【具体例付】ワーママの超多忙スケジュール!時間を上手に使う6つのコツ

時間に追われるスケジュールに悲鳴を上げるワーママが少なくありません。働くママはどんな風に1日を過ごしているのでしょうか。忙しいワーママのスケジュールを上手にこなすには、いくつかコツがあるのをご存じでしょうか。

今回の記事では、実際のワーママのタイムスケジュールや、スケジュールをこなすコツ、上手なストレスとの向き合い方などをご紹介します。

ワーママのスケジュールは朝派と夜派に分かれる

タイムスケジュール

仕事に家事、育児に追われるワーママは、時間に余裕がないという方が大半です。しかし、毎日の時間の流れに慣れてくると、忙しいなかでも時間を上手に使うコツが分かってくるようになります。

多くのワーママは、朝・夜のどちらかに家事を行なう時間を設けて、時間を有効活用しています。朝派と夜派、それぞれの具体的なタイムスケジュールをチェックしてみましょう。

【具体例】朝派のワーママのスケジュール

朝派のワーママは、朝の起床時間を早めて、朝に夜の家事の準備をしておくのがポイント。朝に準備をしておくことで、夕方以降、仕事で疲れた体で忙しく動き回ることがないというのがメリットです。

5:00 起床
お弁当作り
夕食作り(ほぼ完成させておく)
掃除・洗濯
家族の朝ごはんの準備
6:00 自分の身支度
6:30 子ども起床
朝ごはん・子ども身支度
7:15 子どもを保育園へ送る
8:30 出社
17:30 退社
18:00 保育園お迎え
18:30 帰宅
夕食
19:30 お風呂
20:00   就寝

【具体例】夜派のワーママのスケジュール

朝ゆっくりと起床したいワーママは、夜、子どもが寝たあとの時間を有効活用して、次の日の準備をしているのが特徴です。動き回ったそのままの勢いで家事をこなしてしまうのが、夜派のワーママのスケジュールです。

5:30  起床
お弁当作り
家族の朝ごはんの準備
自分の身支度
6:30 子ども起床
朝ごはん・子ども身支度
7:15 子どもを保育園へ送る
8:30 出社
17:30 退社
18:00 保育園お迎え
18:30  帰宅
夕食
19:30 お風呂
20:30  子ども就寝
次の日の夕食準備
お弁当の準備(翌日は詰めるだけにしておく)
掃除・洗濯
22:00 就寝

ワーママのスケジュール管理!時間を上手に使う6つのコツ

時間に追われるワーママのスケジュールですが、コツをおさえることで、短い時間でも有効利用できるようになります。ワーママのスケジュール管理に有効な6つのコツをご紹介します。上手に時間が回せないと悩む方は、参考にしてみてください。

オンラインでできるものをフル活用

オンラインの手続きは、いつでもどこからでも操作できるのが魅力です。食料品や日用品をはじめ、さまざまなお買い物がオンラインでできるほか、窓口に並ぶと時間がかかってしまいがちな銀行の振込みや、病院や美容院、旅行の予約など、さまざまなことがスマホやパソコンひとつでできます。

通勤時間や会社の昼休みなどを有効活用して、すき間時間を上手に使うことを意識してみましょう。夫婦のスケジュール管理もオンラインで行えば、行き違いもなく、確認作業が楽になりおすすめです。

便利家電をフル活用

食器洗い乾燥機や、お掃除ロボット、乾燥機付きの洗濯機や、食材を入れておくだけで予約した時間に調理を仕上げてくれるお鍋など、電気屋さんへ行くと、さまざまな便利家電が陳列されています。一度購入すると、その先毎日の負担が減らせるため、家計に無理のない範囲で便利家電を取り入れるのもおすすめです。

