毎日の献立作りに悩むワーママも多いのではないでしょうか。今回は、忙しくても楽にこなせるワーママ献立のポイントをご紹介します。ワーママ献立が楽になるためのヒントや、1週間の献立作りの進め方、おすすめレシピなどをまとめました。毎日の献立作りが億劫だというワーママは、ぜひチェックしてみてくださいね!
【脱ワーママつらい】ワーママ献立が楽になる方法
仕事から疲れて帰ってきたら、ごはんを作る気になれないと感じませんか?献立はルールを決めておくと、忙しくても余裕ができるようになりますよ。スケジュールに追われる忙しいワーママの、献立作りが楽になる方法をご紹介します。
週末に次の1週間分のメインを決める
ワーママ献立のなかで一番つらいと感じさせるものは、忙しいなかで「今日のごはん何にしよう?」と考えなければならない作業です。ワーママ献立を楽にするために、週末に次の1週間のメイン料理をすべて決めてしまいましょう。カレンダーに書き込んでおけば、翌月以降のワーママ献立の参考にもなりますよ。
1週間分の献立すべてを考える必要はなく、メインだけを決めておくのがポイント。副菜はあるもので済ませるというパターンでOKです。気分や時間によっては、献立の予定通りにいかない日も出てきますが、それもOK。きちんと守らなければならないとルール化してしまうと、かえってストレスになってしまいます。
野菜はカットして冷凍庫へ
仕事のある日の忙しさを減らすためには、週末に買い物から帰ったら、その勢いで下ごしらえをしてしまうのがおすすめです。野菜はさまざまなサイズや形にカットして冷凍しておくと、その後の調理が楽になります。メイン料理は、当日焼くだけOR蒸すだけOR煮るだけの状態になるよう、下味もつけて冷凍します。
副菜は和え物OR電子レンジ調理ができるもの
メインのほかに副菜を作るときは、簡単にできて洗いものが減らせる和え物または、電子レンジで調理できるものがおすすめです。
すりおろしたにんにくと塩、ごま油+野菜(きゅうりやキャベツ、トマトなど)を和えた「ナムル風の和え物」や、冷蔵庫にあるキノコ類を電子レンジで加熱して、バター+ポン酢で食べる「キノコのソテー」など、和え物や電子レンジ調理は、ワーママ献立の強い味方になってくれますよ。
惣菜や冷凍食品を賢く取り入れる
ワーママ献立が何も浮かばないときや、スケジュールがタイトでお料理している時間がないというときは、スーパーのお惣菜や冷凍食品、インスタント食品などを上手に活用してみましょう。最近では、冷凍技術が上がり、冷凍食品でも本格的な味が楽しめるものが増えてきています。コンビニエンスストアのお惣菜もあなどれません。
冷凍食品やお惣菜を使うのに抵抗があるというワーママは、副菜からスタートすると抵抗感が少なく取り入れやすいでしょう。そのまま食卓に並べるのではなく、お皿の上にレタスや大葉を敷いたり、おしゃれなお皿に盛りつけるだけでも、見た目の手抜き感を解消できます。。
栄養バランスが気になる場合は、カラフルになるように
忙しい日々のなかで、家族が口にするワーママ献立の栄養バランスを気にする方も少なくありません。特別な知識がなくても、食事全体がカラフルになるように意識すればOKです。食事がカラフルというのは、品目が多いことにつながるため、さまざまな栄養がバランスよく取れるようになりますよ。難しく考えずに、ワーママ献立では、色数をチェックしてみてくださいね。
晩ごはんの準備は冷凍OR朝にしておく
時間に追われるワーママがしている工夫で多いのが、朝晩の時間の有効活用です。晩ごはんの準備はメイン料理を週末に冷凍しておき、その他の副菜の準備を朝時間があるときや、夜寝る前にしておくというもの。早起きが得意な方は朝の時間を、朝少しでも寝ていたいという方は、夜時間の活用がおすすめです。
忙しいワーママ献立、1週間の予定はどう立てる?
