【公認心理師監修】育児イライラが止まらない!原因と解決法を解説

ママ 自己肯定感

「我が子は何をしてもかわいいもの」「育児は楽しめばいい!」

頭では理解しているけれど、予定通りにいかない育児に子どものわがまま、躾やルールを教えないと…とママ達は365日24時間休みのない育児にイライラすることも多いです。

なぜ、育児はイライラしてしまうの?と疑問に思う方に向けて、今回は育児のイライラ原因と解決法を解説します。

夫の育児口出しや両親との関係、子どもの躾やママの寝不足や体調不良まで、育児にまつわるイライラを解消して笑顔で過ごす時間を増やしてみましょう!

なぜ育児でイライラするの?原因を探ってみよう

育児でイライラしないママ、毎日笑顔で子どもに優しくできるママは稀です。育児とは子どもに振り回されがちで、休憩もなくノンストップ。どんなにママが計画を立てても想定外の出来事ばかりが起こります。

子育てイライラに関するアンケートでも、

【子育てのイライラに関するアンケート】

調査期間:2022年12月13日~12月15日

調査機関:いくじてん(自社調査)

集計対象:1~3歳の子供を持つパパ・ママ

有効回答者:100人

調査方法:インターネット調査

子育てのイライラが抑えられない!ストレスの原因と解決法を100人に聞いた|株式会社minetのプレスリリース

出典:子育てのイライラが抑えられない!ストレスの原因と解決法を100人に聞いた|株式会社minetのプレスリリース

9割近くのママがイライラを感じています。

その理由はママによってさまざま。まずはイライラの原因から探っていきましょう。

ママの育児イライラ原因を考えるにはこちらの記事も参考に▼

子どもの食事が悩み

まずは子どもの食事や食育です。「母乳育児を進めたいのに、赤ちゃんが母乳拒否をする…」「ミルクを飲んでくれない」という授乳の悩みから、離乳食が始まれば子どもの好き嫌い、幼児食になると「何を作れば食べてくれるの?」とママ達の悩みは尽きません。

それぞれの時期に合わせて悩みを解決していく必要がありますが、食事は子どもの健康に関することなのでママとしてはストレスを強く感じます。食べないのは私のせい?料理が下手だから?と自分を責めてしまうママもいれば、総菜や冷凍食品など出来合いのものばかりで罪悪感…と「食事を作ること」自体にイライラすることもあるでしょう。

寝かしつけがうまくいかない、ママ自身も寝不足に

育児中の困りごとといえば、寝かしつけや夜泣きです。赤ちゃんは日中の区別がつくまでは24時間いつでもママを求めますし、その結果ママが寝不足になりイライラも募ることは珍しくありません。

育児中の寝不足を経験したママなら痛いほど気持ちは分かるかと思いますが、寝不足といっても「みんなそうだった」「今は仕方ない」とママの不調は見過ごされがちです。こうしたママの体調不良からくるイライラは「わかってくれる人がいない」と強いストレスになることが多く、イライラするとパパや子どもに当たることもあるため注意が必要です。

とにかく手がかかるイヤイヤ期、トイトレ期

イヤイヤ期やトイトレ期は、多くの子が2歳ごろから迎えます。「幼稚園に入る前にトイトレを完了させないと」と頑張るママも多いのですが、この2~3歳の時期はとにかく子どもは自由奔放。イヤイヤの自己主張も始まって、予想外にうまくいきません。

ママとしては「ちゃんとしないと!」という焦りもあり、育児イライラがピークを迎える方も多いです。

一人の時間がうまく取れない

育児中は何かと子どもと過ごしているため、とにかく一人の時間がなくなります。ママが最後に一人でゆっくり好きなものを食べるランチができたのはいつですか?ショッピングを楽しんだのはいつ?と考えると、数年単位で一人の時間がないことに気付くでしょう。

我が子はかわいいものとわかっていても、ずっと一緒にいると行き詰まることもあります。ママ一人の時間は軽視されがちですが、予想以上に大きなストレスになっているため、定期的に「ママをお休みする時間」を作らなくてはなりません。

