子どものことで手いっぱいな中、パパが休日ゆっくりしていたり日々の家事を手伝ってくれなかったりすると、「なんで私ばっかり!」とイライラすることはありませんか?子育て中、パパと仲が険悪に…と夫婦関係に問題が起こることも珍しくありません。
しかし、こうしたママのイライラはパパにも当然伝わります。パパにとっては子育て妻にイライラしてしまう!と腹を立てていることも多いようです。
今回はそんな育児中の夫婦関係について、イライラをなくして育児中の夫婦円満を目指す方法をご紹介します。
育児中パパにイライラ、ママにイライラ…
子育ての中心となるのはやっぱりママなので、「育児中何もしない夫にイライラする」という話はよく見かけます。ですが、実はパパの方も、
- 「言われないと分からない」
- 「何をしていいのか分からないし、聞くと怒られるし」
- 「手伝いたいけど何から始めたらいいのか」
とママへの不満を抱えていることも多いです。
ただでさえ余裕がなくなる子育て中。まずは、育児中の夫婦ストレスには何があるかを考えてみましょう。
育児に家事に仕事に…忙しくて言い方がきつくなってしまう
子どもが生まれると、その日から産後で疲れた体のまま、ママは昼夜を問わず育児をすることとなります。仕事をお休み中のママでも、育児に家事にと毎日大忙し。つい自分が忙しいと、仕事に行って帰ってくるだけのパパに対して言い方がきつくなってしまいますよね。
ですが、パパも日中家族のために働いている方は多いです。さらに仕事が終わると家事・育児を手伝い、休日は子どもの面倒を…と考えると、お休みがないのはママ・パパともに同じことなのかもしれません。
育休を取得し家事・育児を常にサポートしてくれるパパもいますが、現状ではやはり仕事を担当することが多いでしょう。夫婦ともに、子育て中は極端に忙しくなり相手への対応がひどくなってしまいます。
「自分ばっかりやってない?」という気分に
パパも忙しいのはわかってはいるけれど、とはいえ夜間授乳で細切れ睡眠、休憩なしの日中ワンオペ育児をこなしていると、ママとしては「私ばっかりやってない?」といった気分になってしまうかもしれません。
うまく家事・育児が分担できていればよいのですが、子育て中だとどうしても不平等になってしまいますよね。名前のない家事やちょっとした育児のケアに気付きやすいのはママの方が多いこともあり、ママとしては「パパは何もしてくれない」とイライラしてしまうかもしれません。
それぞれのやり方が統一されていなくて口喧嘩に
家事、育児の方法がママとパパで違っていると、「パパが干した洗濯物をママが干し直す」「掃除したところをまた掃除する」と無駄な手間が起こってしまいます。最終的には、「自分がやった方が早い」とうんざりしてしまうことも。
これは夫婦のコミュニケーション不足が招く結果ですよね。育児においても、「ママがせっかくセーブしていたのに、パパがテレビをつけて子どもに見せている」といった方向性の違いから、口喧嘩に発展することも珍しくありません。
子育て妻達はどうしてる?ママの「パパへのイライラ」対策法
「子育て中のパパにイライラする!」という意見は、多くのママに心当たりがあるかもしれませんね。こうしたパパへのイライラは、どうやって解消すればよいのでしょうか?
