同じ幼稚園や保育園に子供を交わせる親同士、ご近所さんや同じマンションでの付き合いなど、ママ同士の付き合いの中で「ママ友」ができることもありますよね。
子育てを中心に行うママの中には、「育児でわからないことを誰かに相談したい」「旦那の愚痴を聞いてもらいたい!」と願いがある方も多いはず。そんなときに、ママ友は心強い味方になります。
そんなママ友とは、どこで知り合うのでしょうか?気になる疑問を先輩ママから聞いてきました。
今、気の合うママ友が欲しいなと思っている方やママ友とこれから知り合いたい!と思うママは、ぜひ参考にしてください。
ママ友を作るメリットとは?
学生時代の友人と違って「子供を育てているママ」という大きな共通点があるママ友。ママ友を作るメリットはさまざま考えられますが、ここでは3つにまとめてご紹介します。
悩みや愚痴を聞いてもらえる
子育てをしていると、子供とママの二人きりになりがちです。特に未就園児の頃は子供と付きっきりで、日々の悩みや愚痴を誰かに聞いてもらうことも少ないはず。
ママ友は基本的に同じ状況です。子供を育てる中で分からないこと、悩みを持ちますし、パパから育児の協力が得られず、もやもやする方もいるでしょう。こうした悩みや誰にも打ち明けられない愚痴を、ママ友なら聞いてくれて共感してくれるかもしれません。
ママのストレスが溜まらないようにするには、適度にガス抜きが必要です。「誰かに思い切り愚痴を言うとすっきりできる!」という方は、ママ友とお話することで気分がリフレッシュできるというメリットがあります。
分からないことを一緒に考えてもらえる
子供が成長するにしたがって、
- 「離乳食ってこれでいいのかな?もっと上手な食べさせ方が分かればいいのに」
- 「うちの子、まだ歩かない…」
- 「幼稚園どこに入れようかしら?」
など、分からないことは増えていきます。こんな時、ママ友なら「ママならでは」のリアルなアドバイスや情報がもらえるのもメリットです。
家庭の事情はそれぞれなので、必ずしもママ友のアドバイスや情報が自分にとって有益とは限りませんが、悩むママにとっては心強い味方になってくれるはずです。一人で悩み続けるよりも「どのおうちも同じなんだ」と他の家庭の様子を知れた方が安心できますよね。
中には「自分の友達」になれることも
ママ友というと「一瞬の付き合い」「子供同士が疎遠になったら関係も疎遠に…」ということはよくあります。しかし、中には「数十年以上もお付き合いしている自分の友達」になれることもあるのです。
大人になってから、特にママになってからは家庭に付きっきりになり、ママ自身の昔からの友達と遊びに行く・食事に行くといった機会は少なくなりますよね。子供がいると、生活リズムが大人だけの時とは随分変わるため、家族構成が大きく違う友人とはなかなか会いにくくなるのが現状です。そんなときでも気の合うママ友達がいれば、ママの暮らしも豊かになるはずです。
実際に私の母は、私が幼稚園の頃知り合ったママ友といまだに親友同士。30年近い付き合いになるので、ママ友の中には生涯の友人となる方もいるかもしれない、というのは大きなメリットと言えそうです。
【年齢別】ママ友とはどこで出会う?先輩ママに聞きました
そんなママ友とは、どこで出会うのでしょうか?先輩ママに「ママ友とはどこで知り合ったの?」と聞いてきました。
【~0歳】母親学級や産院で
私自身の経験ですが、産院が開催する母親学級で出産の予定が近いママと知り合うことができました。また、産院でも4人部屋に入院していたため、同じ部屋のママは必然的に「子供のお誕生日が近い、もしくは同じ」になり自然と仲良くなれました。
「授乳難しいね」「上の子の時はどうだった?」など、その当時ならではのタイムリーな悩みを言い合えたのが嬉しかったです。プレママ同士でも仲良くなれることがあるので、ママ友と知り合うためにも母親学級や産院の育児関連イベントには参加してみても良いかもしれません。
【~3歳】育児サークルや児童館など
未就園児の頃は、ご近所の子供の月齢が同じママ同士や、同じマンションのママ、育児サークルや児童館で知り合いママ友に発展するという方が多くいました。同じ居住エリアにママ友がいると、顔を何度も合わせることで仲良くなりやすく、情報交換もしやすいです。
ただし、子供が小さなうちに引っ越しがある場合は、児童館でママ友を作るのも育児サークルでつながりを持つのも難しいかもしれません。私自身も引っ越しが多かったため、SNSを通じて子供の年齢と近い子を持つママと知り合いました。SNSも気軽に連絡がとれ、育児で煮詰まったときに電話やオンライン飲み会でママ友と楽しく過ごすことができ、おすすめのママ友と出会うツールです。
【~6歳】幼稚園・保育園など
幼稚園や保育園に入園すると、やはり同じ園のママとは知り合いになれます。ただし、ママ友トラブルが増えてしまうのもこの時期の特徴。子供同士の関係にも影響が出るため、ママ同士でずっと固まったりチームのようになったりするのが「嫌だな」と感じるママは、自分が付き合いたい人だけに限って人間関係を構築することをおすすめします。
園では送り迎えや保護者会、参観日などにママ同士でお話できますよ。園によっては保護者交流会を開いてくれるところもあるため、つながりを持ちたいなと思う方は積極的に参加してみてはいかがでしょうか?
