どんくさい夫にイライラする!どうしたらイライラしない?対応法をご紹介

どんくさい夫 イライラ

「周りのパパは素敵なのに、うちのパパは何をやらせてもダメ…」そんなどんくさい夫にイライラすること、心当たりはありませんか?

実は、意外に多い夫へのイライラ原因が「夫のどんくささ」なんです。とはいえ、子どもにとっては大切なパパ。子育ての環境を考えたら、パートナーへのイライラは最小限に抑えて夫婦仲良く過ごしたいですよね。

今回はそんなどんくさい夫にイライラしたときの対策やイライラを抑える方法を、実際にパパにイライラする!というママから学びます。リアルな体験談や夫婦円満を目指すやり方を見ていきましょう。

どんくさい夫にイライラが止まらないママ達

ママ友

どんくさい夫にイライラ。一体どういった状況なのでしょうか。まずはパパへのイライラが止まらないママ達に実際のエピソードを聞いてみました。一つずつ見ていきましょう。

「子どもの保育園準備ができない」

「たまにパパがお休みの平日に、子どもの送迎を任せます。でも、朝の支度や持って行くものの準備は絶対に私。この前は明らかに必要な書類をダイニングにセットしておいたのに、しっかり忘れて出かけました。考えたらわかることなのに、子どもに保育園へサンダルをはかせて行ったり雨具を持たせなかったり…。先回りして考えられない夫にイライラします」

育児のこと、子どもの園関係のことはママに任せきりという家庭は多いもの。たまにお願いすると、必ず失敗するパパに対してイライラするママは多いようです。ポイントは「考えたらわかることなのに!」という点で、間違えそうにもないミスが続くと「家族のこと、考えてる?」と悲しくなるときもあるのだそう。

「車の運転が下手」

「単純に車の運転が下手です。危ないし移動するにも時間がかかるし、どんくさい夫にイライラします」

ネット上での口コミでもよく見られた「パパの運転が下手」という愚痴。家族でお出かけのときには安全の問題にもなるので、見過ごせないことでもあります。「スピード出し過ぎ」「子どもが乗っているのに運転が乱暴!」という意見もありました。

「出したら出しっぱなし、片付けできない」

「洋服や靴下など、家に帰ったら脱いでそのまま。ハサミやボールペンを使ったらそのまま。何もかも出したら出しっぱなしな夫で、片付けができません。自分で食べたものくらい、自分できれいに片付けて洗ってくれてもいいのに!育児もあるのに夫の世話もしなきゃいけないの?とイライラします」

毎日育児に翻弄されているママとしては、パパには自分のことくらい自分でやって欲しいですよね。しかし、出したら出しっぱなしのどんくさい夫だとイライラすることも。

さらにこのママは「でも職場ではきちんとしているみたい」と家庭との違いにも悩んでいるのだそうです。家にいると気を張らなくてよいため、パパとしても安心感から家庭に甘えてしまうのかもしれませんね。

どんくさい夫へのイライラ、どう収める?

育児ストレス 辛い

どんくさい夫にはイライラする!でも、ママ達の中で「夫にイライラしたい」という方はいないはずです。子どもにとっては大切なパパで、子どものためにもこれからのためにも夫婦仲良くしておきたいですよね。

そこで、どんくさい夫へのイライラを収める方法を知っておきましょう。先ほどのママ達から、対策についても聞いてきました。

相手に「変わって欲しい」は難しい、自分の意識を変えてみる

どんくさい夫にイライラしたら、できることは2つあるといいます。

  1. 夫に細かく指示を出し、自分の理想通りに動いてもらえるよう夫に変わってもらう
  2. ママ自身がハードルを下げ、相手に期待せず自分の意識を変える

夫にイライラするママならわかると思いますが、パパの行動を変えるのはとても難しいもの。いちいち指示を出すのも面倒!と思う方も多いでしょう。

そのため、自分の意識を変えてみることをおすすめします。出したら出しっぱなしのパパにイライラしても、「まああとで片付ければいいや」「もっと取り出しやすくて片付けやすいところに移したらどうだろう?」と視点を変えてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事でもご紹介しましたがイライラしやすい人というのは「○○するべき」と考える方が多く、理想が高くて完璧を目指しがちです。

相手にも威圧感を与えてしまう「パパだから○○はできて当たり前」「○○するべき」という意見。今一度柔軟に考えることができたら、イライラは軽減できます。

自分でやった方が早いときは最初から頼まない

保育園準備は確かにパパもできた方が良いかもしれませんが、夫の運転にイライラしたり食事の支度など不慣れなことでイライラしたりするのなら、自分でやってみるのも一つの手段です。