現役ママに聞いたパパへのイライラ対策法を見ていきましょう。
「とにかく無視、諦める」
ここでパパに不満をぶつけても、意見は対立するだけ。「パパがご機嫌悪いときもあるから、とりあえず放っておきます」というママの意見もありました。
最初から期待しなければ、パパから適切なサポートがなくても諦められるのかもしれませんね。確かにその通りなのですが、イライラした態度をしておきながらパパに何も言わず「分かって欲しい」と暗に示すのはおすすめできません。
過度な期待はしないようにして、ママもパパも冷静に話し合えるように時間をおいてから問題解決を試みるとよいかもしれません。
「我慢してしまって定期的に爆発しちゃう」
ママの中には、毎日少しずつイライラすることがあるけれど、特に疲れたときに「すべての不満が爆発しちゃう」という方もいました。育児中はイライラも溜まりやすいため、適度にガス抜きをしなくてはなりません。
パパに怒りをぶつけて、それを受け止めてくれるほどの気持ちの余裕がパパにあればよいのですが、大抵の場合はうまくいかないでしょう。夫婦喧嘩が長引くと子どもにも悪影響なので、喧嘩になってもすぐに終わらせることが大切です。
「イライラを溜めたらダメ!と思って口を出す」
パパに全部不満をいちいちぶつけている!というママもいます。「思ったことは伝えないと相手にも理解されないし、全部不満は伝えています。でも、結局喧嘩になることも多いかも」とのこと。
イライラは確かに溜めるべきではなく、育児中こそ夫婦のコミュニケーションは不足しがちなので、確かに意思確認はとても重要です。ただし喧嘩になると互いに意見の落としどころが見つからなくなるため、言葉を選びパパに思いを伝えられると理想的ですね。
イライラをなくして夫婦円満に!育児中の夫婦におすすめの喧嘩対策
どうしても両親ともに余裕がなくなる育児中。ですが、育児はママ一人でこなせるわけではなく、夫婦が息を合わせてお互いを助け合わなくてはなりません。
育児中の夫婦こそ、円満な関係を築きたいもの。最後は夫婦関係のイライラを緩和させる、喧嘩対策を一緒に見ていきましょう。
ユーモアアプローチをする
夫婦喧嘩の理由を考えてみると、実はどれも些細なものです。子どものことをやってくれなかった、家事のサポートをしてくれなかったなど、命にかかわる問題でもなくそのタイミングでイライラがピークに達しただけでしょう。
こうした空気を換えるために、「ユーモアアプローチ」という対応方法があります。これは、夫婦喧嘩が始まって険悪になったときに、あえてふざけて笑いに変えることを指します。
いがみあうだけでなく、「でも○○して欲しかったんだからね!」と笑顔で思いを伝えてみてもよいかもしれません。もしパパがユーモアアプローチをしたのなら、ママも笑顔を返してみましょう。
夫婦共有の「家族のルール」を作る
夫婦で「家族のルール」を共有するのも大切です。何度も喧嘩が起き、そのたびにどちらも意見を変えず引きずるのは、精神的にも負担が大きいですよね。
- 喧嘩しても次の日には持ち込まない
- どんなことがあっても、夕食は一緒に食べる
- 忙しいときに代わって欲しい家事、育児を決めておく
こうしたルールを事前にはっきりさせておくと、いざ夫婦喧嘩が起きても解決しやすいです。いわば夫婦円満のためのマニュアルですが、これはママとパパが日頃お互いに意見を出し合って決め、共有しておきましょう。
お互いの連絡はマメに!
「帰りが遅くなったけど、仕事なんだから仕方ない」
こうした1日の出来事の中で、ママとパパどちらにも言い分はありますよね。日中は離れて過ごす夫婦は多く、また子どものことになるとママの方が担当する機会が多い分、互いに連絡をマメに取り合う必要があります。話してもいないのに、忙しいことを分かって欲しいというのは難しいのです。
そのため、メールやメッセージアプリなどで夫婦のコミュニケーションを補いましょう。子どものことに関しては、今日何を食べてどう過ごしたのかなどを共有する「育児アプリ」が手軽でおすすめです。
まとめ
子育て妻に、何もわかってくれないパパに、と育児中の夫婦関係不和でイライラすることはたくさんあります。小さなイライラを放っておくと、いつか不満が爆発してしまうため注意が必要です。
育児中だからこそ、子どものためにもママ・パパは仲良くしておきたいですね。ご紹介したような夫婦関係の整え方を実践し、我が家なりのルールや決まりを作ってみてはいかがでしょうか。
【参考】
妻を見るとイライラしてしまう。専業主婦なのに育児も家事も中途半端なの?(9)- レタスクラブ
『些細なことで怒りだす妻にうんざり!』男性はなにかと我慢しがち!?|Season2 夫編02 – iction!(イクション) | 株式会社リクルート
「今日は大変だったんだから、夕食の支度が十分にできているわけないじゃない!」