【簡単に】よく聞く「自己肯定感」とは?意味や育児のポイントをご紹介

自己肯定感とは 簡単に

みなさんはきちんと「自己肯定感」を持っていますか?自己肯定感が高いと、「育児がうまくいく」「仕事がやりやすい」「私生活も充実する」と言われていますよね。

ただ、なんとなく大切なのは分かる自己肯定感。実際には「どんな意味なのか分からない…」とあやふやに捉えている方も多いかもしれません。

今回は育児における自己肯定感が気になるママに向けて、自己肯定感を簡単に説明します。なぜ育児において自己肯定感が必要なのかも合わせてご紹介するので、参考にしてみてください。

自己肯定感とは?簡単に説明

ママ 悩み

育児書を読んでいると「自己肯定感」という言葉が頻出しますよね。褒める時や叱る時、そんな育児における重要なシーンで、自己肯定感を高めるのは大切だと言います。

しかし、「なんとなく自己肯定感を意識すればいいんだよね」と理解できているものの自己肯定感自体は何かが分からない方も多いです。まずは自己肯定感とは何か、簡単に説明しましょう。

ありのままの自分を受け入れる感覚のこと

自己肯定感とは簡単に言うと、

「ありのままの自分を受け入れる感覚」

のことを指します。

みなさんは大きな失敗をしたり、自分にとって壁を感じたりしたときはどうやって気持ちを持ち直しますか?「失敗はイヤだ。もうやりたくない」「諦めたら楽になれる」とうしろ向きに考えてしまうのは、自己肯定感が低い証拠です。

反対に「失敗は成功のもと。次は頑張ろう」「まあ、失敗する時もある」と自分を許せるのは自己肯定感が高いと言えるでしょう。つまり、自分自身に満足できているか、その満足度の感覚が自己肯定感です。

自己肯定感が高いとポジティブに

先ほど説明しましたが、自己肯定感が高いと物事に対して前向きになり、ポジティブな意識が高まります。人間として社会で生きている以上、どうやっても失敗や挫折は味わうものですよね。この時、自己肯定感が高いと情緒・感情が安定し、さらに上を目指したり挑戦できたりするのです。

他人に対しても、自己肯定感が高いと「良い所」に目が向くので関係性が築きやすくなります。以上を考えると、「子供にはこうあって欲しい」という願いは、自己肯定感を高めることで目指せそうだと言えるでしょう。

自己肯定感が低いとネガティブに

反対に自己肯定感が低いとどうなるのでしょうか。諸外国に比べて、日本人は自己肯定感が低いと言われています。自分を許す力=自己肯定感が低いと、物事に対してネガティブになり後ろ向きの言動が目立ちます

壁にぶつかった時に自分ひとりでは乗り越えられなかったり、気持ちを持ち直すためにたくさんの労力が必要になったりと、生きづらさを感じてしまうのが自己肯定感が低い方です。

ただ、自己肯定感とは生まれつき決まったものでもなく、意識次第では今からでも「高める」ことはできます。自己肯定感が低いのは「取り返しのつかないこと」ではない点は、よく頭に入れておきましょう。

なぜ自己肯定感とは育児で大切なの?

子供 外で遊ぶ

自己肯定感とは何かを見てみると、ママ自身にも大事なことがたくさんありますよね。同時に今育児において自己肯定感は重要なポイントとして語られています。

なぜ、自己肯定感は育児で大切なのでしょうか。育児と自己肯定感の関係性をチェックしていきましょう。

自己肯定感は幼少期に培われる

自分を認めてあげる力」である自己肯定感。もちろん大人になってから自己肯定感を高めるのは不可能なわけではありません。ですが、自分自身の感覚」「自分自身の在り方」の多くは幼少期に培われます。

もちろん育児に正解はなく、ママ自身子供との向き合い方は「たくさん失敗するけれど、その中でも良い方法を模索している」と答えるママがほとんどですよね。自己肯定感の高い子に育って欲しいのなら「幼少期の育児」において、自己肯定感を意識するのが重要なのです。

また、育児のやり方で「これでいいのか分からない」と悩む方にとっても自己肯定感を高めることに重きを置くと、おのずと親子にとって心地よい育児の方法が分かるかもしれません。

親とのかかわり方で自己肯定感は大きく左右される

自己肯定感が育まれる幼少期。保育園・幼稚園に通っていたとしても、子供とのかかわりのほとんどを占めるのはママ・パパ、親です。まだ何も知らない子供にとって、親はすべてを教えてくれる存在ですよね。

褒める時、叱る時、ママ・パパの接し方や声掛けの方法で自己肯定感を高める意識をすると、その後子供は人生を楽しく過ごせるでしょう。

親自身の自己肯定感も育児には大切

「自己肯定感を高めるには、幼少期の育児が大切。じゃあ今すぐ、子供に自己肯定感を高めてもらわなきゃ!」と焦る方もいるかもしれませんね。筆者自身、幼児の子供を育児するママであるため、「正しく育児しないと」と今現在の自分のやり方に不安を持ちました。

