「子育てがつらい」「うまくいかない」「何をやってもダメ…」
毎日育児・家事にと忙しくするママの中には、自分に自信がなく苦しい思いをする方も多いでしょう。その子育ての辛さは、実は自己肯定感の低さからきているのかもしれません。
育児書にもたびたび登場する「自己肯定感」。これは一体どういう感覚を指すのでしょうか。また、子供の自己肯定感を高めるためには、まずママ自身が自己肯定感を育み、今の自分を好きになることが大切です。今回はそんなママの自己肯定感について、一緒に考えてみましょう。
自己肯定感とは?
最近「自己肯定感」という言葉をよく聞くようになりましたよね。この感覚は子育てにおいてとても重要で自己肯定感が高いと将来的にも成功する、幸せや喜びを感じやすくなるといったポジティブな効果が期待できます。
そのため、ママ達の中には「我が子の自己肯定感は高くなって欲しい!」と考えているのではないでしょうか。子育て中の私も、もちろん子供たちには自分に自信のある自己肯定感の高い人になって欲しいと思っています。
そんな自己肯定感、「なんとなくわかるけれど、詳しくは知らない…」という方も多いかもしれません。低い、高いの話をする前に、まずは自己肯定感とは何かチェックしていきましょう。
ありのままの自分を受け入れられる感覚
先ほども少しお伝えしましたが、「自己肯定感が高い」と「自分に自信がある」という受け取り方をすることが多いです。確かに自信の高さは幸福感を得やすく成長に重要な要素ですが、実は自己肯定感と自信の高さには関係がありません。
「自己肯定感」とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉(実用日本語表現辞典より)。自分自身には価値があると認められることです。
自己肯定感を高める3つの方法!大人の心の育て方 | COE LOG
自己肯定感とは、本来「ありのままの自分を受け入れられる感覚」を指します。失敗しても運がないことが続いても、「自分は自分でOK」と許せる感覚が育っていると、どんな挫折やトラブルが起こっても自分の力で解決し道を切り開いていけるのです。
また、自己肯定感が育まれている方は自分にとって「必要ない」「価値がない」と思ったことにはチャレンジしません。自分には挑戦する価値がある、きっと自分の成長に繋がるだろうからやってみようという自分の感覚を持ち、取捨選択ができるのです。
自己肯定感が高いとどうなるの?
自己肯定感が高いと、もちろん上記のようにポジティブな効果があります。自己肯定感の高い人の特徴をあげてみると…
- 物ごとに前向きになる、挑戦する勇気が出る
- 情緒や感情が安定し、上を目指す意識も高まる
- 人の良い所に目が向くようになる、対人関係が築きやすい
他にも特徴がありますが、自分に自信があるというのももちろん特徴のひとつです。単純に自己愛が強いのではなく、自分がどのような存在でありどんな役割をすればよいのか、きちんと理解でき行動に移せる人こそ自己肯定感が高いと言えます。
自己肯定感が低いとどうなるの?
反対に、自己肯定感が低いとどうなるのでしょうか。ポジティブシンキングが上手になる自己肯定感の高い人に比べ、反対に自己肯定感が低いとネガティブな印象が強くなります。
- 挑戦する前から諦めてしまう
- 「どうせ私なんて」と卑屈になり、何事も目指す勇気が出ない
- 他人の悪いところ、自分の悪いところにばかり目が向く、対人関係が築きにくい
以上を見ると、「子供にこうあって欲しい」とママ達が願うのは自己肯定感の高い子ですよね。そのため、育児において自己肯定感を高めようという動きが活発になっているのです。
ですが、自分を許す力の弱い自己肯定感の低さは、ときに子供ではなくママが原因のことがあります。ママと自己肯定感には大きな結びつきがあり、自分自身の生きづらさだけでなく子供の将来にも影響があるため、親子で自己肯定感を育めるのが理想的なのです。
自己肯定感について簡単に解説した以下の記事も参考に▼
自己肯定感と育児の関係とは?
