【節分】 子どもに伝えたい日本文化【豆まき・恵方巻など】

インターネットで世界中の人と簡単にコミュニケーションをとれる社会に産まれてきた子ども達。この子ども達が、これから社会で活躍していくために、まず「日本人」として日本文化を知っておくことはとても大切です。

四季折々の日本ならではのイベントを子どもに伝える。

これがママやパパが子どもに出来る大切な贈り物の一つです。まずは、ママやパパがその知識を復習して、ぜひお子さんに楽しみながら伝えていってくださいね。今回は2月のイベント「節分」についてお伝えします。

2020年の節分は2月3日(月)

節分の日付は2月3日と決まっていると思っている方が多いとおもいますが、2月2日や2月4日になることもあります。

節分とは本来、季節の節目の「立春、立夏、立秋、立冬の前の日」のことを意味し、年に4回ありました。日本は昔から春が一年の始まりとして、立春の前日である2月3日頃が(現在の大晦日のように)4つの節分の中でも最も大切な日として扱われていました。

そして、現在ではその立春の前日のみを「節分」と呼ぶようになり、豆まきなどの儀式が残っているのです。

豆まき

春の始まりの前日に、豆まきをして邪気を払っていたそうです。何故、邪気払いに豆が使われていたかは様々な説があるようです。
・大豆が大切な穀物として儀式に使われていたから。
・豆が魔目(鬼の目)にあたり、魔滅(鬼を退治)したから。

豆まきの時に

「鬼は外!福は内!」

と言いながら、玄関や窓から外に向かって豆を撒き、家の中にも豆を撒くご家庭が多いようですが、この掛け声は地域によって様々なようです。

調べていると色々な掛け声があるようでしたが、こんな掛け声で豆まきをしている、というご連絡をいただければ、こちらのブログに掲載させていただきますので、ぜひお知らせくださいね。

大豆を撒き「豆まきが終わったら年齢+1個の豆を食べる」ということをしている家庭が多いと思いますが、小さい子どもがいると気になるのが誤飲。
小さなナッツや豆は誤飲や窒息のリスクから気を付けるように指導される食品の一つです。

小さい子どもがいる家庭にお勧めの豆まきはこちら!

・ピーナッツを殻ごと豆まきする

これは東北地方などでも昔からやっているようです。雪の中に撒いた豆を拾いやすくすることや、下に落ちたものを口にすることへの衛生面からも納得できます。殻付きピーナッツであれば大豆より大きいので、拾いやすく誤飲のリスクが下がります。ただ、小さい子が飲み込めないサイズではないので、やはり注意が必要です。

・10粒などで個包装している豆を袋ごと使う

犬を飼っているため、豆を撒くと片っ端から食べられてしまう我が家で家の中に撒くように昔から行っている方法です。
個包装しているので、犬に食べられる心配もなく(笑)また衛生的です。そして袋に入っていて大きいので小さい子どもが誤飲していしまうリスクもなく、豆まき後の掃除もとても楽です。
そして赤ちゃんでも掴みやすい大きさなので、まだ手指の機能があまり発達していない月齢から豆まきに参加出来ます。豆まきの風情が欠けてしまうのが唯一の難点です。

・新聞紙や広告を丸めてオリジナル(巨大)豆を作る

保育園などでよく行われている方法だと思いますが、ご家庭でも簡単に作れるので取り入れてみるのもいいですね。
〈作り方〉
1.新聞紙や広告、荷物の隙間埋めに入っている紙など、要らない紙をくしゃくしゃと丸めます。
2.子どもの手に収まる掴みやすい大きさにしたら、テープで形を整えながらぐるぐる巻きにします。
3.折り紙などで撒いてラッピングをするとオリジナリティが出ます。(豆はたくさんある方が豆まきの時に楽しいので、量を作るとすべてにやることが大変なのでこの作業はオプションです。)

恵方巻

2020年の恵方は西南西!