ですが、一度立ち止って考えたいのが「子供の自己肯定感」に目を向けるためには、「自分自身の自己肯定感」も見つめなおす必要があるということ。自己肯定感が低く、自分を許せないママが子供に「自分を許せる人になってね」と教えても、納得できるでしょうか。

すべてのママは、もちろん子供に対してポジティブで愛情たっぷりに接しています。ですが、疲れたり忙しかったりしてうまくできないシーンも当然あります。無意識に投げかけている言葉で子供の自己肯定感を低めないよう、ママ自身も自己肯定感を高く持ち、楽しく生活できるように心がけると良いでしょう。

簡単に自己肯定感を高める方法

子供 登校中

次は、簡単に自己肯定感を高める方法を見ていきましょう。

自己肯定感を高めるのは「難しそう」「複雑そう」と思われるかもしれませんが、実は簡単な心掛け・意識づけだけでできます。ただ、簡単に意識を変えられるということは「自己肯定感を低める」ことも簡単だということ。少しずつで良いので、前向きでポジティブな考え方は継続できるように心に留めておいてください。

意識して「否定する言葉」を「肯定する言葉」に置き換える

最初に、意識して「否定言葉」を「肯定言葉」に置き換えてみましょう。みなさんは普段どんな考えを持ち、それを言葉にしていますか?

  • 「疲れた」
  • 「失敗しないように〇〇しないと」
  • 「どうせ〇〇なんだろうな」

以上はすべて否定する言葉です。よく言葉にするものですが、どれもネガティブなイメージを持ちますよね。すべて肯定的な言葉にしてみましょう。

  • 「よく頑張った」
  • 「成功するように〇〇しよう」
  • 「きっとうまくいく、次は成功する」

実際に声に出さなくても構いません。思考する時に「否定言葉を使っている!」と気づいたら、意識的に肯定言葉に置き換えてみましょう。また、子供への声掛けも否定する言葉をやめて、肯定する言葉が使えるとベストですね。

  • 「なんで失敗するの?」→「成功するために〇〇してみようか」
  • 「〇〇しないようにしてね」→「〇〇は危ないから、違うことをしてみよう」
  • 「これじゃダメだよ」→「こっちの方がいいよ」

否定する言葉を無意識で使っていると、最初は声掛けをがらりと変えるのは難しいかもしれません。まずはママの意識だけでも切り替えてみると、次第に育児にもポジティブな効果が得られるでしょう。

子供に対する「褒め方」「叱り方」を工夫する

声掛けの仕方を変えると同時に、褒め方・叱り方も見直してみましょう。自己肯定感は自分を認めることだから、「全部子供の行動を褒めて、認めてあげたらいいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。

そうではなく、褒める時は「結果だけでなく過程も褒める」意識をすると良いと言われています。かけっこで最後になっても、走ったこと自体は褒めてあげたいですし、テストで思うような点数が取れなくても、勉強したことや挑戦したことに対しては褒めてあげたいですよね。

こちらの記事でも、詳しく説明しています。参考にしてみてくださいね。

また、叱る時は特に注意したいもの。人格や子供自身どうしようもないものを叱っても、何も効果は得られません。自己肯定感を高めるために「叱らない育児」というのも難しい話で、「怒る」のではなく子供にメッセージを伝える「言い聞かせの機会」と捉えるとよいでしょう。

こちらの記事では、子供を叱るシーンでママが意識したいことをまとめています。

体調も含めて自分自身を見つめなおす、大切にする

前向きでポジティブな思考を持つと、自己肯定感も高められる。ですが、ママ自身疲れていて毎日精一杯で、体調不良が続いているのに「ポジティブシンキング」を続けるのは難しいものです。

心とからだは、とても深いつながりがあります。体だけが元気でも心が疲れていればうまく頭は働きませんし、体調不良ならどんなに頑張って心を元気づけようとしても、体がついていかないこともあるでしょう。

「幼少期の育児が大切なんだから。今踏ん張らないと」と躍起になる前に、まずママの体調面に目を向けてみましょう。自分を大切にできる方こそ、子供も家族も大切にできるはずです。疲れている時は無理をすることなく、パパや周囲の方に正しくSOSを出して育児と距離を置くのも一つの手段です。

まとめ

自己肯定感とは何かを、簡単に説明しました。なんとなく「いろんなところで見かける言葉だな」「高めるのが大切なんだろうな」と思っている方は多いのですが、実は育児において重要なキーワードとなるのが自己肯定感です。

これから自己肯定感を高めたいという方は、今すぐできる意識づけや声掛けを実践してみましょう。最初は少しずつで構いません。続けることでママにとっても子供にとっても、ハッピーな効果が見えてくるはずです。

【参考】

自己肯定感とは? 自己肯定感が低いとどうなるの? – STUDY HACKEこれからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア

自己肯定感とは何か?自己肯定感が高まるトレーニングも  [Schoo]

子どもの自己肯定感は親次第!ぐんぐん伸ばす褒め方・叱り方  COE LOG

自己肯定感が低い原因とは?低いとどうなる?高めるために意識したい3つのことも  Domani

ABOUT US
【監修】久保田 由華久保田 由華
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。7000ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。