先ほども少し触れましたが、自己肯定感と育児には深い関係があります。というのも、ママが自己肯定感が低くネガティブに感じる声掛けばかりをしていると、子供にもその影響が及ぶからです。
最近では「毒親」という言葉も普及してきて、子供にとって良くない養育が取りざたされていますよね。変に怖がらせるわけではありませんが、ママの自己肯定感の意識を高めるとポジティブな効果が育児にも広がるのは事実です。
そこで、自己肯定感と育児の関係性を今一度見ていきましょう。
自己肯定感の高い子の特徴とは
自己肯定感が高い子供の特徴をあげてみると、
- いろんなことに自ら挑戦できる
- 失敗しても挫折せず、「次は○○でやってみよう」と再挑戦できる
- 成功体験を重ねている、自分に自信がある
先ほども説明したように、大人・子供に関係なくポジティブな印象が強いです。特に子供はこれから生活する中で、学校生活や勉強、就職活動など失敗を避けては通れません。そんなときに自己肯定感が保てたままの子だと、失敗する自分を許してあげられる力が備わっているのです。
我が子の成長をどこまで一緒に見守れるのかは分かりませんが、将来的に大きなギフトになるなら、できれば子供の自己肯定感は強くあって欲しいはず。幼少期は周囲からの環境やママ・パパからの言葉に影響を受けやすいため、子供の自己肯定感を損ねず大切にする育児に注目が集まっているのです。
「子は親を見て育つ」
そもそも人間は生まれつき自己肯定感が低いということはありません。誰しもある程度の所からスタートし、教育や環境によって自己肯定感は左右されます。子供にとって、身近な養育環境を作り毎日接しているのは誰でもなく「親」です。この親からの教育によって、自己肯定感が影響を受けるのは想像に難くないでしょう。
大人になっても自己肯定感の低さに悩む方は多いです。そういった人の育った環境を振り返ってみると、自己肯定感が低くなるような育て方をされていることも。特に少し前では「我が子を貶してでも他の子を褒める、謙遜の気持ちを持つことこそ礼儀正しさ」と受け取る親も多い印象です。そのために、
と影響を受けてしまいます。ですが、子は親の姿を見て育つと言われるように、親の自己肯定感が子供にも影響するのなら、
ママの自己肯定感が高くなる=連鎖して子供の自己肯定感も高くなる
これも事実です。育児においてなぜ自己肯定感を考えるのかというと、親子で「ありのままの自分を認める力」が育めると、より育児は楽に感じ楽しくポジティブに毎日を過ごせるようになるからです。
ママの自己肯定感の高め方はこちらの記事でも紹介しています。▼
自己肯定感の低いママは多い?なぜ低くなるの?
子供にとっても親の自己肯定感は大切です。しかし、ママの中には「私は自己肯定感が高い!」と自信を持って言える方は少ないかもしれません。以下は、雑誌LEEが行ったアンケートの結果です。
Q.あなたは自分自身が、自己肯定感が高いと思いますか?
「自己肯定感」の低さとはどう付き合えばいいの? 松村亜里さんに聞きました LEE
半数のママが「自己肯定感に自信はない」という結果に。わからない、どちらとも言えないと答えたママと合わせると8割近くの方が自分の自己肯定感の低さに悩んでいるようです。
このブログでも繰り返し、ママの自己肯定感についてお伝えしてきました。
今一度、なぜママの自己肯定感が低いのかを見つめ直してみましょう。自己肯定感が低いということはこの先、高める余地があるということです。
日本文化が自己肯定感に影響していることも
日本では「いえいえ、私なんて…」と謙遜することこそ美徳とされていますよね。ママ友の子供を立てるために、我が子をあえて悪く言うことも珍しくないでしょう。こうした国内の文化は自己肯定感に大きく影響しています。つい我が子や自分のことをへりくだって表現してしまい、その思考の癖が取れずに自己肯定感を低めてしまうのです。
もちろん控えめで遠慮しがちな文化を否定するわけではありませんし、自慢を声高にすることこそ良い教育とは言えません。大切なのは子供をそばで見ているママならではの目線で認めて、褒めて、伸ばしてあげることです。後ほどご紹介しますが、正しい子供の褒め方も実践しながら、子供・自分の良いと思ったところは伸ばしていきましょう。
自己肯定感と文化の関係はこちらの記事でも紹介しています。▼
成功体験が少ない
