コロナウイルスの影響 〜子どもも感染する?症状は?〜

新型コロナウイルス対策で学校や幼稚園がお休み
ママやパパの勤務形態も変化しているご家庭も多いかと思います。

昨年12月に中国武漢市より始まった新型コロナウイルス感染症。
あまり聞かないけれど、子どもにも感染するの?どんな症状があるの?と心配なママも多くいると思います。

この記事ではママと子どもの心の相談室 こころラボ 代表
臨床心理士*公認心理師YUKAが日本小児科学会発表の情報をもとに、
ママが気になる情報をわかりやすく簡単にご紹介します。

子どもが新型コロナウイルスに感染した時の症状は?

まだまだ情報が少なくわからないことが多いこのウイルス。中国からの報告をもとに、こんなことがわかっているようです。

・感染確定小児患者(生後1ヶ月〜17歳)の数は  2020年1月30日時点 28人  2020年2月11日時点 965人
・家庭内での感染が多い
・症状は
  発熱・乾いた咳・倦怠感(だるい感じ)が多く
  鼻水や鼻詰まりは比較的少ない
・一部の患者にな  嘔吐・腹痛・下痢などあり
・肺炎がある患者もいる
・ほとんどが1〜2週間で回復
・感染しても無症状の可能性もあり

子どもは重症化する?

子どもの患者が重症化するのはマレ。しかし、大人同様、感染後1週間頃から呼吸が急速に悪化する可能性もある。
SARSやMERSといった、別のコロナウイルス感染症では、子どもの患者は比較的軽症なことが多かった。(注:一部は重症化)

子どももマスクをするべき?感染予防のためには?

感染者のクシャミや咳を直接浴びないということでは意味があるかもしれないが、小さい子どもがマスクを正しく着用することは非現実的。
以下のポイントを抑えましょう。

・子どもの患者の多くは家庭内で感染しているので、まずはママやパパが感染しないこと。
・そして、感染者から1,2メートル以上距離をおいておくこと。
・ウイルスのついたオモチャや本を触った手で、自分の目鼻口を触ると感染してしまうかもしれないので、こまめな手洗い・うがい・消毒を。

感染したかも…と思ったらすぐに受診すべき?受診するのはどんな時?

現在のところ、一般の医療機関や休日夜間急病診療所では新型コロナウイルスの検査は出来ません。→厚労省の発表により、3月6日より検査が保険対応になり、これまでは保健所の許可がなければ出来なかった検査が医師の判断で出来るようになりました。しかし、しばらくは検査が受けられるのは、感染症対策をしている限られた病院のみ、ということには変わりないようです。

また、軽症者への特別な治療法はありません。入院をしなければならないほどでない限り、医療機関の受診はお勧めではありません。

子どもの場合
・原因不明の熱が続く
・呼吸が苦しい
・口から食事ができない/飲み物が飲めない
・ぐったりしている
時は速やかに医療機関を受診しましょう。(注:子どもであっても、感染者と濃厚接触者や健康観察対象者の場合ら、まずは地域の帰国者・接触者センターに相談を)

保育園・幼稚園・学校へ行くのは控えるべき?

現時点で、日本国内の子どもの患者は稀です。保育園・幼稚園・小学校などの通園等を自主的に控える理由はありません。
しかし、地域で子どもの患者が出た場合には、休園や休校になることはあります。

との見解が日本小児科学会からは公表されていますが、これらの情報をもとに、各ご家庭で対応方針を決めてくださいね。

参考文献日本小児科学会ホームページ

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