「どうして見てるだけで手伝ってくれないの?」「今忙しいのに、なんでスマホばっかり見ているの?」
毎日の中で、こうした旦那へのイライラを募らせているママは多いかもしれません。日常の中でイライラを感じていると、もはや旦那のことを思い出しただけで「イライラする!」という方もいるかもしれませんね。
今回はそんなママの感じるストレス、旦那になぜイライラするのかを深く考えます。イライラの原因と対策法、イライラしないための考え方までご紹介しましょう。
毎日イライラ!旦那になぜイライラするのか?
「お皿を片付けない」「育児に非協力的」「言われるまで何もしない!」などなど、旦那への不満や愚痴を考えると止まらなくなるママも多いかもしれません。中には毎日イライラしてしまう…という方も。
「こんなにイライラするのは私だけ?」と疑問に思う方は、以下のアンケートを参考にしてください。小学館「Domani」が既婚女性100人に「旦那にイライラしたことはありますか?」と質問しました。
すると、全体の7割の方が旦那に一度でもイライラしたことがあるという結果に。一緒に暮らす中で、常に旦那と息を合わせて協力しながら家庭を守るのは、忙しいママとしては難しいかもしれません。
しかし、「イライラしたい」と思うママは少ないはずです。できれば旦那へのイライラを抑えて、家族でにこやかに過ごしたいですよね。そこでまずは旦那になぜイライラするのか原因を考えてみましょう。
家事・育児に協力してくれない
先ほどのアンケートでも多くの回答が寄せられたのは「家事や育児を手伝ってくれない」「協力的でない」というものでした。特に子どもが小さなうちは、ママ一人だけで育児をこなし家庭を回すのは不可能です。
家事・育児に協力をしてくれない旦那のイライラをママに聞いてみると、
- こっちが子どもの相手と家事で忙しくしているのに、関係なくスマホゲームで遊んでいる。気にしてもくれない
- 休日の夕方に「今日のメシ何?」と聞かれて、毎日私が作っているんだから休日くらい代わってくれてもいいのに、とイライラした
- 夫婦共働きなのに明らかに妻が家事を担うことが多い、旦那は何もしない
このような答えをいただきました。どうしても家事・育児は家にいることの多いママへの比重が傾いてしまい、根本的に夫婦の分担を見直す必要がありそうです。
話を聞いてくれない、言ってもすぐに忘れてしまう
「家事育児を手伝ってくれないのなら、旦那に伝えたらいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。しかし、中にはこんな旦那へのイライラを抱えるママもいました。
話を聞かずに自分中心の行動をしてしまう、家族のことを考えてくれないという不満は尽きないかもしれません。
自分のことすら自分でやってくれない
- 脱いだら脱ぎっぱなし。ティッシュを丸めたゴミすらゴミ箱に入れてくれない
- 夫のシャツをアイロンがけしているけれど、自分のことぐらい自分でやって欲しい
ママは毎日、家事に仕事に育児にと大忙し。そんな中で旦那が自由きままに行動するのは、見ているとイライラするかもしれません。赤ちゃんや子供のお世話で手一杯の時に、自分で出来ることをしない夫の行動が目に付くと、自分の仕事を増やされているように感じてしまうこともあるでしょう。上記のどれをとっても、結局のところ「家族ひいては私(妻)のことを考えていない!」と思うあまり、ママがイライラするのでしょう。
旦那になぜイライラするのか、イライラの解消法とは?