子育てを始めてから、特にママの生活はガラッと変わります。自分のことは二の次に、子供のお世話や家事に奔走する毎日ですよね。さらに育児は、決してママの思い通りには進みません。
しっかり1日の計画やルーティンを組んでいたとしても、うまくいかないことばかり。失敗も多いかと思いますし、子供が少し成長して幼稚園や保育園などに通うようになると、ママ友との関係も気になります。こうした慣れない育児の中で、不足していくのが成功体験です。
自己肯定感の低い人は成功した経験が少なく、「自分がうまくいくイメージ」が想像できません。これまで自己肯定感は高い意識があり、「私は割とそつなくなんでもこなせる」と思っていたのに、ママとしての生活をしている中で見失うこともあるでしょう。「ママの生活とは自己肯定感が低くなりがちな時期」と捉えて、積極的に自分を認めるよう意識付けたりポジティブな面に目を向けられる練習をしても良いかもしれません。
ママの自己肯定感の低さについて、より詳しく以下の記事でまとめています。▼
完璧主義でママとしての理想が高い
きちんと計画して予定通りに育児をこなせば、きっとうまくいく!そう思ってプランニングを完璧にするママは思い通りにいかないことが続くと、感情が不安定になることもあります。ストレスをためやすい方は「ママだから○○はするべき」「○○をして当たり前」というべき思考が癖になっていることがあります。これは、自己肯定感を低めてしまう結果に。
ついSNSや周囲のママと比べて「私なんて」と思っていませんか?自分自身のことがよくわかっていないママは、自己肯定感が低くなりがちです。
こちらの記事では自己肯定感の低いママの特徴を解説しています。▼
シングルマザーである
何でも一人でしなくてはならないシングルマザーだと、より自己肯定感の低さが目立ちます。シングルの方は仕事・育児すべてを一人でやらなくてはならず、両親が揃っている家庭と比べると幸福感はやや低いというデータも出ているほどです。
また、他人と比べて「私は一人だから…」と卑屈になってしまうこともあるでしょう。ですが、どのシングルマザーもみな不幸かというとそれは決してありません。今、自分の選択で人生を進んでいることに誇りを持ち、また自己肯定感が低くなってしまうという事実は正しく把握しておきましょう。だからこそ、高める意識や思考はシングルマザーにとって大切です。
シングルマザーの自己肯定感について、詳しくこちらの記事でまとめています。▼
働くママの自己肯定感も無視されがちに
毎日家族のために働いているママ、いわゆるワーママも自己肯定感の低さが気になります。子供と向き合えない時間が多く、「子供に無理させている」という罪悪感も重なり、自分を認められる力をうまく発揮できないことも多いです。
今は夫婦共働きの家庭も多いのですが、やはり育児と仕事を両立させるのは難しいもの。「仕事を頑張りたいけれど子供が熱を出して早退しないと…」「子育て中のママだからうまくキャリアを築けない」そう悔しく感じるママもいるでしょう。
働くママは基本的に自由にできる時間が少ないです。「空いた時間は子供とのふれあいに!」とぎりぎりまで自分を犠牲にするのではなく、自分時間を増やす意識をしましょう。また、限られた時間をやりくりすることにポジティブな意識を持つのも効果的です。
どんなママでも、自分の欠点や嫌なところばかりが目立ち「自己肯定感を高められない」と悩むかもしれません。ですが、ネガティブな考えもポジティブな考えも、どちらもやってみるのはたやすく今すぐできます。ママであることを負い目に感じず、子供のためにも前向きな思考を持つことが大切です。
ワーママの自己肯定感についてこちらの記事でも紹介しています。▼
「自己肯定感が低い」=「高める余地がある!」
大人になっても自己肯定感が低いから、もうダメだ。手遅れかも…。そう思う方もいるかもしれません。確かに幼少期の自我形成で自己肯定感を高められるのがベストですが、大きくなってからでも何歳からでも自己肯定感は高めることができます。
繰り返しお伝えしているように、むしろ「今低いという認識がある」のなら「これから高めるチャンスはたくさんある!」ということ。次は自己肯定感の高め方について見ていきましょう。
自分はどんな人?自分の特徴を考える
