育児は予想がつかないことばかりで、毎日が計画通りに進むことなんて少ないですよね。子供との向き合い方は難しく、さらに家事やお仕事が重なると「育児疲れた…」とイライラするママも多いかもしれません。
この「育児疲れ」はほとんどのママが経験しますが、「育児中だから仕方ないこと」「みんな同じだから我慢しよう」と思っていませんか?
放置すると、イライラが子供に向かったりパパに向かったりしてより大きな問題になります。
そこで今回は、育児疲れた…とイライラするママに向けて、おすすめのストレス解消法を6つご紹介します。自分に合う方法を見つけて、育児疲れを上手に癒していきましょう。
「育児疲れた」育児疲れを放っておくとどうなる?
育児中は「育児疲れ」を感じやすいです。小さな子供にはうまく言葉も通じず、家の中で子供と二人きりになりやすいママは特に疲労感を覚えるでしょう。
誰しもが通る道ではありますが、だからといって「大したことない」と育児疲れを放っておくのはおすすめできません。まずは、「育児疲れた…」を放置するとどうなるのか考えてみましょう。
旦那にもイライラ。夫婦関係が悪くなることも
育児に疲れると、この苦労を分かってくれず普段通り仕事に行って帰ってくるだけのパパにイライラする方は多いのではないでしょうか。もちろん、パパの仕事が楽なわけではありません。そのことをママが十分理解していても、「育児疲れた…」のイライラは一緒に暮らす大人である旦那に向かいやすいですよね。
パパのサポートがあればママの育児も楽になりますが、育児疲れのイライラをぶつけてしまうと夫婦喧嘩の元になることも。夫婦仲を保つためにも、イライラは「パパにぶつける」以外の形で発散しなくてはなりません。
片頭痛など、ママの体調不良につながる
産後、片頭痛に悩まされるママは多いのではないでしょうか。妊娠中はエストロゲンというホルモンが高濃度に維持され、頭痛を抑える効果が期待できますが、産後にはエストロゲンは低下し「片頭痛が起こりやすい」状態になります。
その上、育児疲れが重なるとより体調不良につながりますよね。育児で蓄積した疲労とイライラは、ママの体調に深くかかわってきます。育児疲れを感じたら、できる限り体を休めて回復させましょう。
思い詰めると「育児ノイローゼ」になることも
みなさんは育児ノイローゼを正しく理解していますか?
育児ノイローゼとは、育児によって不安定な気持ちが膨らみ、イライラや無気力など精神的な不調が起こること。育児の不安が原因でノイローゼの状態になったとしても、本人には自覚がないケースも。気づかない間に、育児ノイローゼが長期化、悪化する傾向もあるそうです。
育児疲れを放置してはいけない理由のひとつが、自覚のないまま育児ノイローゼ状態になるからです。一度精神的に具合が悪くなると、ノイローゼは長期化しその後の育児にも大きく影響が及ぶこともあります。
育児疲れを感じ、頭痛がしたりイライラしたりするのは、ママの体が「SOS」を出している証拠です。育児中は自分のことを後回しにしがちですが、ママは自分自身の状態にも目を向けてみてください。
育児疲れでイライラしたらどうすればいい?