旦那になぜイライラするのか原因を考えたあとは、イライラの解決法を試してみましょう。
先ほどからご紹介している「旦那にイライラする場面」は、ママとしてはよく見る光景かもしれませんね。一度は同じ思いをした方も多いことでしょう。しかし、旦那はママをイライラさせたいのではなく、ほとんどのパパが「うまくやっていきたい」と思っています。
また、いくら夫婦・家族だと言っても育児の中で子どもがママの思い通りに成長しないのと一緒です。長く一緒に居たからといって、旦那は自分ではありません。思い通りに動いて欲しい、イライラさせないで欲しいと願っても、理想通りにはいかないものです。いくら夫といえ、自分以外の人を自分の思い通りに行動や思考をコントロールすることは出来ないということを頭に入れておきましょう。
最も手早いイライラを抑える方法は、ママ自身が変わることです。「旦那にはやって欲しいことを細かく伝えているのに、それでもうまくいかない!これ以上どうしたらいいの?」と悩む方は、毎日できる簡単な3つのステップで旦那へのイライラを解消していきましょう。ひとつずつ、詳しく見ていきます。
旦那が今日1日何をしてくれたのかを考える
まずは、今日旦那が何をしてくれたのかを考えます。皿洗いをしてくれた、子どものおむつを交換してくれたといった、「重要な育児や家事」でなくても構いません。人間、不満な気持ちがある時にはなかなか「そこにあるもの」や「先入観のない現状」が見えにくくなっているものです。まずは中立的な立場の視点を持てるように、してくれたことを探してみましょう。
- 挨拶を返してくれた
- リビングに落ちているゴミを拾ってくれた
- 仕事をしてくれた
ストレスが溜まっているママは、もしかすると1つくらしか思いつかないかもしれませんが、たった1つでも見つけられたらOK。考える時間はたった1分程度で構いません。
なるべく具体的に旦那がしてくれたことを書き出す
考えてみると、旦那が家族やママのためにやってくれたことはいくつか思いつくかもしれませんね。そのことに無理矢理感謝するのではなく、次は具体的に旦那がしてくれたことを実際に書いてみましょう。思うだけでなく、文章に落とし込み実際に手を動かすことで、その日に起きた旦那のポジティブな行動をリアルに記憶に残せます。
- 朝の忙しいときに子どもの食事を手伝ってくれた、お皿を片付けることまでしてくれた
- 「疲れた」と言ったら「お疲れ様」と言ってくれた
- 食事のあとに子どもと遊んでくれた
些細なことで構わないので、リストアップしてみましょう。
とりあえず1週間続ける
最初は旦那がやってくれたことを思い出すにも、「そんなためになることをしてくれなかった!イライラした!」とうまくいかないかもしれません。ですが、とりあえず何日か続けると、これまで気付かなかった旦那が家族を思いやる行動に目が向くようになるのです。
本当にパパはイライラさせるだけの存在だったのでしょうか?そうではなく、「パパとしてどう立ち振る舞えばいいのか分からない」「ママが何を求めているのか分からない」と悩んでいることもあるかもしれませんね。行動を観察することで、ママに伝わらなかったパパの気持ちも見えてくるのです。
さらに相手の行動を書き出す方法にはメリットが。「夕方は忙しいから旦那に○○をやってもらったらスムーズなのに」「このとき、○○をお願いすればよかった」など、旦那に無言で求めていることにもママ自身が気づけます。基本的に旦那は思い通りにはなりません。そのため、ママが何を求めているのかは旦那にとって分かりやすく具体的に伝える必要があるのです。
旦那へのイライラを収めるために…知っておきたいこと
最後に、旦那へのイライラを収めるために知っておきたいポイントを解説します。自分の思考を整理できると、ママの毎日のストレスも少しずつ緩和できますよ。
生物学的に男性が女性と同じように育児するのは難しい
育児・家事をパパが協力してくれないとイライラするママは多いもの。ですが、動物行動学者の菊水健史さんは育児に対する男女の考え方をこう語ります。
「ヒトも哺乳類である限り、育児の男女平等を実現することは生物学的に不可能なんです。そこに固執すると、思うようにいかないイライラがつのり、育児はもっとつらいものになってしまいます」
旦那にイライラ!原因は何?イライラ解消のためにすべきこと | Domani
夫婦共働き世帯が増えている今とはいえ、「授乳はママだけにしかできない」「普段子どもと接する時間が長いのはママ」という根本的な生活・現代社会は、今すぐ劇的に変えることはできません。だからといって旦那が家事・育児をおざなりにしていいわけではありませんが、「男女で育児の難しさは異なる」ということを頭に入れておくと、パパとうまく向き合えるかもしれませんね。
旦那がやってくれたことに対して笑顔を返すと好循環に
旦那にイライラするときに、ふと立ち止まって「旦那に私は何かを返しているかな?」と思い出してみましょう。
旦那にイライラ→旦那に当たる→旦那もイライラ→夫婦関係がうまくいかない
よく見られる旦那へのイライラの悪循環はこのようになっています。好循環にするには、
旦那にイライラ→旦那がやってくれたことに気付く→笑顔を返す→旦那ももっと家庭のことをやってくれるようになる
このように、旦那が何をやってくれたのかに気付き、それに対して笑顔を返すだけで良いのです。子どもが生まれる前や「うまくいっていた」という交際期間など、パパとママの間には笑顔が多くあったのではないでしょうか。今一度思い直してみるのもおすすめです。
まとめ
旦那へなぜイライラするのか、その理由は各家庭で異なります。しかし、イライラすること自体が悪いのではなく、パパに腹を立てたりうまくいかなかったりはどんな家庭でも問題視されやすいものです。相手に変わって欲しいと思ったら自分の気持ちの方から変えていくとうまくいくかもしれませんね。この記事を参考に、できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
【参考】
旦那にイライラ!原因は何?イライラ解消のためにすべきこと | Domani
「○○やってね」「〇時になったら○○をお願いね」と言っているのに、忘れたり話を聞いてくれなかったり。特に子どもの学校関連のことは、旦那は覚えようともしません