自己肯定感の本来の意味を考えてみると「ありのままの自分を受け入れる感覚」です。あなたはどういった人なのでしょうか。自分の特徴を考えてみましょう。良いところはもちろん、悪いところでも構いません。
- せっかちで早とちりが多い
- 忘れ物が多い
- 小さなことで喜びを見出せる
- 裁縫が得意
- 手先が器用
- 子供の好きな料理を作るのが上手
いろいろあるかもしれませんが、これは何も「良い所だけを見つける」のでも「悪い所が多ければ自己肯定感が低い」と言いたいわけでもありません。自分はどんな人間なのかを気付き、受け入れることが大切なのです。
忘れ物が多くても、せっかちで早とちりが多くても構いません。時には寝坊してしまう自分も、自分自身で許してあげましょう。「今はこうだけど、そのうちこうなる」と文頭に「今は」を付けると考えやすいですよ。
こうしてありのままを認める練習をしていると、次第に小さな失敗や挫折は気にならなくなります。
自分の短所を長所に置き換えて考える
では、自分の短所は思いつくでしょうか。自己肯定感の低さに悩んでいるママであれば、「いくつでも思いつく…」かもしれませんね。私自身自己肯定感の低さが気になっているので、短所はいつでも指摘できます。
- せっかちな性格
- 集中力が続かない
- 怒りっぽい
こうした短所は誰しもが持っているでしょう。ですが、よく考えてみるとこれらの短所は長所にもなるのです。
- せっかちな性格→素早く行動できる、取り掛かりも早い
- 集中力が続かない→いろいろなことに興味が持てる、多趣味
- 怒りっぽい→周りのことをよく観察し、すぐに気づくことができる
視点を変えるとこんな風に短所は長所に。また、短所を書き出すことで自分の直さないといけないところにも目を向けることができるのです。
短所ばかりだからといって、ダメなママではありません。足りないところは補うようにし、短所の中に隠れている長所も見出すと、より自分を好きになれます。自分にダメ出しをし続けるより、褒める場所や伸びしろを探して高める方がよっぽど簡単です。
リフレーミングでポジティブに物事を捉える
リフレーミングとは、視点を変えて物事を捉え直すことです。心理学のカウンセリングでもよく使われる技法であり、自分を認めるためにちょうどよい考え方と言われています。
例えば外は雨が降っていて、外出できない休日。パパもいないし、自分はなんてついていないんだろう…と気分が落ち込んでしまいますよね。他にも、せっかく出かけた先の公園が休園だったりお店が閉まっていたり。そんなネガティブな状況でも、リフレーミングを使うとポジティブシンキングができます。
雨が降っているのなら、家の中のお掃除をしてみてはいかがでしょうか。子供にも手伝ってもらうと親子で楽しく家事ができます。少し凝った料理やお菓子作りに挑戦しても良いかもしれませんね。季節が許せるなら、雨の日のベランダでピクニックという非日常空間を楽しむのもおすすめです。
お店が閉まっていたから、遠回りしてお散歩して帰っても良いかもしれません。また、公園がお休みならそのままドライブを楽しみましょう。このようにリフレーミングで失敗の中の成功にも目を向けられるようになると、育児はもっと楽しいものになるかもしれません。
ママの自己肯定感を高める方法はこちらの記事でも紹介しています。▼
親子でできる!自己肯定感を高める方法4つ
次は親子でできる自己肯定感を高める方法です。子供にとっても大切な自己肯定感。自分をもっと大切に扱い、行動に自信が持てる自己肯定感は親子で一緒に育んでいきましょう。
ここからは育児の場面で使える4つの方法をご紹介します。少しずつで良いので、子供にも自分にも「良い所」を見つけてみてくださいね。
正しく子供を「褒める」
子供が何かをやったら、成し遂げたら、きっとママは褒めますよね。褒めるときは手放しで褒めて子供と成功を喜び合いましょう。ですが、この「褒める」という行為は気を付けないと子供の自己肯定感を低めることもあるため注意が必要です。
例えば子供が絵を描いたとしましょう。そのときに、
「すごく良くかけたね、上手!頭がいいね」
と褒めると、子供はそれ以上の絵を描こうとしません。もしくは、絵を描いても途中でやめてしまい、結果として「ママから褒めてもらえないかも…」と思うかもしれませんね。正しく褒めるのなら、
「元気よく描けてるね!すごい!頑張って描いたんだね」