ママやパパが子どもの頃にはあまりメジャーでなかったけれど、気付いたら節分の行事となっていた恵方巻を食べる習慣。

大阪発祥の風習で、商売繁盛、無病息災などを祈って行われるようになったのが始まりのようです。

1989年、大手コンビニエンスストアが「恵方巻」と名付けて売り出し、その後全国的にデパートやスーパーでも節分の食べ物として販売されるようになり定着していったとのことです。

恵方巻を食べるときは

1.恵方を向いて食べる

2.黙って食べる

3.一気に食べる

という3つのルールがあります。
小さい子どもにはなかなかハードルが高いですね。笑

恵方巻きには七福神にちなんだ7つの具材を入れるようですが、そんな太巻きは子どもがかぶりつくことはできないのですね。子どもの好きな具材の細巻きだったら、食べれるかもしれませんね。

3歳や4歳など子どもが少し大きくなってきたら、巻き寿司を一緒に作るのも楽しいイベントになります。100均で巻き寿司が簡単に作れるアイテムなども売っているのでそれを使うと簡単に作れますよ。

柊鰯(ひいらぎいわし)

鬼を祓うためにヒイラギの枝にイワシの頭を刺したものを戸口に立てるという風習は、平安時代の「土佐日記」にも記載されているほど古来から日本に伝わるものです。
葉っぱのとがったヒイラギと臭いイワシの頭を魔除けとしていたのです。

先日、スーパーでヒイラギと鬼のお面と落花生がセットになっているものが売られていました。幼稚園でヒイラギイワシの話を聞いてきた4歳長女がコレ買わなくちゃ!と買い物かごに入れていました。商売の戦略にまんまとはまっていますが、子どもが楽しみながら文化を体験できるのは大切ですね。

鬼のお面

豆まき用の豆と鬼のお面がセットになって売られいるので、その鬼のお面を使うのもいいですが、子どもがクレヨンを握れるようになったら自作のお面を作るのもいいですね。

1.無料の素材をプリントアウトする

絵が苦手…という方でも、パソコンとプリンターがあれば、フリーで使用できる素材もネット上にはたくさんあるので、そんな物をダウンロードしてプリントアウトするのも一つです。可愛いイラスト調のもの、怖い鬼の雰囲気があるもの、などさまざまなので、お子さんと一緒にどの鬼でお面を作りたいか探してみるのもいいですね。

2.ママが画用紙に鬼の絵を描く

絵が苦手でなければ、シンプルな鬼をママが画用紙に描いて、子どもが好きなように塗り絵をする、目や口を描く、毛糸などで髪の毛を貼る、などの工作をするのも楽しいですね。

3.ママが鬼の顔のパーツを作り、こどもがノリで貼る

1歳2歳などの小さい子どもで、塗り絵や描くことがまだ難しい場合、ママが鬼の顔を形どり、その中に子どもが顔のパーツを貼ってオリジナルの鬼を作ることも出来ます。
・髪の毛は毛糸をノリづけした頭に乗せるだけ。
・目は〇シールなども代用可。
・牙、眉毛、ツノなどのパーツをママが切り取って作り、子どもがノリで貼る。という作業なのでママにも子どもにもお手軽に始められそうですね。

自作のお面だと、子どもも「鬼が怖い」という感情よりも愛着の持った鬼のお面でますますイベントが楽しめます。そしてお面の写真を撮っておくと、振り返った時に毎年の子どもの工作の進歩がみられるのでお勧めです。

今回は節分について、その由来や風習などをお伝えし、小さな子どもとどのように楽しめるかという内容をお伝えしました。

こんな作品を作った、地元ではこんな節分の風習がある、などある方はぜひお知らせくださいね。ご希望があればこちらのブログにてご紹介もさせていただきます。

関連記事

  1. コロナウイルスの影響 〜子どもも感染する?症状は?〜

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP