二人以上の子どもがいるとついついしてしまうママがたくさん。
子ども同士の比較。
「お兄ちゃんは○○だったのに、下の子は…」
成長の比較であったりその時の言動の比較であったり。
よくない、ということは耳にしていてもついついしてしまう兄弟の比較。
あるいは我が子とお友だちとの比較。
いつも一緒に遊んでいると学年が同じであったり月齢が近いと
ついつい我が子との違いが目に付く
そんなことあります。
そもそもどうして比較するのがいけないのでしょうか?
比較して「ダメ」とされた方は
自信がなくなるから?自己肯定感が低くなるから?
なんとなく想像できます。
それでは、比較して褒めるのはいいのでしょうか。
「お兄ちゃんより成長が早いね!」「○○ちゃんは出来ていないのに出来てすごいね!」
どうでしょう?
もちろん、比較対象になった相手を結果的に 「良くない」ということを伝えるメッセージに なってしまっている点もありますが、
「人との比較でしか評価されない」
「子ども自身の成長に目が向いていない」
という点に問題があると私は思います。
その場に二つの物が並んでいたら
・どちらが大きい/小さい・色の違い・形の違い
など比較がしやすいです。
ですので目の前にある物の違いには人間すぐに気が付きます。
一方で
1つ何かを見せてそれを隠して違う物を見せるそのうえで二つの違いについて述べるといのは 記憶の中で二つのことを検証しないといけないので 高度なスキルになってきます。
兄弟が行っている行動の違いやお友だちと我が子の違いは目の前にある二つの物の違い。
目の前にあるので、違いがわかりやすいから「ついつい」思ってしまうのです。
でも、このわかりやすいからということで他の人と比べて評価することを行っていると
周りとの比較でしか自分がわからない子どもになってしまう危険性があります。
自分がどうかということよりも、同じことを人が何か出来た/出来ないということが大切になってくる。
自分は同じなのに周り次第で「出来る子」とされたり「出来ない子」とされたり
これでは、その子の軸がありませんね。
また、他人との比較ばかりに気がいくと、我が子自身の中での成長に目が向きにくくなります。
この子が昨日まで何が出来て、何が出来ていなかったのかそこから、今日何が新しく出来るようになったのか。
この我が子の成長こそが本当はママが一番目を向けていきたいことなのです。
子どもの成長を気づくためにはママの観察力や記憶力が必要になってきます。
ちょっと高度なスキルではありますが
子どもの成長を気づきその変化を認めることを行うことによって
子どもは自分の成長を認識し、承認される経験によって自信がつきます。
そして、自分のペースで進むこと達成することを学びます。
子どもが比較して「ダメ」とされた方が自信をなくすから、 という単純な理由だけでなかったのですね。
今日のお子さんはどんな成長がありましたか?
お気づきの点があったら、ぜひフィードバックしてくださいね。
みなさんの声を聞かせていただくのを楽しみにしています。
今日も読んでくださりありがとうございました。
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