子供の食事、しつけはいつから?食事中の効果的な言い聞かせとは

子供 しつけ 食事

子供の食事に関する悩みは尽きません。

「食事に集中してくれない」

「食べ物で遊ぶ、食べ方が汚い」

「おやつばかり食べたがって、肝心のご飯には手をつけてくれない…」

悩みを挙げるとたくさんありますが、この食事のしつけはいつから行えばよいのでしょうか?

今回は子供の食事のしつけについて詳しく解説します。家族で楽しく食事できるよう、気持ちよく子供に食事のマナーを教えてみましょう。

離乳食が完了。子供の食事のしつけはいつから?

手づかみ食べ 子供

最初に子供の食事のしつけで躓くのは、「離乳食完了後の1歳くらい」かもしれません。赤ちゃんのうちはママがお手伝いできますが、自分で食べるようになってからは食事のマナーを教える場面が増えてきます。

まずは子供の食事のしつけはいつからかをチェックしていきましょう。

手づかみ食べはしつけするべき?

最初からスプーン・フォークが使える子は少なく、まずは手づかみ食べから始まります。この手づかみ食べは決して注意するべきものではなく、子供が食に関心を持っている良い合図と捉えましょう。

「でも、手づかみ食べを覚えてしまってずっと道具を使わなくなるのでは?」と心配するママもいるかもしれませんが、体の成長とともに次第に使えるようになるため大丈夫。不安なら子供にスプーンを持たせておき、散らかりにくく食べやすいメニューを心がけると良いでしょう。

食べ歩きをする、食べる途中で遊んでしまう

三回食にも慣れてきて、毎日決まった時間に食事がとれるようになったら食べ歩きや食べる途中で遊びに気持ちが移る行動はやめさせましょう。遊び食べやながら食べに慣れてしまうと、外食できなかったり食事に集中できずに残してしまったりとその後困るからです。

ただし、小さな子に「ご飯を食べてね」と言い聞かせしてもまだ理解できないこともあります。その場合は「もうごちそうさまにしようね」と食事を切り上げるのも一つの手段です。

「食事に集中できていないな」と感じたら、ママの判断で食事をやめさせましょう。

食べる時の姿勢やマナーが悪い

食べる時の姿勢やマナーが悪い場合、まずはママ・パパがお手本を見せて教えます。最初からキレイに食べる子は珍しいので、根気強く繰り返し教えることが大切です。

また、食事の環境も見直すと良いでしょう。子供の背丈に合わない大人用のテーブルで食事すると、肘を付いたりきちんと座れなかったりと、食事のマナーに影響します。足をぶらぶらさせてしまう時は、ステップなどを使って足が届くように調節させてあげると良いかもしれません。

子供にあった椅子・テーブルを用意したうえで、大人と向き合って一緒に食べると、子供はマナーや食べる姿勢を自然と見て学んでくれます。

好き嫌いが激しい、偏食がある

偏食や好き嫌いは、子供の食事で悩むママの永遠のテーマかもしれません。まず、「子供のうちは好き嫌いが激しいもの」とママはストレスを溜めないように、気楽に付き合うようにしてください。

どうしても食べられないものが出てきたら、「じゃああと二口だけ食べてごちそうさまにしよう」と切り上げるタイミングを作るのも一つの手段です。終わりが決まっていると、意外とこれまで嫌っていたものでも、子供は食べてくれます。

好き嫌いは珍しいことでもなく、また「ママの料理が悪い」わけでもありません。「今は気分じゃないだけ」「これ以外は食べたからOK」と余裕を持つのも大切です。

子供の食事のしつけ、悩むシーンどう解決する?

食事 お手伝い

子供の食事のしつけで、よく聞かれる悩みをここからは考えていきます。ご家庭に合った解決方法を見つけて、毎日の食事に活かしてみてくださいね。

外食がうまくいかない、お外だとしつけもしにくい

食事のしつけを始めたての頃は、外食中に「子供がじっと待っていられず、毎回大急ぎで食事することになる」「お腹がすいたと泣きだして、大変に」「おうちでできていたことが、外食ではできない」と悩むことがあります。これは、まだ子供が外食に慣れていないだけかもしれません。

子供が小さなうちは、外食はほどほどにするのも解決策の一つです。テイクアウトを選んだり、キッズフレンドリーなファミリーレストランを選んだりと工夫をして外食を楽しみましょう。また、「外食中は十分にしつけできない」と考えておくのも大切です。

おやつばかり食べたがる、ご飯を食べない

おやつばかり食べてご飯を食べてくれないのは、子供の自我が芽生えるイヤイヤ期も関係しているかもしれません。「食べたいものはご飯じゃない!」と主張しているのでしょう。

しかし、それだと食事を食べずママは心配になりますよね。子供がご飯を食べない時は、しっかりと活動をしご飯の前にはお腹を減らしておくことが大切です。おやつの量を調節したり、遊び方を変えたりと工夫してみてください。

また、食事の支度や準備に子供を参加させるのも効果的です。偏食が激しくご飯の食べる量が少ない子でも、自分の作ったものやお手伝いしたものだと興味を示すかもしれません。

以下の記事には小さな子にもできる食事のお手伝いをまとめています。参考にしてくださいね。

食事に集中してくれない!

