子どもはかけがえのないもの。何よりも優先されるもの。母親であるなら育児を楽しむべき、という風潮はどの時代にも見られます。
ですが、みんなと同じように育児を楽しめない、我が子はかわいいと思う反面イライラするし体調不良が続く…という「育児ストレス」が溜まっているママは意外と多いものです。
今回はそんな育児ストレスが溜まるとどうなるのか、ストレスフルなママが抱える体調不良やイライラの原因を解説します。忙しい子育てママでも実践できるストレス解消法もあわせてご紹介するので、参考にしてくださいね。
育児ストレスの原因とは?

育児ストレスとは、育児をするママなら必ず耳にする言葉です。子どもはママの思い通りに行動しないことがほとんどで、言葉や感情が伝わりにくい子どもと過ごすには、どんなママでも少なからずストレスを感じるでしょう。
まずはこの育児ストレスの原因を考えてみましょう。
多くのママに見られる育児ストレスの原因とは
育児ストレスの原因とは、
- 自分の時間が持てない
- 子どもを見守る責任からくる緊張状態
- 予定どおりに行動できない
- 周囲の理解、助けが得られない
- だれも頑張りを認めてくれない
などが基本的に考えられます。
育児とは子どもの命やどう情緒が育まれるのかを左右するという、大きな責任の伴うものです。さらに小さな子どもだと目が離せず、一緒に過ごすことの多いママは「重大な責任のある仕事を、自分の生活がままならないほど続ける」状態。育児を仕事に直すことはできませんが、もし作業量を考えるのであれば、相当な激務で大きな負担となるに違いはありません。
こんな重労働をしていても、育児はまだまだ「ママがやって当たり前」という風潮で、頑張りは認められにくいです。普段生活している中で「上手に生きていて偉い!」と褒められることはまずありませんよね。しかし、育児は生活の一環として見られているために、ママの仕事量に比べて認められる機会は少なく、育児ストレスの原因になってしまいます。
子どもの成長段階によっても育児ストレスの原因はたくさん
上記の育児ストレスの原因には、「小さな子ども特有」の悩みが多いと感じたかもしれません。ある程度大きくなると常に見張っておく必要もありませんし、子ども自身もできることが増えていくでしょう。
しかし、だからといって育児ストレスがなくなるわけではない点に注意が必要です。子どもが話すようになると「言うことを聞いてくれない」「何度言っても同じ失敗をする」、子どもとかかわる人間関係が広がるとお友達トラブルでも悩みは増えがちです。
そのため、「子どもが大きくなったんだから育児ストレスはない」と安易に決めつけないようにしましょう。子どもが何歳になっても、また違う種類のストレスが起こり、それにママが悩んでいるのも決しておかしいことではありません。
育児ストレスが溜まると何が起こる?

この育児ストレスがたまると、何が起こるのでしょうか。育児ストレスを自覚する前に引き起こる体調不良も考えられるため、今一度ママは自分の身体の変化に目を向けてあげてください。
頭痛、腹痛などの体調不良
ストレスからくる過緊張で、頭痛になったり腹痛が起きたりします。これは典型的なストレス症状であり、食欲不振や吐き気、寝られなかったり逆に寝すぎてしまったりする睡眠障害も体調不良に含まれます。
体調不良は加齢など他の原因でも起こりやすいため、ママ自身は原因が育児ストレスだと気づきにくいです。ポイントとして「以前よりも寝つきが悪い」「最近になって食欲がなく体重が減っている」など、前と比較して起こる体調不良を考えてみましょう。
心、精神に現れるストレス症状
育児ストレスは心や精神にも影響を及ぼします。
例えば「最近、ちょっとしたことでイライラするようになった」「以前ならカッとくることはなかったのに感情的になりやすい」「不安が強く、少し言い返されただけで落ち込んでしまう」などは、育児ストレスが原因で心が弱くなっている証拠です。
少しくらいイライラするのであれば問題はないかもしれませんが、人間関係がうまく築けない、外に出るのが億劫に感じるなどがあれば、心や精神に強いストレスがかかっていると考えましょう。特にママは子どもと過ごす時間が多いため、子どもにも当たってしまうため注意が必要です。
パパにやつあたり、常にイライラしやすくなることも
最後に一緒に過ごすパパへの八つ当たりや、過食や買い物依存など行動に現れるストレス症状です。
- パパや両親など他人に八つ当たりしてしまう
- 過食がやめられない
- 衝動買いや買い物が止められない
- 引きこもりがちになる
これらも育児ストレスが引き起こす典型例。周囲からのサポートがうまく受けられない場合や、一緒に暮らす大人であるパパからの理解が得られないと、強いストレスを感じるため注意が必要です。
これらの体調不良やストレス症状は、対策さえすれば和らげることができます。ストレスはママ一人が我慢しているといずれ限界がくるため、放置せずに育児ストレスと向き合う姿勢が大切です。
育児ストレスはどうやって解消する?