とプロセスを褒めるようにしましょう。すると、子供の目的は「絵を完成させて出来栄えをママに褒めてもらう」から「絵を描いてママと楽しむ」に変わるのです。これ以外にも、すべての場合で褒めることは大切です。
結果を出したときだけ褒めるのではなく、子供が何かをやった・挑戦した・達成したという「過程」を褒めてあげる声掛けを意識しましょう。
子供に何でも「選ばせる」
危ないからこの遊具は遊んじゃダメ、片付けが大変だからこのおもちゃはダメ。そんな風に、子供から選択肢を奪っていないでしょうか。子供は自分で選び自分で決定することで、その責任を持つことができます。
ママとしては選んで欲しくない選択肢もあるかもしれませんが、子供を信じ子供の選択を応援することで、「私は正しいものを選んだんだ」と自分に自信が持てるようになります。結果として自己肯定感が高まるのです。
小さな子だとまだ「選び、その結果の責任を持つ」という考えは難しいかもしれません。しかし、選ぶことを意識し続けているとそのうち子供は自分の選択に責任を持つようになります。「ママが言ったからこれを選ぶ」のではなく「私がやりたいからこれを選ぶ」といった考えを育むようにしましょう。
好奇心・探求心を「解放させる」
子供に対してよくやってしまいがちな、「それは間違ってるよ」「やっちゃダメ!」という制限。例えばおもちゃを本来の使い方ではない方法で遊んでいたり、公園の遊具が危ないと思ったときにママは引き留めるかもしれません。
家で遊んでいるときには、確かに近所の方に配慮して小さな声で遊ぶことは大切です。「危ない!」と遊具で遊ぶのを止めるのも、ママがリスクを把握しているからこそ。ですが、子供は大人も思いつかないような発想力があり、好奇心が旺盛でなんにでも興味を示します。その好奇心や探求心を解放させてあげるのも、時には大切だということを頭に入れておきましょう。
たまには大きな声で遊べるよう、広い屋外の公園に出かけても良いかもしれません。水に興味を持ち、食事のときも飲み物をこぼすようなら、ボウルに水を張って「遊んでごらん」と好奇心を満たしてあげるのも良い機会です。きちんと見守ることは前提ですが、子供にチャレンジをさせる・させる機会を作るというのも自己肯定感を高めるポイントとなります。
子供の自己肯定感を高める方法についてこちらの記事もチェックしてみてくださいね。▼
ママ自身がまずは自分に実践する
さて、これまで自己肯定感を高める方法をご紹介してきました。子供に実践してみよう!と思ったママが多いかもしれませんが、まずは大人がお手本になって子供に見せてあげなくてはなりません。
まずはママ自身が実践してみましょう。どんな些細なことでも、自分で選んでやってみたことに対して、自分自身を褒めてあげましょう。これは「セルフコンパッション」といって自分をいつくしみ、他人にするように自分に優しくする行動です。好奇心や探求心をママだって持っているはずですよね。「ママだから○○はしない」「シンママだから○○できない」「働いているから○○をやっちゃダメ」と、自分でママの枠組みを作ってはいけません。時には自分の挑戦心や探求心を満たすべく、いろんなチャレンジをしてみましょう。
子供の自己肯定感に目を向けるママは、その分自分自身のことを後回しにしがちです。まずはママが笑顔でいられる生活を心がけ、次に子供の自己肯定感にも目を向けるようにしましょう。自己肯定感とは難しく思えるかもしれませんが、ポジティブな思考・自分を許し認めること・良いところに目を向けることはとっても簡単です。今すぐできることなので、ぜひ試してくださいね。
ママが自分を大切にするために、できることをこちらの記事でまとめています。▼
まとめ
よく聞く言葉のひとつである自己肯定感。少し難しく思えるママもいるかもしれませんが、自己肯定感とは身近な存在でどんな人でも持っているものです。しかし、環境や人との交流の中で次第に「自分をマイナスに見る癖」がついてしまうと元に戻すのは大変。
我が子の自己肯定感を高めようと思ったら、ママはまず自分自身を見つめ直し認めてあげるようにしましょう。ご紹介した親子で自己肯定感を高める方法も、少しずつ生活に取り入れてみてくださいね。
【参考】
自己肯定感は低いままでもいい!? ”ありのままの自分”で子育てもラクになる!
ママの自己肯定感がそもそも低い=連鎖して子供の自己肯定感も低くなる