周囲から孤立する、余計な口出しをされる

育児とは「孤育て」と呼ばれるほど、社会とのつながりが薄くなり孤独を感じやすい期間です。ママ一人の時間が取れないために、「気付けばパパと子ども以外におしゃべりしていないかも…」という日々を過ごす方も多いでしょう。

また、育児中ならではのイライラには「周囲から余計な口出しをされる」というものも。両親やパパに子育ての悩みを相談したのに、余計なアドバイスしかもらえずかえってイライラしたという口コミもあります。

その他育児イライラの原因・解消法はこちらでもまとめています▼

【育児イライラ解消法】子どもの食事で悩む

ピアジェ 発達段階

育児のイライラ原因はさまざま。大きく5つのイライラ原因にまとめましたが、ここからは一つずつ解消法を考えてみましょう。まずは、子どもの食事に関する育児イライラを解決する方法をご紹介します。

食事は子どもの健康に直接かかわるもの

赤ちゃんの頃から始まる授乳の悩み、離乳食の悩みから偏食の悩み、一生けん命作った料理は食べずおやつばかり…。そんな食事の悩みは子どもが成長してからでも育児の課題にのぼります。

特に食事は、子どもの健康に直接かかわるもの。極論をいえば食事をとらなくたって、ママは困りません。けれども我が子の健康を心配するからこそ、うまくいかない食事にイライラしてしまいますよね。

食事に関する悩みを持つママは、そのイライラ原因は「我が子を心配する気持ち」にあることを頭に入れておきましょう。きちんと子どもと向き合い、考えているからこそイライラするのです。

「全部食べるべき」「栄養バランスを考えるべき」思考をやめる

とはいっても、工夫を凝らしても食事を食べてくれない。好き嫌いが多く毎日のメニューに困る!というママ、離乳食期に何も食べない我が子に当たりそうになるというママも多いです。

このイライラを解消するためには、「すぐに子どもが好き嫌いしなくなる方法」を考えるよりも「ママの考え方」を変えた方が早いでしょう。

食事は完食しなくてはならない、栄養バランスの取れた手作りじゃないとダメとママ自身が自分へのハードルを高くしていませんか?この「~べき思考」はママのストレスを溜めてしまうため、1度諦めるポイントを見つけてみてもよいかもしれませんね。

総菜や出来合いのものでも大丈夫、子どもが好きなメニューが3日続いたって構いません。次第に食事に関する悩みは「そんなこともあったな」と過去のことになるので、少し頑張る力を緩めてみましょう。

育児中イライラする!食事に関するイライラの対処法はこちらも参考に▼

【育児イライラ解消法】夜泣きや寝かしつけがうまくいかず睡眠不足

卒乳2歳

次は夜泣きや夜間授乳で起こる寝不足に関するイライラです。子どもが笑顔でいられるのは、ママが健康で笑顔でいるからこそ。ママの体調不良は育児中何よりも優先したいものです。

乳児期は特にママの寝不足はピークに

寝不足がずっと続くと、どんなにタフな人でもストレスを感じます。普段イライラしないことでも怒りっぽくなったり、日常生活に影響が出たりするでしょう。

育児中は特にこの寝不足が起こりがち。夜泣きや夜間授乳がある乳児期のママは、睡眠時間は平均して少なめです。

気を付けたいのは、睡眠不足による育児イライラは時に子どもやパパなど周囲の人に当たってしまうこと。我が子をかわいいと思えなくなることもあるので、早急に対応する必要があります。

寝不足の育児イライラはこちらの記事も参考に▼

子どもと一緒にお昼寝しよう

寝不足を解消するためには、何よりも「仮眠時間を多くとる」ことが大切です。乳児期は夜泣きがあるとはいえ、お昼寝もしますよね。このとき「子どもが寝たから家事を済ませよう」「寝たときがチャンス!仕事をしよう」とママが活動すると、体はどんどん疲労を重ねていきます

寝不足が解消できるまでの期間で良いため、できれば子どもが寝たタイミングでママも一緒に寝てしまうのがベスト。そこで溜まった家事はパパに変わってもらったり、一時的なことなので外注したりするとよいでしょう。

夜は早く寝て朝に活動するママも

「子どもが寝たタイミングが自分のやりたいことをする時間なのに…」と感じるママ、確かに子どもが就寝中はママの貴重な一人時間です。寝るわけではなくぼーっとする、読書やテレビを見る時間、これがなくなるとかえってイライラする気持ちも理解できます。