一人の先輩ママは「仕事をしていたから、そんなにママ友はいなかった」と答えていました。特に幼稚園に通うママだと、ママが仕事をしているか・していないかで人間関係の築き方は変わってきそうですね。
【~12歳】PTAなどの付き合いのみ
小学生になると、ママ同士の付き合いは少なくなります。この頃になると、ママの年齢も家庭の事情もさまざまで、仕事をしている方は育児の手がかからなくなった分、仕事に忙しくすることもあるようです。
ママの中には「男の子だったからか、子供も友達とべったり付き合うことはなく、ママ友はいなかった。必要性も感じなかった」という方もいます。反対に女の子だと「子供には親友と呼べる子が一人いて、お泊りにも行っていたためその子のママとは中学卒業までずっと連絡を取り合っていた」といった意見も。子供の友好関係でも、ママ友関係は変わってくるみたいですね。
多くのママから寄せられた意見が「幼稚園まではママ友作りを頑張っていた!でも、小学生以降は子供同士の付き合いに親同士まで仲良くなることはなかった」です。場合によってはそうでないこともありますが、この頃になると「ママ友達」というよりも「保護者同士の知り合い」といった付き合い方に変化します。
ママ友の作り方、気を付けるポイントは?
最後に、ママ友の作り方で気を付けるポイントを先輩ママに聞きました。ママ友というと「トラブルがおきがち」「なんだか怖い関係…」といったネガティブな印象のある方もいるかもしれませんね。ポイントを知っておき、上手に対人関係を築きましょう。
ママ友の関係は一瞬!べったりと付き合わずほどほどの距離感を
ご紹介したように、ママ友との付き合い方は子供の年齢・成長に合わせて変わっていきます。大きくなればなるほど、ママ友とは関係性が薄れていくかもしれません。
私も、子供が赤ちゃんの頃にいたママ友は心強い存在でした。孤独になりがちな育児で支えてもらったことは確かですが、その関係は引っ越しや子供の入園などで、1~3年で終わっていることが分かります。
ママ友の関係は短い期間であることがいので、踏み込んだ個人的なことを聞いたり話したりするのはNG。ほどほどの距離感を見つけて、ママ友同士の関係を楽しむとよさそうです。
基本的にママ友とは「自分の友達」ではない
ママ友がいない=友達がいないと考えられがちですが、ママ友とはやはり正しく言うと「自分自身の友達」ではありません。子供が友達同士なだけ、同じ園に通っている保護者同士なだけ、というように自分の友達ではない点に注意しておきましょう。
気が合えばママ友との付き合いは続けてもかまいません。しかし、先輩ママは「結局子供同士が疎遠になったり何かトラブルが起きたらママ友も終わる。それだけの関係」と言います。
ママ友がいないからといって、あなたに魅力がないわけではありません。また、子供同士の関係にママ同士の関係性は影響しません。ママ友とはそういうものが大半だと思って、気楽に付き合うと良いでしょう。
育児や家庭の事情に口を出し過ぎない
親しき中にも礼儀ありという言葉があるように、特にママ友関係で注意したいのは「相手の事情に首を突っ込みすぎない、こちらも話し過ぎないようにする」ということです。
旦那の愚痴を言い合うのも同じこと。「旦那は家では何もやってくれない。給料はいいんだけどね!」といった、その気はないのに愚痴と合わせて自慢を話さないように注意した方が良い、と先輩ママは行っていました。
相手に深く口を出し過ぎないように、「親しき中にも礼儀あり」を合言葉にママ友同士の交流を楽しみましょう。
まとめ
ママ友とはどこで知り合えばいいの?どうやって作るの?と不安になる気持ち、ママである私もよく理解できます。とはいえ、ご紹介したようにママ友と知り合う機会はたくさんあり、そこまで深い関係性を築かなくても良いことに気付くでしょう。
自分に合ったやり方でママ友と知り合い、育児や日々の生活の心強い味方を作ってみてくださいね。
【参考】