子供が家事に興味を持ったら、そろそろ「お手伝い」をお願いするチャンス。早い子だと1歳ごろから、2歳半になると子供はママの真似をしたがり、お手伝いをするようになります。
とはいえ、お手伝いをお願いしたいけれど「どんなことから始めたらいいの?」と悩む方も多いですよね。
今回は2歳半の子でもできるお手伝いの種類と、お手伝いをさせるときのポイントを解説します。
お手伝いは親子のコミュニケーション手段にもなるもの。最初はうまくいかないかもしれませんが、親子で家事を楽しくこなしてみてください。
「お手伝いできるかな?」お願いするタイミングとは
お手伝いは言葉の意味が分かり、意思疎通ができるようになる1~2歳半ごろが適していると言われています。ただ、無理にお手伝いをお願いしても、子供によっては気が向かなかったりうまくできなかったりと、ママもストレスに感じてしまうかもしれません。
お手伝いをお願いするタイミングは慎重に見極めて、子供と楽しく家事を一緒にやってみましょう。
ママの真似をするようになったら
真似ごとが大好きな2歳半の子供。大人が行う家事の真似をするようになったり、遊びの中で「これはママだよ」と家事を模したものをするようになったりしたら、家事をお手伝いさせてみるチャンスかもしれません。
ママと同じように家事ができると、子供にとって成功体験につながることも。成長や興味の具合に合わせて、家事のお手伝いをお願いしてみてくださいね。
家事に興味を持ったら
2歳半ごろの子供は、周りの仕組みや動きに興味がでてきて「どうして?」「これはなあに?」と周りの大人によく質問するようになります。同じように、ママが洗濯物を取り込んだり畳んだり、料理を作ったりお風呂を掃除したりするのを「何をしているの?」と興味を持つことがあるかもしれません。
ママがやっている、床の拭き掃除やほうきを使った掃き掃除を真似したがる子もいるかもしれませんね。そのように家事に興味を持ち始めたら、ぜひお手伝いを始めてみましょう。
なんでも「自分で!」と主張するようになったら
2歳半の子供は、なんでも自分でやりたがる主張が激しくなる子もいます。自分でお洋服を選びたい、自分で着替えたい、という主張に向き合うのは大変に思うママもいるかもしれませんが、この自己主張をお手伝いをお願いすることで満たしてあげましょう。
ただ、2歳半は自己主張が激しくなるイヤイヤ期の最中であることが多いです。そのため、「自分でやる!」とお手伝いをさせたのにうまくいかないこともあるかもしれません。
最初はどんな子でも失敗があり、忙しいときはママも煩わしく思うかもしれません。ですが、徐々にお手伝いにも慣れていくので、ちょっとずつできるところから始めてみることをおすすめします。
2歳半の子供にできるお手伝い一覧
ここからは2歳半の子供でもできるお手伝いの一例をご紹介します。子どもに成功体験をさせることも大切ですが、子供にとって簡単すぎるお手伝いではすぐに飽きてしまうこともあります。もっと難しいものにチャレンジできる子はお手伝いをさせてみて、つまずくようであれば繰り返し同じお手伝いをお願いすると、うまくいくかもしれません。
洗濯物を干す・畳む
子供の目線に合ったタオルハンガーにタオルを掛ける、ピンチハンガーに洗濯物を吊るすなどは2歳半向けのお手伝いのひとつ。洗濯物干しのお手伝いポイントは、「子供の目線に合わせる」ことです。
洗濯物を吊るすときには洗濯ばさみを扱わなければなりませんが、手指の力が弱い子だとうまくいかないことも。大人が必ずサポートしてあげて、安全にお手伝いできるようにしてみてくださいね。
洗濯物を畳むのは、子供自身のお洋服や折りたたむだけのハンドタオルやハンカチなどに限定させると、お手伝いがうまくいきやすいです。
お風呂掃除