どんくさい夫にイライラするママの中には、「皿洗いや掃除は言うよりも私がやった方が早いので最初から頼まない」という方もいました。反対にストレスになる場合もあるかもしれません。しかし、先回りして考えると「ママがやった方が良い」と思ったことは、自分でさっさとやってイライラを回避しておきましょう。

夫のいいところ、好きなところに目を向ける

パパにはイライラするけれど…でも悪いところしかないのでしょうか。どんくさい夫にイライラが我慢できない、なら離婚を考えているのかというと意見を伺ったママ達も「そこまでではない」と答えてくれました。

  • 生活費を稼いでくれているのはもちろんパパ
  • 職場では信頼されているみたい
  • 友達が多いし人に優しい、イライラするけれど悪い人ではない

とポジティブな意見もたくさん。こういった夫のいいところママ自身が好きだと思えるところに目を向けてみるのも、イライラを抑える方法のひとつです。それでも夫への不満が爆発しそう!というときには、ママ自身疲れていたり子育ての悩みが大きかったりするのかもしれません。一度冷静になって、「怒っていても何も生まない」意識を持つことが大切です。

どんくさい夫にイライラする妻が考えておきたいこと

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パパにイライラしても仕方のないことかもしれません。しかし、子育て・仕事・家事と毎日忙しく一緒に過ごす中で一切イライラしないというのも、難しいものなのです。

イライラする気持ちを抑えるために、また夫婦関係を円満に保つために、ママが考えておきたいことをご紹介します。

「文句を言うのは簡単」「言われる方はそうではない」

どんくさい夫にイライラするとき、悪い所を指摘して文句を言うのはとても簡単です。怒りをぶつけたり「怒っている」と態度に表すだけの方もいるでしょう。しかし、一緒に暮らす中でママの気持ちを何度も汲み取り、言われたことを細かく直しながら生活するパパの方は、よっぽど大変な思いをするのです。

とはいえ、ママにとって迷惑をかけて良いわけではありません。文句ばかり言うのではなく、「相手に無理がない程度で、こう直して欲しい」という点を分かりやすく説明できるようにしましょう。ママの中には「パパに小言をつい言っちゃったとき、「でもパパが非の打ちどころがない人だと私は文句言えないんだよなあ」と思い直すことがある」と話してくれた方もいました。

たまには夫の好きにさせてみる

家庭のことを何もしてくれないパパ、頼んだことは失敗続きのパパ。でも、部屋が片付いていなくても大きな危険が及ぶわけでもないし、子どもの保育園準備も完璧でなくても構いませんよね。子どもの命に影響が出るはずもありません。車の運転が下手!と感じたら、歩いて公園に出かけたりバスや電車・新幹線で移動しても新鮮な気持ちになれるかもしれませんね。

イライラしたら、たまには夫の好きにさせてみるのもひとつの方法です。マイペースでどんくさい夫に付き合ってみると、意外と楽しい思いをすることもあります。何よりママが神経質にならないことで、ママにとっては気持ちが楽に、家族にとっては楽しいひとときが過ごせるのです。

何かを頼みたいときは「お願い」形式で

パパに何も期待しない、全部私がやらなくちゃいけない。そう思ってママ一人の負担を増やすのはおすすめできません。パパ自身のためにも、家事や育児はうまく分担しておきましょう。

パパに何かを頼みたいときは、「○○をお願いね」と角の立たない言い方にしましょう。これだと何をすればよいのか分かりやすく、パパのプライドも傷つけません。言われなくても分かるでしょう、見たら分かること、と突き放すとより夫婦の溝が深まり、収集がつかなくなります。

パパだって頼られると嬉しいものです。お願いを聞いてくれたら、必ず笑顔で感謝を伝えてくださいね。

まとめ

どんくさい夫にイライラ。そんなママは意外と多いものではあります。けれども一緒に暮らす夫婦である以上、互いに尊重し合って助け合い過ごすのが理想的です。

ママはイライラと上手に向き合い、家庭が笑顔でいられるよう適度なガス抜きもしながら、夫婦で子育てをしてみてくださいね。

【参考】

夫の家事や育児がどんくさく感じるとき、どうしたらいいの? – Sirabee

ABOUT US
【監修】久保田 由華久保田 由華
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。7000ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。