育児中に陥りやすい寝不足。夜泣きや夜間授乳のために、ママの寝る時間は相当少なくなります。
眠たいまま育児をすると、イライラしたり判断力が鈍ったりしますよね。体が重たく、思うように動けないと悩む方も多いです。
今回は育児中の寝不足を解消する方法、寝不足のイライラとさよならする解決策をご紹介します。
育児中のママは寝不足に陥りやすい!寝不足が続くとどうなる?
育児中のママは寝不足になりやすく、寝不足の結果イライラが募ることも多いです。
こちらのアンケートを見てみましょう。
Q.育児中に感じるストレスの原因は?
引用元:ママのストレスの原因は睡眠不足? 子育て中にストレスを感じることがあるママは90%以上! 株式会社ワコールのプレスリリース
育児中はさまざまな「イライラ」に襲われますが、その理由として全体の3割のママが「寝不足」を挙げています。多くのママが寝不足に悩んでいるようです。
寝不足が重なるとどうなるのでしょうか。育児と寝不足の関係性を考えてみましょう。
体が重たく、育児に集中できない
寝不足が続くと体が思うように動かなくなります。とはいえ、寝不足になりがちな乳児育児はおむつを交換したりミルクを作ったり授乳したりと、たくさんやることがありますよね。そんな中体が重たくなるとより体調不良を感じるでしょう。
出産後、ちょっとしたことで風邪を引いてしまうようになったと感じるママもいるかもしれません。寝不足は体の免疫力を低下させるので、慢性化する前に睡眠時間を確保することが望ましいです。
旦那や子供にもイライラしてしまう
寝不足が起きると「ちょっとのことでイライラする!」と感じる方も多いかもしれません。
夜に子供に泣いて起こされ、なのにパパはぐっすり眠っている。「私は寝不足なのに!」とイライラする経験、身に覚えがあるのではないでしょうか。
分別の付く大人にイライラするのなら話し合いで解決できますが、さらに寝不足が続くと子供に対してイライラしてしまうことも。育児中に子供にイライラしないのは、まず無理です。ですが、大きな問題になる前に寝不足を解消し、ママが育児しやすい環境を整えないといけません。
悲観的になり「産後うつ」にも陥りやすい
「たくさん寝たい。なのに子供が泣きやまない」そんな夜を過ごした方もいるかもしれませんし、今その状態の真っただ中で悩んでいるママもいるでしょう。ずっと子供が寝てくれないと「私が悪いのかな」「ずっとこのままなのかな」と寝不足によって悲観的になりやすいです。
産後のママが気をつけないといけないのは、「産後うつ」。今は10人に1人が発症するとも言われていて、決して他人事にはできない症状です。このうつ状態は、
睡眠不足が母親のメンタルヘルス・抑うつの程度を悪化させる
子どもが寝てくれない… ママを産後うつから守るには 朝日新聞デジタル
とも言われています。睡眠時間とうつには深いかかわりがあるので、「イライラする」といった気分の変調が見られたら睡眠不足をできるだけ解消していきましょう。
育児中の寝不足イライラを解消したい!3つの対策法
育児中の寝不足でイライラ!そんな状態を解消するための3つの対策法をご紹介します。
やれることからで構わないので、ちょっとでも睡眠時間を増やしていきましょう。
寝る時間をとにかく確保して睡眠時間を増やす
いくら早く寝たって、生まれてすぐの赤ちゃんは昼夜の区別がなく夜間授乳も必要です。また、子供と一緒に寝ていると「気になって深く眠れない」と感じるママもいるでしょう。
我が家は双子の乳児だったので、生後3か月までママの睡眠時間は2時間程度。寝不足でイライラも募っていたため、パパに協力してもらい睡眠時間を増やしました。
- パパが帰宅後、ママはすぐに寝る(18時~)。パパが寝る時間(0時すぎ)に育児を交代する
パートナーの帰宅はあらかじめ早めにお願いしていました。夕方に寝るのは最初慣れないかもしれませんが、次第に慣れるでしょう。子供を完全に預けて別室で睡眠をとると、しっかり眠れます。