テレビに夢中になったりおもちゃで遊びたがったりと、食事に集中してくれないのも悩むポイントです。いくら言っても聞いてくれない場合は、食事に集中できる空間を作るようにしましょう。

テレビはどうしても目線が向いてしまうので、食事中は切っておくなどの対策が効果的です。その分食事や家族の会話に意識が向き、一段とご飯が楽しくなるかもしれませんね。

また、おもちゃに気を取られるようなら「遊ぶ部屋」「食事する部屋」と分けるのも一つの手段です。スペースに限りがある保育園や幼稚園では、食事中はおもちゃにカバーをかけて園児の視界に入らないようにすることもあります。参考にしてみてはいかがでしょうか。

子供の食事のしつけ、あわせてやっておきたいこと

ご飯を食べる2歳児

子供の食事のマナーは、見て覚えることではなく体で覚えるものです。小さなうちから習慣化させておくと将来の子供にとっても大きなギフトになるので、あわせてやっておきたいこともご紹介します。

「いただきます」「ごちそうさま」

食事の前は手を合わせて「いただきます」、食事を終えたら「ごちそうさま」。毎日の挨拶と同じように食事の挨拶もきちんとできるようにしておきましょう。

マナーが良いだけでなく、小さな子にとってはこの挨拶が「食事の始まりと終わり」を知らせる合図になります。遊びと食事の気持ちの切り替えにもぴったりなので、ぜひ家族で声を揃えてやってみてください。

食事の後片付け、配膳

支度と後片付けも、大切な食事の時間のひとつ。子供にはできる限りで配膳や後片付けをお手伝いしてもらいましょう。

一見難しそうに思えますが、「赤いお箸はママのだよ。青くて大きいのはパパのお箸だね」と丁寧に教えると、小さな子でも位置を覚えて配膳出来るようになります。「大きなお皿が2枚、小さなお皿が4枚」と数を数えると、数字を覚えるきっかけにもなりますよ。

食後は後片付けをお願いすると、これも食事と遊びの切り替えを体感できます。自分の使った食器を「自分のもの」と特別に思えるようにもなるため、毎日続けてみましょう。

次第にお箸を使えるように

最初からお箸を使う必要はなく、子供が楽しく食事できる道具を使ってOK。ですが、5~6歳になったらお箸を使えるように慣れさせておくのも大切です。

これまでは補助付きのお箸やスプーン・フォークでも食事できましたが、小学校からはお箸が始まります。ママはお手本を見せて、毎日少しずつお箸の練習ができると良いですね。

嫌がるようなら「晩ご飯の時だけ」と1日に数回と決めて始めるのがおすすめです。食事の時に、お箸を使うことがハードルとなってしまって、食事に支障が出るようは場合は、おままごとや遊びの中にトングやお箸を使う遊びを組み入れてみるのもいいですね。

まとめ

子供の食事のしつけは悩みもたくさんあります。もちろんマナーをしっかり守るのも大切ですが、まずは親子で楽しく食事できているかを考えてみましょう。

子供にとっても食事しやすい環境づくりや、親がお手本になって一緒に食卓を囲むのは、食事のしつけの中でも効果的なことです。少しずつ食事のマナーも身に着くので、ママは優しく見守ってあげてください。

【参考】

食事のマナーを子どもにしつけるには?幼児期からの食育が大切  All About

食事のしつけ – NHK すくすく子育て情報

箸の持ち方の練習はいつから? 子どもが使いやすい箸の選び方、おすすめのトレーニング箸は? ベネッセ教育情報サイト

ABOUT US
【監修】久保田 由華久保田 由華
公認心理師、臨床心理士。
NY州立大学にてメンタルヘルスカウンセリングの修士号修得。NYCのNPOにてアシスタントサイコロジストとして勤務後帰国。
大学、クリニック、心理相談室等で勤務。7000ケース以上のご相談を担当。

心の相談室こころラボを設立し、カウンセリング以外にも子育てママのためのセミナーやスクール、ママのためのオンラインコミュニティを運営。