育児において、想像以上に大変なのが子供の寝かしつけ。赤ちゃんは勝手にすやすや寝るものだと思っていた人は、寝かしつけの難しさに驚きますよね。一人でも寝かしつけは苦労するものなのに、二人育児の寝かしつけはどうなっているの?と気になるママパパも多いでしょう。
もちろん、二人育児の寝かしつけは、とても大変です。しかし、寝かしつけのコツやポイントを掴むと、少しだけスムーズに寝るようになることもあります。育児において、「絶対うまくいく」ということはないけれど、悩みが少しずつ解決できれば、家族みんなの笑顔でいられる時間が増えますよね。そこで今回は、
- 二人育児をしていて、寝かしつけが上手く行かず悩んでいるママパパ
- 下の子を妊娠中または検討中で二人育児の寝かしつけの実態が知りたいママパパ
に向けて、二歳差育児中のママの体験談を交えながら二人育児の寝かしつけの実態や上手くいくポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ここが大変!二人育児の寝かしつけの実態
二人育児の寝かしつけは想像以上に大変
二人育児の寝かしつけは、想像以上に大変です。特に話がある程度通じる3歳過ぎまでは、
寝かしつけで悩む→対策を練る→少しスムーズに寝かしつけできるようになる→また上手くいかなくなるの繰り返しです。
もちろん、入眠がスムーズで、ちょっとした物音では起きない子もいますが、我が家の場合は、物音に敏感だったので、どちらかの泣き声で起きてしまうことがよくありました。
下の子が新生児〜6ヶ月
下の子が新生児〜6ヶ月のころは、下の子が授乳のため頻繁に起きるので、泣き声が大きいと上の子が起きてしまうことがあります。
泣きそうになったら、すぐにおっぱいを咥えていたので、下の子はずっとおっぱいを吸っているような状況でした。上の子は、絵本の読み聞かせをしてから寝るという習慣がつきはじめたころでしたが、まだぐずったり寝ないで動き回ることもありました。
我が家の場合は、上の子と下の子は別々の部屋で寝るようにしていました。
下の子が6ヶ月〜1歳半
下の子が6ヶ月を過ぎてハイハイを始めると、寝かしつけのために布団にいっても、布団の上をぐるぐる動き回っていたり、おもちゃをもってきたりしてなかなか寝ないこともあります。
上の子は話がかなり通じるようになり、絵本を読んでから布団に入って寝るというルーティンがスムーズにいくようになってきました。しかし、動き回る下の子につられて、目が冴えてしまうということもよくありました。
下の子が1歳半〜3歳
下の子が1歳半ごろになると、絵本の読み聞かせを一緒に聞けるようになりつつありましたが、まだまだ動き回る方が楽しい様子で、二人共興奮してしまいなかなか寝付けないことがありました。また、絵本の取り合いになって喧嘩してしまうことも。
下の子が3歳〜
下の子も3歳を過ぎると、話も分かるようになり、二人とも同じ寝かしつけ方法で入眠できるようになってきました。上の子が下の子に絵本を読んであげることも。もちろん、まだまだ喧嘩をしていることもあります。
二人育児の寝かしつけ方法
上の子を先に寝かせる
下の子の月齢が低く、行動範囲が狭いうちは、上の子を優先させて寝るのがおすすめです。ワンオペのときは、下の子は目の届くところにいてもらい、上の子の入眠儀式を優先して行います。我が家の場合、絵本の読み聞かせですが、歌を歌ったり、マッサージをしたりなど、その子に合ったものを行いましょう。
上の子は、下の子が産まれて、我慢していることも多いかもしれません。入眠前に、親子のスキンシップを十分にとりましょう。また、上の子のねんねルーティンが上手くいっていると、自然と下の子も真似するようになってくることもあります。
下の子を先に寝かせる
下の子の寝付きが比較的よい場合、下の子を先に寝かせてからゆっくりと上の子の寝かしつけを行うのもおすすめです。上の子がある程度一人遊びができる場合は、少し待っていてもらって、後からたくさん話をしながら絵本を読んだり触れ合いをしたりしてみましょう。
