママがトイレに行くことに興味を示して、ママがトイレに入っている最中にドアを開けようとする子どももいます。
そんな時は、「トイレしているから、ちょっと待っていてね」ではなく、
ぜひ「ママはトイレでおしっこしてるのよ。一緒に入ってみる?」と誘ってみてください。
トイレに行くと、洋服を下ろして、下着を脱いで、用をたして、トイレットペーパーで拭き、トイレの水を流すものである。
という一連の流れを、実際にママがしているところをみることによって学ぶことが出来ます。
人間にはミラーミューロンという神経細胞が脳にあり、その働きによって、自分が実際に体験していないことでも、他の人がしていることを見ることによって学ぶことが出来るという力が備わっているのです。
このミラーニューロンのおかげで、ママのお手本を見れば見るほど、知らない間にどんどんトイトレを進めていけるのです。
トイレ(オマル)に誘う
子どもが十分にトイレに興味を持ったら、実際に子どもをトイレに誘ってみましょう。初めは、軽く、座ってみる?と誘う程度に。
初回はまず座ること。座れたらそれでおしまい。
それを何度か繰り返し、トイレに座ることに慣れてきたら、1分、3分、5分と少しずつ長い時間座れるように誘導してみましょう。
お歌を歌うのでもいいですし、トイレの時にだけ読める特別は本を読むのもいいですね。
とにかく、子どもが「トイレは楽しい!」と思えるように工夫します。
そして、ママの観察力がアップしてくると、だんだん子どもの排泄のタイミングがわかるようになってきます。
子どもの排泄のタイミングに合わせて、トイレに子どもを誘い、数分座っていると、おしっこが実際に出ることもあるでしょう。
そんな時には、「おしっこ、トイレで出たね。」と共に喜びます。
注意したいのは、ママだけがあまりハイテンションになりすぎないこと。
トイトレの主役はあくまで子ども。子どもの感じる気持ちを大切に、そして子どもの行動や成長を「認める」対応が良いです。
子どもが尿意を伝えてきたら
トイトレを進めていくと、子どもも排泄はトイレでするもの、ということが理解出来、自分からも尿意を伝えてくることも出てきます。
そんな時は、何よりも優先して子どもをトイレに連れて行ってあげましょう。 トイトレを始めたばかりの時は、
- 尿意を我慢すること
- 排泄するときの身体の使い方(お腹に力を入れる、神経をどこに集中させるかなど)
がまだ出来ません。
子どもが自らトイレに行きたいと伝えてきたときには、一目散にトイレに連れて行き、見守ります。
子どもが排泄を意識的に出来るようになるまでは、せっかくトイレに行っても緊張して出ないなんてことも多々あります。
そんな時にも、 「オシッコ出そうだったの、教えられたね。一緒にトイレに来てお座り上手に出来たね。」と出来たことを認めていきましょう。
この、「出来たことを認める」ママの対応がとても大切です。
「トイレに行ったのに出なかった。」というような失敗体験としてではなく、 「尿意を伝えられた。トイレにも行けた。」という成功体験と認識させてあげることがトイトレ完了への近道です。
お漏らしをしてまった時には
トイトレがなかなか進まなかったり、順調に進んでいても突然お漏らしをするようになることもあります。
ママとしては、後退してしまった気がして、落胆してしまうかもしれませんが、どんなことでも一直線に成功に向かうことはほとんどありません。
オムツ卒業の過程で、この失敗体験も大切はステップの1つ。
失敗してしまった時にどうするのか、あらかじめ子どもに教えてあげ、出来ることは自分で始末させるようにしましょう。 そして、ママのお手伝いが必要なことに関しては 「ここで出ちゃったね。次はトイレでしようね。」と伝えて淡々と片付けましょう。
ここでママがお漏らしを怒ってしまうと、子どもは排泄をすることに緊張感を増して、よけいにお漏らしが繰り返されるようになってしまいます。
汚物の片づけや洗濯は楽しいことではありませんが、ほんの一時のことと割り切って、成功へ近づけるような対応をしていきたいですね。
オマルを使う?使わない?
ママがトイトレの準備を始めた時に疑問に思う、オマルを購入するかしないか。これはどちらでもいいです。
お子さんの身体の大きさや、トイレに座ることへの抵抗、また、ママ自身が子どもにトイレの色々な場所を触られることをどう思うのかによります。
オマルを使用するメリットとしては、
- 部屋など、好きなところに設置することが出来て、座ることへのハードルが低い。
- 子どもも足が届くので不安感が小さい。
一方で、オマルを使用するデメリットとしては、
- オマルに慣れた後に、トイレに慣れさせないといけないという2ステップが出来てしまう。
- 排泄物を処理するのが面倒くさい。
これらのメリット・デメリットを見たうえで、 子どもの性格や体格などを踏まえてどんなツールが必要なのか、判断していきたいですね。
因みに、著者の娘たちはトイレに踏み台を設置して、自分でトイレに上がれるようにそて、その上に初期だけ補助便座を使用していました。 少し慣れてくると補助便座の使用も中止。 補助便座を設置するには、大人も付き添わないといけないので、なるべく早く一人で勝手に行くようになって欲しかったので、そのような環境を徐々に整えていきました。
こちらの記事でもトイトレについて説明しています。ぜひご覧くださいね。
トイトレいつから始めるのが良い?トイトレ始め方や進める方法について解説
まとめ
トイトレはママにとって育児における大きな課題の一つ。
子どものことなので、ママが思うようにママのペースで進められないことがストレスと感じやすい要素ではありますが、コツをおさえることで、ママのストレスも最小限に、子どもも楽しくトイトレを進めることが出来ますよ。