家事や育児の人手不足が、ワーママのスケジュールをさらにタイトにする原因のひとつです。便利家電は。そんな人手不足を解消する強い味方になってくれますよ。

手抜きを覚える

時間に追われるワーママが、仕事や家事も、育児もすべて完璧にこなすのは至難の業です。これまで当たり前に行なっていたことに無駄がないか、一度チェックしてみましょう。省ける手間は意外とたくさんあるものです。家事や育児で手抜きできるものはありませんか?手抜きを覚えて負担を減らすのが、ワーママの忙しいスケジュールを上手にこなすポイントです。

たとえば、人目につかない下着は、シワになっていても誰にも分からないので畳むのをやめたり、夫の会社用の靴下を全部同じ色柄のものにすると、セットする手間を省いたりもできます。無駄かな?と思う作業を減らして、しなければいけない作業を無くしていきましょう。

同時進行できるものを増やす

時間の有効活用といえば、同時進行で物事を進めることを思い浮かべる方も多いのでは?同時進行で物事を進めるのは、ワーママのスケジュール管理の基本中の基本。洗濯機を回している間にアイロンかけをしたり、トイレに入るときにトイレ掃除までしてしまうなど、同時進行できる家事を見つけて時短してみましょう。歩くだけで拭き掃除ができるモップスリッパのような、「ながらグッズ」の活用もおすすめです。

電子レンジで出来る料理のレシピを覚えるのもおすすめ。電子レンジ調理を覚えておけば、コンロを使っている間にもう1品作れます。

まとめてできるものは休日に

家事は毎日発生し溜まっていきますが、それを平日の仕事がある日に片付けようとすると、ワーママが休憩する時間が無くなってしまいます。ワイシャツ・ハンカチ・給食のナフキンなど、毎日使うものは5~6枚用意し、週末にまとめて洗濯やアイロンがけをしてしまうのがおすすめ。毎日発生するものだからこそ、週末にまとめるという習慣をつけると、日々の負担が減らせますよ。

週末にお弁当の作り置きを作ったり、週末に1週間分のお買い物を済ませておくというワーママも少なくありません。

家族に協力を要請する

忙しいワーママのスケジュールを少しゆったりさせたいときには、家族の協力が一番です。保育園や幼稚園の送り迎え、お弁当の後片付け、家の掃除など、協力できるところがないか話し合ってみましょう。

単身赴任や帰宅時間の関係で、夫を頼れないという場合には、家事の代行サービスや保育園や幼稚園の送迎を依頼できる自治体のファミリーサポートの活用もおすすめです。ワーママひとりですべてをこなそうとせず、周囲に協力を仰いでみてくださいね。

ワーママの超多忙スケジュールで心が壊れる前に

ワーママとして、仕事も育児もがんばろうと社会復帰したものの、タイトなスケジュールに疲れ切ってしまうワーママが少なくありません。忙しすぎる毎日は、ワーママの体力だけでなく、精神にも影響を及ぼしてしまうことがあります。ワーママの超多忙スケジュールで心身に影響が出る前に、しておきたいことをまとめました。

働き方を見直してみる

ワーママとして社会復帰したものの、仕事の負担が大きいという場合は、働き方を見直してみるのがおすすめです。例えば、勤務地が近い会社へ転職したり、正社員から非正社員へ転職する、会社に時短勤務の希望を出したりなども、働き方を変える方法です。

最近では、クラウドソーシングサイトで、自宅でできる仕事をフリーランスで請け負うワーママも増えています。時間に融通が利くほか、自宅での仕事なので通勤時間などもありません。探してみると、意外なところで自分に合った働き方が見つかるかもしれません。

月1回のリフレッシュデーを設ける

スケジュールに追われて、自分にかける時間がないという悩みを抱えるワーママが少なくありません。子どもが生まれると、自分よりも子供や家族に費やす時間が増えるため、自分にまで手が回らなくなります。しかし、ワーママが笑顔でいるためには、ワーママ自身が自分を大切にすることも重要です。

家族の協力や公的サービスなどを使って、リフレッシュデーを設けてみましょう。その日は自分だけのために時間を費やし、英気を養ってくださいね。楽しみやご褒美があれば、乗り越えられることもたくさんありますよ。