ただ、パパの仕事が忙しく夜に交代できないという方もいますよね。その時は子供と一緒にお昼寝がおすすめです。
- 子供が昼寝したらママは絶対に一緒に寝る。できない家事は外注するか時短家電を使う
我が家でも子供が1歳になるまで一緒に昼寝していましたが、その間ロボット掃除機を稼働させたり乾燥機付き洗濯機で家事を短縮したりしました。
子供が昼寝したら、「家事をするチャンス」と思っていませんか?ある程度夜にまとまって寝るようになったらお昼寝に付き合う必要はありませんが、夜間にも頻回に起こされてママが寝不足を感じているうちは、子供と一緒にお昼寝するのはおすすめです。
スマホで調べものをするのは「昼間だけ」と決める
夜間授乳の間に少しでも眠れたら、寝不足は次第に良くなります。ですが、夜中にスマホを見てしまいなんだか目が冴える…という経験のあるママもいるかもしれませんね。これはスマホの明るい画面を見ることで、睡眠に必要なメラトニンというホルモンが少なくなるからです。
寝不足を解消するために、入眠しやすい状況を作りましょう。何も「スマホを完全に見ない」のが良いわけではありません。育児中のママの中には、SNSでの繋がりが日々の活力になる方もいますし、育児で分からない時は検索することが多いですよね。
スマホを使うのは昼間、起きている時だけと決めると夜に入眠しやすいです。
子供の睡眠サイクルを整える
寝不足の原因を考えてみると、「子供の夜泣き」「夜間授乳があるから」と思い当たりますよね。確かに0歳の赤ちゃんは昼間・夜間の区別がないため、夜間授乳は必要です。しかし、「子供が早く寝てくれない」「夜泣きがひどい」などの理由はもしかすると子供の睡眠サイクルを整えることで解消できるかもしれません。
「子供は夜寝ないものだから…」と諦めてしまうと、親の睡眠サイクルも整わないものです。すると親子で睡眠が上手に取れず、悪循環が生まれることも。
このブログでは寝かしつけ方法や子供の睡眠サイクルの整え方をご紹介しています。
今すぐ厳しいネントレを始めないといけないわけではありませんが、子供の睡眠サイクルは出来る限りで良いので少しずつ整えてみましょう。
育児中の寝不足でイライラするママへ。元気の出る考え方
育児中の辛い寝不足の最中にいるママに向けて、最後に元気の出る考え方をご紹介します。寝不足で悩む方はぜひチェックしてみてください。
いつか睡眠時間はたっぷり取れるようになる
寝不足が続く毎日を過ごしていると、永遠にずっと眠れないままだと勘違いしてしまいます。しかし、どんなに睡眠時間が少なくなっても次第に子供は夜にまとまって寝るようになり、生活リズムは整います。
以前は双子の赤ちゃんを育児中で、寝不足に陥っていた私ですが振り返って考えると0歳の1年間だけ寝不足を辛く感じていました。1歳からは夜にすっきりと寝てくれますし、保育園や幼稚園に通うようになると日中思い切り体を動かすので寝つきも早くなります。
寝不足で苦しい気持ちは十分に理解できます。ですが、いつかはママのタイミングで眠ることができるため、その日を待ち一緒に育児をしていきましょう。
睡眠環境はしっかり整えて
就寝時に「ママが寝やすい環境」を作っていますか?子供の睡眠の邪魔にならなければ、音楽を流したりアロマをたいたりするのもOKです。
寝具をこだわって新調するのもおすすめです。寝やすい環境を作ると、睡眠時間が例え短くてもぐっすり眠ることができます。
まとめ
育児中のママに起こりやすい寝不足。寝不足によるイライラは、夫婦関係の悪化や育児のやりにくさにつながるので、できるだけ早く解消したいですね。
寝不足解消の方法は、今すぐできるものばかりです。パートナーに協力してもらったり睡眠以外の家事や育児を楽にできる方法を探したりして、寝不足をゆっくり解決していきましょう。
【参考】
ママのストレスの原因は睡眠不足? 子育て中にストレスを感じることがあるママは90%以上! 株式会社ワコールのプレスリリース