では、育児疲れたイライラはどう解消したらよいのでしょうか。試してみたい6つの方法をご紹介します。
「これなら私にもできそう!」と思えることから、生活に取り入れてみてくださいね。
一人の時間を思い切って作る
育児に疲れている状態から回復するには、まず育児と適切な距離を取らなくてはなりません。「子供がまだ小さいから」「パパに預けるのは不安…」と子供と離れることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、できるなら一人の時間を作って育児疲れを取った方が良いでしょう。
例えばパパがお休みの日に子供を預けてママ一人でお出かけしたり、難しければ一時預かりやファミリーサポートなどを利用して数時間でも子供と離れる時間を持つのがおすすめです。多くのママが分かるように、一人の時間をたった一度持っただけでは育児疲れが取れるとは言い切れません。疲労感を覚えるうちは、積極的に育児から離れる時間を持つようにしてみましょう。
子供と離れることで、これまで育児に対してイライラしていたのに子供が急に愛おしく思えるかもしれません。リフレッシュすればパパとの関係も良好に保てるので、家族仲が良くなるのもメリットのひとつです。
仮眠を上手に取る
育児疲れでイライラする原因のひとつに、睡眠不足が挙げられます。育児中のママは「昼も夜もしっかり眠れない」と寝不足を感じやすいです。
子供が昼寝をしたら、「今のうちにしてしまおう…」と家事を済ませていませんか?寝不足になっている間は出来る限り子供と一緒に昼寝をしたり、数時間でも仮眠を取ったりと睡眠時間を確保しましょう。
目が冴えて仮眠が上手に取れない、という方もいますよね。その場合は音楽を静かに流して、目を閉じて体を横にするだけでもOK。瞑想するだけで頭がすっきりとし、体が軽くなるのでぜひ試してみてください。
すぐにできるストレス発散法を試す
ストレス発散をするには、ママがワクワクできることを日常的に取り入れるのがおすすめです。みなさんは、ストレス解消になる手段を持っていますか?
- お料理、お菓子作り
- 読書
- 映画鑑賞
- 簡単なヨガ
- 入浴
などは自宅にいてもできる手軽なものですよね。お出かけや旅行は時間を作らないとできないかもしれませんが、すぐにできるストレス発散法だとこまめに「ガス抜き」ができます。
ストレス発散法は一つだけでなく、いくつか持っておくと良いでしょう。お菓子作りができない日はヨガにする、入浴にするといった選択肢が広がるだけで、育児疲れとうまく向き合えます。
体の緊張をほぐす
幼い子どもを育てていると、子どもを抱っこすることで、腱鞘炎や腰痛になるなど、身体に負担がかかることもよくあります。また、ストレスが溜まると、先ほどお伝えした片頭痛の他に肩こりや背中痛などが引き起こり、体が緊張状態になります。体が硬くなるといくら睡眠をとっても十分にリラックスできず、育児疲れが重なりやすくなることも。
体が凝っているな、緊張しているなと思ったら、マッサージなどで体をほぐすのもおすすめです。育児中の私も時々マッサージを行いますが、分かりやすく疲労感が取れて夜も深く眠れるようになりました。
頼れる人に相談を
育児中は「思い返せば今日1日、子供としか会話していない…」となりがちです。今日のできごとを話したり育児の愚痴を誰かに伝えて気持ちを分かってもらったりすると、それだけで気持ちがぐっと楽になります。
育児疲れを感じている時こそ、パパや両親など身近な頼れる人に相談してみましょう。相談できなければ、ママ友やSNSで知り合った方でも構いません。様々なSNSがありますが、ツイッターやインスタグラムでは、同じくらいの月年齢で同じ悩みに直面しているママとたくさん知り合えます。
イライラや悩みは、話すことで発散しましょう。気持ちを共感してもらえるだけでも心が軽くなります。
「どうしても無理!」なら相談窓口を利用する
育児疲れでストレスが溜まり、「子供に当たりそうになる」「苦しくて育児が続けられない」と感じたら相談窓口を利用しましょう。子供とママの安全を保つために、実際に利用しなくても頭に入れておくことが大切です。
さまざまな場所に、育児のための相談窓口が設置されています。
- 地域保健センター
- 子育て支援センター
- 児童相談所
- 小児科 など
各自治体のホームページには子育て支援についてまとめられていることもあります。一人で育児疲れを抱え込まず、専門家に相談するのも正しい方法のひとつです。
「そこまでではないかも…」と思っているママでも、いざという時には相談できる場所があることは、ぜひ知っておいてくださいね。
まとめ
「育児疲れた…」とイライラするママ。ほとんどの方が育児疲れは経験するものかもしれません。だからといって「疲れるのは当たり前」と放っておかずに、自分なりのストレス解消法を見つけてみてくださいね。
また、自分ひとりで育児疲れを抱え込むのはおすすめできません。周りの方や友人、SNS、専門機関も上手に利用して、協力しながら育児疲れを解消していきましょう。
【参考】