同じ空間で同時に寝かせる
同じ空間で同時に寝かせるには、入眠儀式後、部屋を暗くしてひたすら待つしかありません。電気を消してからも、しばらくの間は動き回ったりおしゃべりをしたりしていることもありますが、「ママはもう寝るよ」と伝え、二人の寝息が聞こえるまで待ちましょう。
ママとパパ2人で寝かしつけができるとき
2人で寝かしつけできるときは、それぞれが一対一で寝かせるのがおすすめです。我が家の場合、しばらくの間「ママとしか寝ない!」と言っていましたが、ママがいなければいないで、パパと寝ることもできます。絵本の読み聞かせも、それぞれが読みたい本を、ゆっくりと読んであげることができます。
ママ(もしくはパパ)一人で寝かしつけるとき
ワンオペのときは、基本的に同時に寝かしつけをします。上の子に合わせたねんねルーティンを行った後は、部屋を暗くして、2人とも寝るのを待ちましょう。また、どちらかが寝付いているのに、もう一方が騒いでいるようなら、素早く場所を移動させるのもおすすめです。
二人育児の寝かしつけが上手くいくポイント
夕寝はできるだけしない
15時以降の夕寝は、できるだけしないのがおすすめです。夕寝をしてしまうと、夜寝る時間がどんどん遅くなってしまいます。「2人とも夕寝はしない」と決めてから、寝る時間も早まり、比較的スムーズに就寝するようになりました。
お昼寝をしすぎない
長過ぎるお昼寝も夜寝ない原因になります。我が家は、2歳過ぎには、昼寝をしない日もたくさんありました。特に下の子は、上の子に合わせて動いていると、ゆっくり寝れないこともあるため、昼寝が短めに。結果として、2人とも就寝時間が早まり、寝かしつけもしやすくなりました。
夕飯は早めに食べる
夕方は1日の疲れもたまり、ぐずりがちです。夕寝をしない代わりに、できるだけ夕飯を早めに済ませ、お風呂、就寝へと流れをつくるのがよいでしょう。ワンオペの場合、凝った夕飯にするよりも、手軽に食べられるものがおすすめです。
部屋はできる限り別々がおすすめ
部屋はできるだけ離れていて、別々がおすすめです。乳児や幼児の寝相は悪く、お互いを蹴飛ばして起きてしまったり、夜泣きの声で起きてしまったりします。話が分かる3歳くらいになれば、同じ布団に入って寝ることもできるようになってくるでしょう。
できる限り上の子を優先する
下の子が産まれ、上の子は多少なりとも嫉妬心があるものです。特に眠いときは、ママへの甘えが強くなります。下の子の物心がつくまでは、できるだけ上の子との時間を優先するとよいでしょう。
寝る前のルーティンを決めておく
寝る前のルーティンを決めておくことは、寝かしつけにおいてとても重要です。2歳を過ぎるころになると、「入眠儀式→電気を消す」の流れが分かるようになってきます。我が家の場合は絵本の読み聞かせですが、音楽を聞いたり、マッサージをしたりとスキンシップをはかるのがよいかもしれません。
昼間できるだけ体力を使う
昼間はできる限り外や公園、児童館などで体を動かすのがおすすめです。適度な疲れはよい睡眠をもたらします。特に午前中のうちにたくさん遊ぶとよいでしょう。
全てを完璧にやろうとせず、ママが疲れたときは無理をしない
二人育児全般に言えることですが、育児において一番大切なことはママの笑顔です。どんなに子育ての理想があっても、上手く行かずにイライラしていると、子どもに伝わりやすくなります。ママのイライラは、子どもに敏感に伝わり、結果として不安として残り、ぐずってしまうこともあります。
家事や離乳食づくりも上手に手を抜けるところは抜き、便利家電を利用したりして、笑顔で乗り切っていくことを心がけましょう。
まとめ
寝かしつけが大変な二人育児。大変な分、二人の寝顔を見ると、とても幸せな気持ちになりますよね。寝顔を見ながら、産まれてきてくれてありがとうと思う気持ちにあふれてきます。とはいえ、寝かしつけをスムーズにして、ママも一人時間や睡眠時間も確保したいですよね。二人育児を頑張るママパパにとって少しでも参考になれば嬉しいです。