双子育児でノイローゼ寸前。男女双子ママが教える双子育児の乗り越え方

二人の同じ年齢の子供の育児を、同時にこなさなくてはならない双子育児。双子は2倍かわいいと言われますが、その倍以上に育児は大変です。中には双子育児に疲れ、ノイローゼ寸前という双子ママもいるでしょう。

そこで今回は、男女双子のママが双子育児の乗り越え方を解説します。「双子が赤ちゃんの頃、こうすればよかった」「今ならわかるけれど、こんな手段もあった」という双子育児の乗り切り方をまとめました。

今双子育児が辛くてノイローゼ気味というママは、ぜひ参考にしてくださいね。

双子育児でつらい時期とは?

育児ノイローゼ

結論から言うと、双子育児は幼稚園入園(~3歳)までは大変です。その後も双子の成長とともに適したサポートが必要ですが、「睡眠時間が取れない」「家事もままならない」といった事態に陥りやすいのは、乳幼児期だと言えます。

1歳までの乳児の頃

子育てを経験した方ならピンとくるかもしれませんが、赤ちゃんはまとまった睡眠がまだとれず、夜間授乳も必要です。一人の赤ちゃんだとしても睡眠不足を感じるママは多いですが、赤ちゃんが二人いる双子育児ならなおさら睡眠時間がなく大変な思いをするでしょう。

日中だと周囲のサポートがあればよいですが、パパは仕事でママ一人が双子育児を担う「ワンオペ状態」になるケースも多く見られます。授乳の頻度も多く、おむつ替えや離乳食の準備も必要な0歳代は「あまり記憶にない」「双子をかわいいと思えなかった」と語る双子ママもいるほどです。

2歳で起こるダブルいやいや期

2歳ごろになると、子供は自我が芽生え意見を主張したり、やりたいこととやりたくないことの差が出たりするようになります。いわゆる「イヤイヤ期」がこの頃です。

イヤイヤ期ではお出かけ先で泣き出したり、言うことが伝わらず駄々をこねたりと子供の対応は大変に。双子育児だと二人同時にいやいやされて、何もできず1日が終わることもあるでしょう。

さらにイヤイヤ期では「子供と向き合う」ことが大切です。とはいえ双子が同時にいやいやするとママ自身も対応の限界を迎え、双子育児をつらく思うことも増えます。

イヤイヤ期について、こちらのコラムで詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。

イヤイヤ期はいつからいつまで?【公認心理師】ママがお伝えするイヤイヤ期の期間とママの関わり方

3歳、二人同時のトイトレで疲れる双子ママも

いやいや期が落ち着いてくると、次はおむつ外しであるトイレトレーニングが始まります。
トイトレの進み具合は個人差があり、双子ももちろん例外ではありません。“それぞれのタイミング”と“それぞれに合った進め方”でトイトレを同時進行しなければならず、双子育児の困難を強く感じる双子ママも増えるようです。

我が家も乳児期の双子育児を乗り切ったと思ったら、トイトレで大きな壁にぶつかりました。トイトレを開始すると外出するにも勇気がいるため、気分を変えるのも難しいです。

トイトレについてこちらのコラムもぜひご覧ください。

トイトレいつからするの?どう進める?トイトレ始め方やコツを解説

双子育児ノイローゼ。どう乗り切る?ポイント6つ

双子育児

双子育児でノイローゼになりそう。そんな大変な思いをしたときに、私自身「こうすればよかった」と思うことがたくさんあります。
そこで双子育児を乗り切るために大切なポイントを、6つにまとめました。早速見ていきましょう。

周囲の力を十分に頼る

ママは一人しかいないのに、双子育児を全部一人でこなすのは不可能です。周囲の力は最大限に頼り、協力してもらいましょう。

ただ、パパに「長期的な育児休暇を取って欲しい」とお願いしても限度がありますよね。また「生まれたばかりのころ」だけが大変なわけではありません。双子育児は長期戦だと考えて、パパには「残業や休日出勤は、双子が3歳になるまでは控えて欲しい」とお願いしてみるのも一つの手段です。

両親にサポートをお願いしたり、ファミリーサポートやシッターを利用したりするのもおすすめ。難しいかもしれませんが、一人で育児をすべて回さざるを得ない環境であれば、一度サポートの体制を見直すことも必要です。

シッターについてはこちらのコラムをぜひご覧ください。

子育て強い味方!シッターとは?シッターのサービス内容や料金ついて解説

同じ境遇の仲間を作る

双子育児でつらいと感じるのは、「同じ状況のママが周囲にいないから」も原因のひとつ。双子は珍しいのでなかなか「リアルな育児アドバイス」は得られませんよね。相談できる相手もおらず、「双子育児が大変だと感じるのは私だけかもしれない」と孤独感を覚えることもあります。