この場合、「夜は子どもと一緒に寝て、少し早起きして朝の時間を楽しむ」というママもいます。朝時間は夜以上に静かで集中できるため、読書や勉強、ヨガや散歩といったアクティビティも楽しめやすいですよ。

【育児イライラ解消法】イヤイヤ期やトイトレ期で大変…

補助便座 子供

2~3歳ごろになると、イヤイヤ期が始まり育児はより難しさを感じます。「少し手がかからなくなってきた頃なのに…」と落胆するママもいますが、さらにこの時期トイトレを始めることで忙しさもピークに。

子どもの正しい成長過程と知ってはいても、育児に対するイライラは募るもの。この時期の育児ストレスをどう解消すればよいのでしょうか?

育児のイライラは最高に!イヤイヤ期とトイトレ期

24時間育児が続く乳児期も確かに大変、しかし特に育児の忙しさ・難しさを感じるのがイヤイヤ期とトイトレ期です。

イヤイヤ期とは第一次反抗期とも呼ばれ、多くの子が2歳ごろに経験します。自己主張が激しくこれまであやせば気分を変えられたのに、一筋縄ではいかなくなる時期でしょう。

トイトレは「保育園から始めましょうと言われた」「幼稚園に入る前に済ませてくださいと言われた」などママにとって育児の関門。とはいえ子どもはまだ小さく、イヤイヤ期も兼ねているため意思疎通もうまくいかず、育児イライラを溜めるママは多いです。

2~3歳の育児イライラについてこちらの記事も参考に▼

この時期だけと割り切るのも大切

イヤイヤ期とトイトレ期、非常に大切で大変な時期なので「正しい攻略法」は存在しません。もちろん育児書やネット上にあるママのアイデアを参考にすると解決できますが、子どもによって効果的な方法・声掛けは違いますよね。

この時期だけは、とにかくママは「今だけだから」と割り切るのが大切です。イヤイヤ期もトイトレも長く続きませんし、長期化するようなら「お休みしちゃおう」と家庭に合わせたペースを見直すのも大切です。イヤイヤの出方も子どもそれぞれなので、我が子に合わせたペースを守りたいですね。

イヤイヤとトイトレから向き合わない時間も作って

育児イライラはピークを迎えるこの頃。とにかくママは「育児のお休み」をしっかりとりましょう。イヤイヤ期の子をうまく扱うのは難しいですし、トイトレも四六時中やるべきではありません。

「お出かけしても楽しめないし家でテレビ見て過ごそう」「今日はママがイライラしてるからトイトレお休み。おむつでもいいや」と向き合わない時間を意識的に作るとストレスを緩和できます。たったこれだけでイヤイヤ期やトイトレが長引くわけでもありませんし、子どもは「自己主張が満たされた」「トイレできる時期が来た」のなら苦しい時期も終わります。

どんなにイライラしても、子どもは必ず成長します。たった今だけを見て悩むのではなく、長い目で見て子どもの成長を見守るとよいでしょう。

【育児イライラ解消法】一人の時間がうまく取れない

9歳の壁

育児がなぜイライラするのかというと、子どもに手がかかるのはもちろん「ママ一人の時間」が極端に少なくなるからです。一人よりも子どもと一緒にいたいと思うママももちろん多いですが、自由にできない時間がずっと続くと、想像以上に育児イライラは溜まります。

「ママ一人の休日」はある?

最後にママが一人で出かけたのはいつですか?家で育児を見るママはもちろん、仕事をするママでも「平日子どもを保育園に預けて仕事」「休日は家族で過ごす」と意外と一人時間はありません。

ママ一人の時間は、育児ストレスを解消するためにはかなり効果的です。子どもを預けたりパパにお任せしたりして、イライラしているときほど自分の時間を確保するとよいでしょう