育児ストレスはどのように解消すればよいのでしょうか。今回は育児ストレスを感じているママに向けて、「考えたいこと」「やっておきたい行動」の3点をご紹介します。一つずつ見ていきましょう。
「ママは大変」「男女は不平等」などの情報をあえて見ない
今自分の育児ストレスが強いママは、ついSNSなどをチェックしていないでしょうか。SNSでは同じように奮闘するママを知れる一方で、「母親の大変さ」や「男女の不平等さ」を顕著に現した投稿も散見されます。
確かに、ママだけが育児をするのは腑に落ちませんし、苦労しているのに世の中の「母親」に対する風当たりの強さは理不尽に思いますよね。なぜママだけが、ママ友トラブルや子どもの養育環境構築に翻弄され、パパは働くだけで許されているのかを考えると理解できない風潮ばかりです。
しかし、この世の中の流れや男女の権利が平等になるのは、今ママが願ったところで解決できる問題ではありません。たった今直ることではないので、こうした強い思想が見える情報やSNSはあえて見ないことも大切です。
SNSは他のママが生活をするキラキラした面も伝えてきます。他の家庭と自分の状況を比べて、イヤな気持ちになることもあるかもしれません。もちろんわきまえてネット上のコミュニティを楽しむだけに活用するのはおすすめですが、ストレスが溜まっているときは多数の情報が飛び交うインターネットから離れる「デジタルデトックス」も大切です。
体をゆっくり休める
見える情報を少なくすることでストレスを緩和したら、次は頭や心だけでなく体調不良などの身体面に出る不調を直していきましょう。最近睡眠が足りていないと感じたら、ゆっくり休息できる時間を作るのもおすすめです。
ストレスを感じているママは、身体が過緊張状態になっていることが多いです。肩凝りや腰痛も体調不良につながるため、マッサージなどを利用してもよいかもしれませんね。リフレッシュすることだけに専念するようにしましょう。
外に出かける、子育てから離れる
最後は状況によっては難しいかもしれませんが、子どもと距離を作る方法です。子どもが小さいときは一時保育やベビーシッター、パパにお願いするなどしてママ一人の時間を積極的に作りましょう。育児だけに必死になっていると、自分の溜まった育児ストレスに気づけないこともあります。
一人の時間を作っておすすめしたいのは、外に出かけることです。子どもと一緒にいると行動範囲が狭まってしまいますが、ママ一人で身軽なショッピングやランチを楽しむと、心も体もリフレッシュできるはず。こうした時間は一度だけでなく、定期的に作って育児ストレスとうまく付き合っていきましょう。
まとめ
育児ストレスによっておこる体調不良や心の不調。「私さえ我慢していればOK」と自分のことを後回しにするママは多いのですが、実は危険な行動です。
ママの笑顔を守るというのは、子どもの笑顔を守ることにもつながります。親子で生きやすい環境を作るためにも、ぜひ自分のストレスにも目を向けてくださいね。
【参考】
育児ストレスの症状をチェック!限界を感じたときの発散・解消法を紹介【医師監修】 | 塾 テラコヤプラス by Ameba
9割のママが心身の不調を抱えながら子育て 体調不良トップ3は? – コクリコ|講談社
ワンオペ育児で離婚危機。ストレスによる体調不良の日々、大泣きする出来事が…。『ほしいのはつかれない家族』の著者・ハラユキさんにインビュー|たまひよ