そこで、支援センターで双子ママ友を作ったり多胎サークルに参加したりするとよいでしょう。難しければ、ツイッターやインスタグラムなどSNSを利用するのも一つの手段です。

ハッシュタグ検索などを使えば、全国の双子ママ友と知り合えます。双子育児のあるある話で盛り上がったり、お互いに励ましあったりすることで気持ちが楽になりますよ。

「なんでも完ぺきに」は無理。50%できればOK!と考えて

双子育児なので、育児書通りには進みません。中には育児をしながら部屋をキレイに整えたり、家事をこなしたりするママもいます。ただ、「どのママも育児と家事を両立している」わけではありません。

双子育児において、なんでも完ぺきにするのは無理です。「50%できればOK」とハードルは低く設定しましょう。一日の終わりには、今日も頑張れた!とママ自身自分を褒めてあげてください。

ママの体調を最優先にする

双子育児の主役は子供。だから双子の体調を優先に、と考えるママがほとんどです。しかし、ママ自身が体調を崩すと双子育児はさらにつらくなりますよね。

双子育児を進めるにあたって、最優先にすべきはママの体調です。少しでも体に不調を覚えたら病院へ行く、時間が取れたら体を休める、気分転換をするなど、ママのコンディションは大切にしておきましょう。極端な話ですが、たとえ双子の体調が悪くなってもサポートするママが元気だと安心です。

双子と一緒にお昼寝する

ママによるかもしれませんが、双子育児でノイローゼ気味になるのは私の場合「睡眠不足」が理由の大半を占めていました。なぜなら双子がお昼寝・就寝したら、「今がチャンス」と家事や仕事をしていたからです。

中には家事や自分の好きなことをすると、気分転換できる方もいるでしょう。ただ、睡眠不足が体調不良や育児ノイローゼにつながるほど深刻化しているのなら、双子が寝たタイミングで自分もすかさず体を休めた方がよいです。

特にお昼寝は夜と違って「いつ起きてもよい」と気分が楽なので、睡眠不足解消にぴったり。双子ママの中には「双子が3歳までずっと一緒にお昼寝していた」という方もいます。疲れを感じたら、素直に休むのがポイントです。

外出して気分をリフレッシュさせる

双子育児をしていると外出は「荷物が増える」「二人が出先で同時泣きしたら怖い」と億劫になりがちです。ですが、家の中でずっと双子と向き合っているのも大変ですよね。

双子ママとしておすすめしたいのは、適度に外出して気分をリフレッシュさせることです。双子を連れていると周囲の方から「かわいいね」「ママは頑張っているね」と褒めてもらえることもあります。育児中は双子のかわいさを忘れがちですが、周りの方から声を掛けてもらうことでかわいさに気づくこともあるんです。

ただ、無理は禁物。自分に負担のない程度で、お出かけを楽しんでみてください。

双子育児はいつ頃楽になる?

双子育児

双子育児はとても大変ですが、必ず「楽になった」と思える日はきます。いつ頃楽になるのかを解説していきましょう。

まとまった睡眠がとれるようになったら

夜泣きをするかどうかは個人差がありますが、赤ちゃんは1歳に近づくにつれ夜まとまって寝てくれるようになります。ママ自身まとまった睡眠がとれるようになったら、双子育児はぐっと楽に感じるはずです。

二人が歩くようになったら

「二人が違う方向に歩き回って大変」という双子育児ならではの問題もありますが、大きな双子用ベビーカーで移動するよりは、歩いてくれるようになるととても楽に感じました。

ベビーカーでは幅が広い場所しか通れませんが、双子が歩いてくれることで行動範囲が広がります。公園遊びもできるようになるので、双子育児でふさぎこみがちな気分転換もしやすくなりますよ。

二人で遊んでくれるようになったら

我が家の場合ですが、3歳までは睡眠不足や家事ができなかったり、双子のトイトレやいやいや期の対応をしたりなど双子育児は大変なものでした。ただ、4歳ごろになると二人で遊んでくれるようになります。

もちろん「ママ!」と呼ばれないわけではありませんが、二人が楽しく遊んでいる姿を見るととても癒されるもの。自分の時間もでき、双子育児も格段に楽に感じるはずです。

まとめ

双子育児は2倍以上大変なもの。ノイローゼ気味になったり自分を追い詰めてしまったりすることも多いです。ですが、双子育児のあわただしさはずっと続くものではありません。

忙しい渦中にいる双子ママは、まずは周りの力を頼ってみてください。育児に孤独感を覚えたら、ネット上でもよいので双子ママ友を作ってみてもよいでしょう。

大変ではありますが、二人が楽しく一緒に遊び、双子から「ママ!」と呼ばれると我が子がかわいく思えて仕方ありません。双子のかわいさだって、2倍以上です。「双子を生んでよかった」と思える日は必ずくるので、その瞬間までともに双子育児を乗り切りましょう。

ABOUT US
【監修】 公認心理師YUKA久保田 由華
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。7000ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。