慣れない育児に思い通りにいかない育児。子育て中のママたちは毎日「イライラする」「ストレスが溜まる」と悩んでいる方も多いです。
育児中のイライラは子供とうまく向き合うために、上手に解消していかなければなりません。しかし、みなさんの中には
- 「育児中のイライラが溜まっているのか自覚がない」
- 「大変なのはみんな同じ。私ばかり不満を漏らしてはならない」
- 「ネット上に書いてあるストレス解消法、試したけれどすっきりしない」
と育児中のイライラ解消で困っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ママの育児中に溜まるイライラを詳しくご紹介。イライラする自分と向き合うための3つのポイントも解説するので、ストレスを感じている方はぜひチェックしてくださいね。
育児中にイライラ。こんな経験はありませんか?
育児中のママはストレスが溜まりやすく、自分が思っている以上に体調や気分にイライラは現れます。まずは自分の中でどれだけストレスが溜まっているのか、以下の項目をチェックして当てはまることはないか確認してみましょう。
体調に表れるイライラとは
イライラやストレスは体調と深く結びついているもの。人によって症状の出方はさまざまですが、以下のような体調の変化が見られることがあります。
- 食べ過ぎたり、食べたくなかったりなど食欲に変化が出る
- 眠れない、眠りすぎてしまうなど睡眠の変化
- 頭痛や腹痛など体調不良
これらは比較的わかりやすく、ママが自覚しやすいイライラの証拠です。普段と違う体調の変化に気付いたら、意識的に休憩を設けるなど体調を回復させながらストレス解消をしていかなければなりません。
心に表れるイライラとは
次は心に表れるイライラです。育児中イライラしたりストレスが溜まったりすると、普段なら気にもしないささいなことで不安になることもあります。
落ち込みやすく、また集中力が落ちたと感じることも。いらだちで心が散漫になっているため、情緒が不安定になるのがストレスが溜まっている時の特徴です。
行動に表れるイライラとは
次にイライラしている時に起こす行動についてみていきましょう。育児中のママは、
- 身近な大人と喧嘩しやすくなった
- 人に依存しやすくなった
- 人とのかかわりを持つのが億劫になった
などの行動に心当たりはないでしょうか。行動に表れるイライラはゆっくりと変化するので自覚がないことがほとんどです。周囲から「最近怒りっぽいよね」と指摘されたり、パパから「連絡が頻回すぎて返事できないよ」と言われたりしたら、その瞬間はさらにイライラするかもしれません。ですが、「自分は今ストレスが溜まっている」と俯瞰的に考え冷静に対応するのが大切です。
育児中のイライラ解消のために。押さえておきたい3つのポイント
ご紹介したように、イライラが表れるのは
- 体調
- 心
- 行動
と3つあります。当てはまることが多い、ストレスが溜まっている自覚があるママは育児中のイライラを上手に解消していきましょう。
イライラを解消するためにはポイントがあります。「ネットで調べた通りにしたのに、なんだかすっきりしないな。効果が出ないな」と感じる方は、ぜひ試してください。
その1 SNSやネットと上手に距離を置く
イライラ解消のために、スマホを使ってSNSを楽しんだりネットで情報収集する方は多いでしょう。この記事を読んでいるママの中にも「イライラ解消法」を検索している方もいるかもしれませんね。
ネット上には有益な情報があり、またSNSは孤独になりがちなママの育児を心強くサポートしてくれる先輩ママがたくさんいます。実際に会えなくても、情報交換や愚痴を言い合うだけのネットの知り合いを作ると、日々のストレスは上手に解消できるでしょう。
しかし、便利な一方でSNSやネットとうまく距離を作らないと、逆にストレスが溜まることもあります。SNSを見て「同じ月齢なのに、あのママの子はもうできることがたくさんある」「まるでお店のように家がキレイに片付いていて、毎日メイクしておしゃれしているママ。私は一体何をしているんだろう」と、誰かに言われたわけでもないのに子供の様子や環境を自分と比較して落ち込むこともあるでしょう。