ストレッチなど軽い運動を取りいれる

適度な運動はストレス発散に役立ちます。とはいえ、ワーママのタイトなスケジュールでは、スポーツジムに通う時間を確保するのは困難というのが一般的。お風呂上りや眠る前に、軽いストレッチを取り入れたり、保育園のお迎えを活用してウォーキングをしたりするのがおすすめです。軽い運動は、気分転換質の良い睡眠につながるため、忙しい毎日でも疲れが取れやすくなりますよ。

心の逃げ場所を見つける

現在のタイムスケジュールに無駄がなく、時間の管理が難しいという場合は、アプローチの方向を変えて、心の管理を行うのもひとつの手です。厚生労働省も推奨しているように、困ったときの相談場所として、カウンセリングを上手に活用してみましょう。近くにそういった場所があると知っておくだけでも、心が軽くなりますよ。

カウンセリング以外にも、同じように時間に追われるワーママ同士で交流の機会を設け、どんな風に過ごしているかを知るのも、生活のヒントになりおすすめです。

超多忙スケジュールのワーママがストレスと付き合うには?

幸せなワーママファミリー

多忙なスケジュールに追われると、ワーママはストレスが溜まってしまいがちです。ストレスと上手に付き合うヒントをご紹介します。取り入れられるところからチャレンジしてみてくださいね。

「~しなければならない」はない

責任感の強いワーママの場合、「~しなければならない」と自分に対して厳しいルールを敷いてしまいがちです。育児や家事のやり方は、必ずしも正しい答えや方法があるとは限りません。限られた時間のなかで、自分の進めやすい方法で取り組む方が、ストレスを感じずに済みます。

「~しなければならない」と感じてしまうと、思い通りにできなかったときに、自分を減点システムでチェックしてしまいます。「~しなければならない」よりも、「~だったけれど、まぁいいか」くらいの心つもりでいると、ストレスも軽くなりますよ。

仕事中は仕事のこと以外考えない/家庭では家庭のこと以外考えない

仕事中は仕事のこと以外を考えない、家庭では家庭のこと以外を考えないようにするなど、割り切った姿勢が取れれば、ストレスは軽くなります。

スケジュールが忙しいのは、仕事と家事や育児の3つをワーママがこなすことにあります。人によっては、さらに介護やその他のタスクが加わる方もいるかもしれません。仕事中に家事や育児の不安があると、仕事にも集中できず、どれも中途半端に感じてしまうことに繋がります。

先のことを考えすぎない

時間に追われていると、日々をこなすことに精一杯で、先が見えない感じがするというワーママが多くいます。「~になってしまうのでは?」と先の不安をネガティブに捉えすぎると、苦しくなってしまいます。日々こなしていると、自然と将来や未来がついてくるものだと、少し気楽に構えるのがポイント。将来設計を立てるときは、気負いせず、時間に余裕のあるときに考えるのがおすすめです。

自分を責めない

何かに失敗したり、うまくいかないことがあったりしたとき、自分に責任があると思いすぎないことが大切です。自分を責めるくせがついてしまうと、本来自分には関係のないことであっても、自分のせいだと思い込んでしまいがちです。

うまくいかないことを自分のせいのように思ってストレスをためてしまうと、自己肯定感が下がってしまい、ますますストレスの種を生んでしまいます。

ワーママのスケジュールは超多忙!

ワーママのスケジュールは、息をつく暇もないほど多忙になってしまうことがあります。時間の使い方がうまくできないという方は、身近なワーママにどんな工夫をしているのか聞いてみるのもおすすめです。上手に息抜きできる方法や、手抜きや時短できる方法を考えたり、心の持ち方を変えてみたりして、自分に合った対処法を見つけてみましょう!

【参考・参照】

厚生労働省「こころもメンテしよう」

ABOUT US
【監修】 公認心理師YUKA久保田 由華
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。7000ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。