定期的に一人の時間を作る

では、育児で手がかかる時期にどうやって一人の時間を作ればよいのでしょうか。保育園や幼稚園に通っていない未就園児だと、

  • ファミリーサポートやベビーシッターを利用する
  • 保育園の一時保育を利用する
  • パパや両親など家族に子どもを預ける

といった方法があります。家族以外の保育施設を利用するには手続きや費用がかかりますが、ママがイライラしながら育児をし続けるよりは、ずっと親子のためになるでしょう。

また、「この前1日お休みをもらったから」といって一人時間はおしまいというわけにはいきません。ストレスフルな状態だと定期的に一人の時間が必要なので、「今は特に自分の時間が欲しい」と家族にも理解してもらえると良いですね。

次第に子どもも大きくなり、お留守番やお友達の家に遊びに行く、学校に通うようになるとママの一人時間は増えます。それまではママだけがこ子どものお世話をするのではなく、近隣の方や家族、サービスなどを利用して「チームで育児をする」「専門家にも頼る」意識を持つことで育児のイライラはおさまります。

数時間でもフリータイムはOK!

ママ一人の時間はたった数時間でも構いません。こちらの記事には数時間でできるイライラ解消法をまとめていますが、

このようにちょっとした時間でママが楽しめると、ストレスも溜まりにくいでしょう。

「パパに子どもをお願いする」といっても、パパが信頼できない・子どもが泣いていないか心配とかえってリフレッシュできない方もいます。ただし、午前中の数時間や午後からのちょっとした時間だけと区切りをつけると、気軽に一人時間が取れますよね。

【育児イライラ解消法】ママ自身が孤独を感じる、周囲からの口出しが面倒

子供 笑顔

育児のイライラを解決したいけれど、周りに相談できる環境はあるでしょうか。悩みを誰かに打ち明けたい、愚痴を聞いて欲しいと思っても育児中のママは社会的に孤立しがちで、イライラを解消できる手段が少ないです。

さらに、周囲に助けを求めても余計な育児アドバイスを受けるといった「口出し」も悩むポイントですよね。次はママ自身の孤独感と、周囲からの余計なアドバイス・育児口出しについて考えてみましょう。

孤立しがちな育児中

育児中のママなら経験があるかもしれませんが、これまで仕事をしていても育児中はお休みすることも多く、キャリアを断絶する方もいます。子どもがいるためにお出かけが難しくて、気付けば「今日は家族以外の大人と話していない」と社会とのつながりが薄くなりがちです。

育児の悩みは山ほどあって、これが解決されなくても誰かと「これって大変だよね」「私もこんなことで悩んでる」と共感できたり悩みを聞いてもらえると心はぐっと楽になります。なんだか寂しいと思うママは、育児イライラの原因が「孤独感」かもしれません。ママ同士のコミュニティに参加したり、SNSでも良いのでママ友を作ってみるとストレス解消につながることもあります。

孤独による育児イライラの解消法はこちらもチェック▼

パパからの育児口出しがストレス

孤独を感じるからこそ、パパに子育ての相談をしてみよう。そう思って悩みを打ち明けると「どの子でも大変なのは一緒だよ」「じゃあ○○すればいいんじゃない?」と口出しや無意味なアドバイスをもらうことがあります。

夫とは育児を協力してこなすために、パパの口出しが強いストレスになりますよね。子どもの成長を共有するアプリを使ったり、パパに育児を完全にお任せしたりして、ママの気持ちや状況をしっかり分かってもらいましょう。

夫婦間に起こる育児イライラトラブルを解決する記事も参考に▼

両親の育児口出しがストレス

両親からの育児口出しにストレスを感じるママもいます。義両親でも実両親でも、育児経験者からの口出しは拒否しづらく、イライラしてしまいますよね。さらに育児のやり方は時代に合わせて変わる部分が大きく、「今と昔は違うのに!」と世代間のギャップを感じることも多いです。

そもそもパパからの口出しもそうですが、育児を中心的にこなすのはママです。そのためアドバイスは「聞き流す」のもイライラを防ぐ方法の一つ。ママが心地よいと感じる育児のやり方を取り入れて、他の意見は参考程度にとどめておいても良いでしょう。

両親からの育児口出しは、こちらの記事でも解説しています▼

育児イライラにおすすめのアンガーマネジメントとは?