前述したように、ワーママ献立の日々の「今晩どうしよう?」を解決するには、週末に献立をまとめて計画しておくのがおすすめです。1週間のワーママ献立の計画を楽に作るには、どのようにすれば良いのでしょうか。
麺の日、丼の日など単品料理の曜日を決める
まずは1週間のうち、「丼もの+お漬物」や「麺類の日」のような単品料理の日を決めます。もちろん、子どもや家族の好みが麺類なら麺類の日を2日入れてもOK。たくさんのお料理を考えなくても良い日を作るのは、献立を楽にする秘訣です。
単品料理は調理も手間がかからないものが多いもの。元気がでないお休み明けや、心身ともに疲れがたまってくる週半ばに設定しておくと、お料理のしんどさも軽くなります。
週末1日は冷蔵庫に残ったものを整理する
1週間のうち、週末1日を冷蔵庫や冷凍庫に残った食材を使い切る日にすると、使い忘れが減らせて家計の負担も軽くなります。冷蔵庫に残ったもので八宝菜を作ったり、かき揚げにしたりすると、見た目も豪華でおすすめです。
メインを考えるのは実質4日
2日の単品料理の日、冷蔵庫&冷凍庫の食材を使い切る日以外の4日間の献立を立てていきましょう。「まだ4日もある!」と思いがちですが、「鶏肉・豚肉・魚介・牛肉」のローテーションとして割り切れば、それほど難しいものではありません。
調理法も、「揚げる・焼く・煮る・蒸す」の4つをそれぞれの食材で組み合わせると、難しく考えなくても、献立がすぐに出来上がりますよ。市販の「~のタレ」なども取り入れながら、ワーママ献立の負担を軽くしていきましょう。
メイン・副菜・汁物でOK
和食は一汁三菜が理想ですが、毎日一汁三菜にこだわると、時間がかかるだけでなく料理のネタもつき、家計を圧迫してしまうことも。基本はごはんとメイン、副菜(または汁物)の3品とし、料理の数を増やすことよりも、使う食材の種類を増やすことを意識すれば、一汁三菜と同じように栄養バランスも整います。
汁物をいつも具沢山にしたり、お料理の仕上げに胡麻やかつおぶしをふりかけたりするのもおすすめ。ちょっとした工夫で、栄養バランスの良い食事は作れます。気負わず取り組むことがポイントですよ!
ワーママ献立におすすめのレシピ
ワーママ献立のおすすめのレシピを紹介します。どれも簡単にできるものばかりです。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
手抜きをしたい休みの日のお昼ごはんに!簡単フライパンドリア
少しでも手抜きをしたい休みの日のお昼ごはん。市販のパスタソースを使って、簡単にフライパンドリアを作りませんか?パスタソースはミートソースがおすすめですが、好みのものでOKです。離乳食用のパスタソースやホワイトソースで作れば、赤ちゃんのごはんにもなります。
【材料】
ごはん(お茶碗1杯×人数分)・パスタソース・ホワイトソース缶・ピザ用チーズ適量・バター
【作り方】
(1) フライパンにバターを引き、ごはんを入れて炒めます
(2) ある程度ごはんがバラついたら、市販のパスタソースをかけて、しっかりと混ざるように炒めます
(3) ごはんとソースがしっかり合わさったら形を整え、上からホワイトソースを伸ばし、最後にピザ用チーズをふりかけます
(4) フライパンにフタをして蒸すように火を通し、チーズがとろけたら完成です
洗いものが出ない!手が汚れない!袋ひとつで簡単つくね
洗いものを減らすと、ワーママ献立がさらに時短になります。今回はもみこむのと整形をジップ付きの袋を活用するため、手が汚れないのがポイント。最後の照り焼きタレをかけずに、大人用には食べる前しょうが醤油をかけたり、マスタードを付けるのもおすすめです。子ども用にはケチャップでもOK。お弁当にもぴったりですよ!
【材料】(2人分)
鶏ひき肉 300g・玉ねぎ 1/4個・酒 大さじ1・マヨネーズ 大さじ1・片栗粉 大さじ1・照り焼きタレ(醤油 大さじ2・砂糖 大さじ2・みりん 大さじ1)
【作り方】
(1) ジップ付きの袋に鶏ひき肉と酒、マヨネーズ、片栗粉を加えます
(2)
玉ねぎをすりおろして(1)に加えます
(3)
ジップ付き袋の上からしっかり揉み込み、ジップ袋の角を1か所斜めに切り取ります
(4)
フライパンに油を引き、(3)のフライパンが温まったら切り取った穴からつくねのタネを絞り出して成型します
(5)
(4)を両面焼き中までしっかり火が通ったら、合わせておいた照り焼きタレを回しかけて、ひと煮立ちさせて火を止めて完成です
ワーママ献立はコツさえつかめば楽になる
毎日栄養バランスの取れた一汁三菜の献立を立てることは、理想的ですが時間に追われるワーママには非現実的でもあります。ワーママ献立は、手軽&ストレスフリーにこなすのがポイント。コツをつかめば、献立作りも楽になります。時短レシピや便利な調理家電などを取り入れながら、おいしいワーママ献立を立ててみてくださいね。