ネットの情報だけが正しいわけではないので、イライラ解消をしたいなら上手にネットとは距離をおきましょう。「よそはよそ。うちはうち」と他人と比べない心が持てると、ネット情報で上手にストレス解消できます。
その2 自分のこだわりを見直して。諦めポイントを見つける
育児中にイライラしたら、「家事・育児は手間抜きで楽に」とよく言われていますよね。しかし、ママの中には「どう手間抜きすればいいの?」「実践したけれど楽にならない」と手ごたえを感じていない方もいるでしょう。
これは何でも完璧にこなしたいタイプで、真面目な方が陥りやすい状況です。自分の中のこだわりが捨てきれず、イライラだけが募ってストレスフルの状態になります。ネット上の情報でイライラ解消をしたのに「なんだかすっきりしない」という理由のひとつかもしれません。
そこで、家事や育児を簡単に楽にするには、自分の中で優先順位をはっきりさせてみましょう。毎日の中で、「やらなければならないこと」と「できればやりたいこと」の二項目に家事育児を当てはめてみます。きっと、やらなければならないことはたくさんあるのではないでしょうか。
次に、その二つをこう考えるようにしてみましょう。
- やらなければならないこと→達成できればOK、できなかったら項目を減らす
- できればやりたいこと→できたらラッキー程度に考える
やらなければならないことは「必ずやるべき」と考えてはいませんか?そうではなく、達成できたらOKです。もしできない項目があったら、それは本当にやらなければならないことなのかを考え直しましょう。
このように自分のこだわりを見直し、諦めるポイントを見つけることで、「家事・育児の手間抜き」は自分にとって楽になるはず。よく言われる「家事や育児は手を抜いて楽に」というアドバイスがうまく活用できない方は、自分なりのやり方を見つけてみてくださいね。
その3 育児の愚痴を「上手に」聞いてもらう
育児中のイライラ解消のためには、自分が悩んでいることや愚痴を話すとすっきりします。一人で抱え込むよりも、親しい友人やパパに話を聞いてもらうと良い感情のケアになるでしょう。しかし、上手く消化できなかったり心がすっきりしないこともあるかもしれません。
育児ストレスを解消するためには、愚痴を「上手に」聞いてもらうのがポイントです。例えば以下のことを徹底してみましょう。
- 愚痴を言うときは短く端的に、分かりやすく伝える
- 相手に同調・同情は求めない
- ずっと愚痴ばかりだとネガティブな思考に陥りやすいため、短時間で済ませる
愚痴は基本的にネガティブな考えです。また、「日中のワンオペが辛い」のは確かによく聞かれる愚痴の一つですが、パパが仕事に行く必要があったり子供がまだ小さかったりしたら、辛いのは事実とはいえ現状「どうしようもない」悩みですよね。出口の見えない悩みや愚痴は、長く話せば話すほど行き詰まり、かえってストレスを増やすこともあります。
そこで、愚痴はとりとめなく話すのではなく短く端的にまとめ、短時間で済ませましょう。さまざまな状況のママがいます。相手に同調や同情は求めず、「聞いてもらうだけ」と割り切ると上手に愚痴が話せるでしょう。
また、育児中のママは子供と向き合う時間が長いため、どうしても大人との関わりが薄くなりがちです。誰かに悩みや愚痴を話す機会を持つのはおすすめですが、「一人が好き」というママは無理をしないようにしましょう。自分にとって良い感情のケア方法を見つけて、イライラを解消してみてくださいね。
まとめ
育児中のイライラを解消するために、試行錯誤するママは多いです。いろいろな情報に溢れる今だからこそ、「周りがこう言っているから」と定説に流されないよう、自分なりのイライラ解消法を見つけてみることをおすすめします。
この記事を参考に、ぜひみなさんも自分だけの育児中イライラ解消方法を試してみてくださいね。
【参考】
デジタルデトックスとは? DIGITAL DETOX JAPAN
専門家が教える!育児でストレスがたまる原因は?チェックリストと解消法も紹介Like U ~あなたらしさを応援するメディア~【三井住友カード】