空間認識能力

いろいろな原因で育児中はイライラしっぱなし。そのイライラは一緒に過ごす子どもやパパに向かいがちです。

育児で悩んでいるのに、子どもに八つ当たりして親子関係が悪化するのは本末転倒。また、成長途中の子どもをママの思うようにするよりも、ママ自身が「イライラを上手に収められる」ように変わった方が早いです。

そこで、心理的にイライラを抑えるためのアンガーマネジメントを身につけましょう。

アンガーマネジメントについてこちらの記事も参考に▼

7秒カウント

育児のイライラが募ると、些細なことで子どもに「いい加減にして!」と怒りをぶつけたくなることがあります。子どもに対してだけでなく、パパに当たりたくなるときも怒りが爆発しそうになるタイミングがあるかもしれません。

この怒りのピークというのは、実はたったの6秒しかありません。つまり6秒間怒りを抑えられると、イライラのピークよりもずっと冷静に物事を対処できます。

まずイライラして「怒ってしまいそう」と思ったら、目を閉じたり違うことを考えたり、その場面から意識を逸らして7秒数えます。イライラしているときは早めにカウントしてしまうので「6秒+1秒」がおすすめ。

カウントし終えると怒りのピークは収まっているので、子どもに声掛けするときやパパに相談するときでも建設的な話ができるはずです。すぐに実践できるアンガーマネジメント法なので、ぜひやってみてくださいね。

グラウンディング

グラウンディングとは、「グラウンド(地)に意識を向ける」ことを指します。地面にぴったり足を付けるように、怒りの意識を忘れて「今ここに意識を集中する」ことで怒りをコントロールするものです。

猛烈に腹が立ったとき、イライラしたときは自分が受けた

  • 忙しいのに子どもがご飯を早く食べてくれない
  • 子どものお世話をパパが思うようにやってくれない
  • 寝不足なのに子どもが泣き止まない

といった怒りの原因しか頭にありません。そのままではイライラが解消できないので、意識をたった今この瞬間に集中させ、怒りから反らすと効果的です。

この意識をコントロールするやり方はマインドフルネスとも同じで、自分の意識がどこにあるかをしっかり自覚し「こっちに集中する」と自分で動かす練習が大切。寝る前に瞑想をしてみたり普段から怒りを見ないようにしたりといったトレーニングを重ねると、上手に育児イライラを抑えることができるでしょう。

ナレーション

心理学の世界でいうナレーションとは、自分の意識が「第三者視点にある」と思って状況を淡々と語ることです。

「朝は家事が溜まっていて、仕事にも遅れるから私は焦っている。そんななかで子どもが支度を渋るから、イライラしている」

このように視野を広く持ち俯瞰的に考えることで怒りの原因やママがすべきことが次第に見えてくるはず。「今子どもを叱りつけて泣かせるよりも、別のことをして支度を促した方がいい」とベストな方法も分かるでしょう。

どのアンガーマネジメントも、「怒りを調節する」ものでありある程度慣れが必要です。最初からうまくいかなくても、100ある育児のイライラが30程度には収まるのでぜひ取り入れてみましょう。

ただし、イライラが蓄積するとちょっとしたことでも怒りの感情はこぼれやすいです。これまで紹介したように、ママの育児イライラを解消する方法も進めながら、ストレスを日常的に溜めないようにする意識も持っておきましょう。

育児にイライラするママがやっておきたいこと、こちらの記事も参考に▼

まとめ

慣れない子育て、予想外の出来事が次々に起こる、子どもを育てるという責任感など、育児中はとにかくイライラしがちです。子どもはかわいいと分かっていても「時にはイライラしちゃう」と悩むのは、我が子のことを思いやり、育児としっかり向き合えている証拠です。

ママは毎日、頑張りすぎるほどに育児をこなしています。育児イライラで自分の体がSOSを出しているときは内面に声をかたむけ、自分を労わってあげてくださいね。ご紹介した育児イライラの解消法もぜひ試してみましょう。

【参考】

子育てお疲れチェック/京都府ホームページ

子育てでイライラしてしまう原因5つ|その解決方法もご紹介

子育てのイライラが止まらない原因と解決方法、子どもへの影響は? | ALL | キッズアライズ

みんなどうしてる?子育てのイライラ解消法! | こしがや子育てネット

ABOUT US
【監修】久保田 由華久保田 由華
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。7000ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。