お風呂掃除は靴下を脱いで浴槽の中に直接入り、スポンジでごしごしするとお手伝いになります。ただ、滑りやすく浴室内は寒くなりやすいので大人はしっかり見るようにして一緒に掃除を行いましょう。
お風呂掃除は子供のお手伝いの中でも一般的で、大きくなってからでも手伝ってもらいたい家事ですよね。最初はもちろん大人と一緒にお手伝いすることが前提ですが、今後のために2歳半ごろから始めておくのもよいかもしれません。
床や窓の拭き掃除
床の拭き掃除も子供にとってやりやすい家事です。雑巾がけなら道具もいらないですし、ワイパーなどを使うなら子供に負担のかからない軽量タイプなどを使うとよいでしょう。
拭き掃除の楽しいポイントは、親子で一緒にやるとゲーム感覚で家事がこなせるところ。もちろん子供は拭き残しが出てくるため、仕上げは大人が行い一緒に床や窓を拭き進めてみましょう。
お花の水やり
お花の水やりは遊び感覚でできる子供のお手伝い。2歳半の子でも扱いやすい小さなジョウロを用意し、お花に水をあげる習慣を付けるとよいでしょう。
植物のお世話をすることは、子どもに生命の大切さ、お世話を気の向いた時だけではなくいつも続ける大切さなどを教えるいい機会でもあります。
お花が咲いたり、成長したりするのを子供と一緒に体感できるのは、親としてもとても楽しいですよ。
簡単な料理のお手伝い
料理のお手伝いは2歳半には早いかも?と思う方もいるかもしれませんが、しっかりサポートしてあげて簡単な作業を選べば、もちろんお手伝いは可能です。
レタスちぎり
サラダ用のレタスをちぎるのなら、包丁いらずで工作気分でお手伝いできます。普段は野菜が苦手という子も、自分が作った料理ならおいしく食べられるかもしれません。
卵を割る
最初は力加減が分からないかもしれませんが、ボウルに卵を割り入れるのであれば2歳半の子にもお手伝いできます。
かき混ぜる
具材をかき混ぜたり、先ほどご紹介した割った卵を溶いたりする作業も、2歳半でできるお手伝いです。
2歳半お手伝いをさせるときのポイント
2歳半でもできるお手伝いの一例をご紹介しました。「うちの子でもできるかも!」とお手伝いを始めてみる方は、お手伝いをさせるときに注意しておきたいポイントも、あわせてチェックしてみてください。
失敗してもOK!と寛容に考えて
2歳半でできるお手伝いはたくさんありますが、もちろん最初からうまくできることはとても少ないです。最初は失敗ばかりするかもしれませんが、たとえ失敗してその場を汚してしまったり大人の家事が増えたりしても、寛容に受け止めてあげましょう。
繰り返しお手伝いをするのが大切
2歳半のおぼつかないお手伝い、本人はやる気があるけれど「大人がやった方が早いかも」「かえって手がかかる」と面倒におもうことも多いでしょう。2歳半の子は興味が移るのも早く、お手伝いを始めても最後までやり遂げられないこともあります。
しかし、お手伝いは「繰り返す」ことがとても大切。徐々にできるようになるので、焦らず少しずつでも繰り返すようにしてみてくださいね。
ママと一緒に、楽しんでお手伝いを
お手伝いは子供にさせるものではなく、必ず大人の元で行いましょう。お風呂掃除などは危険が伴うので、一緒にお手伝いすることが前提です。
また、お手伝いはママパパと一緒にすることでコミュニケーションの場になります。いろいろなお話をして、子供にお手伝いを体験させてみましょう。
まとめ
2歳半からでもできるお手伝い。日々たくさんの家事に追われて過ごしていますが、この家事を子供にお手伝いをお願いしてみたり、一緒にやってみたりすることで楽しく思える瞬間もあります。
お手伝いは「できることから」「繰り返し」「少しずつ」始めるのがポイントです。ぜひこの記事を参考に、お手伝いデビューをしてみてくださいね。
【参考】